Waffle、第５次男女共同参画基本計画素案に対するパブリックコメントを橋本大臣に提出しました

IT分野のジェンダーギャップ を埋めることをミッションとする一般社団法人Waffle（所在地：東京都渋谷区、代表理事：田中 沙弥果、以下Waffle）は、第５次男女共同参画基本計画素案の「第４分野　科学技術・学術における男女共同参画の推進」に対するパブリックコメントを取りまとめ、9月4日に内閣府男女共同参画局の橋本内閣府特命担当大臣（男女共同参画）にユース団体と共にユース提言書として提出してきました。

　今回のユース提言書は、公益財団法人ジョイセフのプロジェクト #男女共同参画ってなんですか？が主導し、Waffleの他に、Voice Up Japan、Japan Youth Platform for Sustainability、プラン・インターナショナル・ユースグループと共同で作成しました。
　第５次男女共同参画基本計画は策定後５年間の男女共同参画推進のためのガイドラインとなるものであり、本提言ではより多くの若者の声が反映されることを目的としています。
　橋本大臣とユース団体との意見交換の場では、大臣は各団体のもつ課題意識に熱心に耳を傾けられ、Waffleからは　これからの社会基盤を形作るIT分野におけるジェンダー平等の重要性についてお伝えしました。大臣は今回あがった1000件以上のパブリックコメントに対し、若者の熱意を感じ取り、今後も若者の意見を取り入れていくことに前向きな姿勢を示しました。

「第４分野　科学技術・学術における男女共同参画の推進」に対するWaffleの提言はこちらのリンクより閲覧可能です。（ https://waffle-waffle.org/2020/09/04/youth/ ）
 

• 私たちWaffleが政策提言に力をいれる理由

　Waffleは「IT分野のジェンダーギャップ を埋める」ために、女子中高生向けコーディングコース「Waffle Camp（ワッフル・キャンプ）」運営や、女子中高生向け国際アプリ・ビジネス・コンテストの日本チーム支援、企業と協働でイベントなどを実施してきました。
　しかし、日々女子中高生と接する中で痛感するのは、「IT分野のジェンダーギャップ を埋める」ためには女子中高生にITへの興味・関心を抱いてもらうだけでなく、文化・社会構造が変わらないと根本的には社会全体を変えることができないということです。
　今回、第五次男女共同参画基本計画の素案では、今後急速に変わっていく社会に対し制度面で危機感が薄い点などを言及したパブリックコメントを作成しユースの方々と提出しました。
　橋本大臣には、なぜIT分野における女性が少ないことが問題なのかについて説明し、現状から出来ることを洗い出すだけでなく、未来から逆算してどうあるべきかという視点で検討していただきたい趣旨を伝えました。
　引き続き、目の前の女子中高生たちがITスキルを身につけ仲間とともに自己実現できるよう後押しするのと同時に、社会全体を変える政策提言にも力を入れて活動をしていきたいと考えております。
 

• 男女共同参画基本計画とは

　男女共同参画基本法に基づき、国が2000年より策定している男女共同参画社会を実現するための5か年計画。2020年現在は、2015年に策定された第4次基本計画が適用されています。本年12月に第5次計画が策定され、来年から国のさまざまな施策に反映される予定です。
 

• 「 #男女共同参画ってなんですか」について

　「＃男女共同参画ってなんですか」は、 ⽇本政府が2020年8⽉1⽇からパブリックコメントの募集を開始した「第5次男⼥共同参画基本計画策定に当たっての基本的な考え⽅（素案）」にて、より多くの30歳以下の若者が意⾒を提出することで、ジェンダー平等や働き方などの面で多くの若者の声が反映された第5次計画が策定されることを目指すものです。
　プロジェクトを開始して以降、政府関係者や専⾨委員を迎え、30歳以下向けの勉強会など、積極的な活動を続けてきました。開始から1カ⽉半余りで、32団体が賛同、SNS（Twitter＆Instagram）のフォロワーは1900⼈。集まった意⾒は最終的に1,000を超え、日本政府に提出をしました。
　ジェンダー平等が進み、若者が生きやすい社会に自分たちで変えて行ける取組みを行っています。

Website：https://u30equal.com/
Instagram：https://www.instagram.com/u30genderequal/
Twitter：https://twitter.com/u30genderequal
 

• 一般社団法人Waffle（ワッフル）について

　一般社団法人Waffleは、IT分野のジェンダーギャップを埋めることをミッションに、2017年から活動しています（2019年度法人化）。日本国内の女子中高生をターゲットに、オンライン・コーディングコース「Waffle Camp（ワッフル・キャンプ）」の提供、国際的なビジネス・アプリコンテスト「Technovaton Girls（テクノベーション・ガールズ）」の日本支部の運営や、他企業と協働でIT教育イベントを実施しています。また、代表・田中は日本政府主催の国際女性会議WAW! 6thのユース代表として、ITやSTEM分野の女子教育の重要性を提言しています。これまでに延べ700名の方々に「IT分野のジェンダーギャップ 」や「ジェンダーバイアスと進路の影響」などのテーマで講演しています。2020年9月より東京都主催女性ベンチャー成長促進事業「APT Women」第5期生として採択されました。

団体名：一般社団法人Waffle
代表： 田中 沙弥果
ウェブサイト：https://waffle-waffle.org/