スウェージロック、KEVシリーズ・レギュレーターが日本国内での防爆認証を取得

過酷かつ危険な防爆エリアにおいて、より安全かつ効率的な圧力制御を可能とし、信頼性と生産性に優れた流体システムの構築に貢献します。

流体システム・コンポーネントの製造およびソリューションを提供するスウェージロック社（本社：米国オハイオ州ソロン、会長兼最高経営責任者：トーマス・F・ロジック）の日本法人である日本スウェージロックFST株式会社（兵庫県西宮市、代表取締役：小牧修）は、ヒーター付き減圧レギュレーター「Swagelok® KEVシリーズ・レギュレーター」が、ユーロフィンE&E CML社より爆発性雰囲気で使用する防爆構造電気機械器具型式検定を取得したことを発表します。KEVシリーズ・レギュレーターは、ATEX（欧州）、IECEx（国際）、CSA（カナダ、米国）など国際レベルの認証を複数取得しており、今回の国内防爆取得により、国内外の過酷かつ危険な条件下での使用が可能となります。また、本レギュレーターは韓国ガス安全公社の防爆認証KCsも取得しています。
                                                                                                
スウェージロック社は75年の歴史を持つ流体システム・ソリューション・プロバイダーで、あらゆるアプリケーションに適切なレギュレーターの組み合わせを提供することで定評があります。KEVシリーズ・レギュレーターは、液体サンプルの気化に使用できるほか、ガス・サンプルの予熱に使用することにより、ガス・サンプルの凝縮を防止することができます。本レギュレーターのヒーターは、プロセス流体の流路内に配置されているため、熱効率に優れ、制御温度範囲は23～193℃と、蒸気加熱式減圧レギュレーターと比較して高い安定性を備えています。

KEVシリーズ・レギュレーターは、温度調整器を内蔵しており、使用条件の変化による過加熱、それに伴う追加メンテナンスを防止することができます。内蔵の温度調整器は、PID制御により熱負荷が変化しても電力を制御し、幅広い環境下で信頼性の高い性能を発揮します。特に、周囲温度の変化やオペレーター操作による入力変化に対して、制御停止を防ぎ、コストのかかるダウンタイム（停止時間）を最小限に抑え、システム効率を最大化します。

KEVシリーズ・レギュレーターは、高い信頼性と一貫した性能、連続したオペレーションを実現することより、分析サンプリングや液体の気化などのアプリケーションに最適なソリューションを提供します。

スウェージロックの製品およびソリューションの詳細については、スウェージロック・ジャパンのウェブサイトをご覧ください。
https://www.japan.swagelok.solutions/

スウェージロック社について
年間売上高約20億米ドルのプライベート・カンパニーであるスウェージロック社は、オイル／ガス、化学／石油化学、半導体、輸送などの業界に向けて流体システム製品、アセンブリー、サービスの開発を行っています。米国オハイオ州に本社を置くスウェージロック社は、70カ国で200カ所以上の指定販売会社を展開し、また20カ所の製造施設、5カ所のグローバル・テクノロジー・センターでは5,500人を超える従業員が勤務しています。

スウェージロック・ジャパンについて
スウェージロック・ジャパンは、日本におけるスウェージロックの正規販売・サービスセンターとして、1973年に開設されました。約50年にわたり、さまざまな流体システム・サービス、製品、およびトレーニングを提供することにより、お客さまから信頼されるパートナーとしての地位を確立してきました。現在、スウェージロック・ジャパンは兵庫県西宮市と神奈川県横浜市に拠点を置き、200名以上の社員が半導体、化学／石油化学、輸送業界のお客さまのニーズに応え、流体システムの設計や組み立てサービス、実践的な専門トレーニング・プログラムなどを提供しています。