第72回全国カレンダー展最高位となる「経済産業大臣賞」を受賞　

2021年版「偉人の生涯と筆跡カレンダー」

ミサワホーム株式会社

2020年12月24日 15時00分

ミサワホーム株式会社（代表取締役社長執行役員磯貝匡志）の制作した2021年版カレンダー「偉人の生涯と筆跡カレンダー（ウジューヌ・アンリ・ポール・ゴーギャン）」が、第72回全国カレンダー展（主催：一般社団法人日本印刷産業連合会、フジサンケイビジネスアイ）において、応募作品443点の中から部門賞(※1)である金賞を受賞し、さらにその中から選出される上位賞の経済産業大臣賞(※2）を受賞しました。

カレンダー表紙

全国カレンダー展におけるミサワホームカレンダーの入賞は通算22回目、うち上位賞にあたる経済産業大臣賞受賞は、ショパン(2019年)、ベートーヴェン(2020年)、に続き3年連続 10回目となります。

ミサワホームは、「住まいは、巣まい」をテーマに家づくりに取り組んできました。カレンダーについても、インテリアの一つとして飾っていただけるようシンプルなデザインにするとともに、過去の偉人たちの功績を紹介することで、その紙面がきっかけとなり親子のコミュニケーションが育まれることを願って制作しています。

1988年から続く「偉人の筆跡」シリーズは、世界や日本の過去の偉人たちが、手紙や日記などに残したサインや数字などを収集しデザインしたカレンダーです。当初は、“画家”や“建築家”など、その年ごとに共通のテーマを設定して毎月一人ずつそのジャンルの偉人を取り上げるという構成でしたが、2009年版からはこれをリニューアルし、毎年一人の偉人の生涯と筆跡にスポットを当てています。同じ人物を月ごとに様々な角度から紹介することで、その人生を深く掘り下げ、より内容の濃い仕上がりとしています。

今回取り上げた偉人「ポール・ゴーギャン」は実業家から画家に転身した異色の経歴の持ち主。新聞記者の父を持ち、ゴーギャン自身の寄稿文が新聞に掲載されたこともあり、企画、執筆、挿画までも自ら手掛けた新聞まで発刊しており、自筆の手紙も残されています。今回のカレンダーは、それらの手紙などに残された筆跡をもとに構成、レイアウトし制作されました。

ミサワホームは、今後もカレンダー制作を通して過去の偉人たちの功績を紹介し、文化の発展に寄与するとともに、お客様ご家族のコミュニケーション向上のお手伝いをしていきたいと考えています。

《2021年版カレンダーの概要》
◆取り上げる偉人：ウジューヌ・アンリ・ポール・ゴーギャン
34歳で株式仲買人から画家に転身した異色の天才。1872年知人の紹介でパリの株式仲買人となり、実業家として成功を収め、裕福な生活を送っていました。休日に絵を描き、1876年にサロンに初入選。1882年に金融恐慌が起きると、翌年職を辞し、画家になります。1886年芸術家の集まるブルターニュに来ました。ここで印象派から抜け出し、ゴーギャンは独自の絵画「総合主義」を確立します。1888年ゴッホの誘いで共同生活が始まりますが、ゴッホの耳切事件をきっかけに2か月で破綻。1891年タヒチ島への旅で現地の自然と、現地人との野性的詩的生活に触れ、ゴーギャンの絵画手法を広げていくことになりました。1度はパリに戻り、個展でタヒチ作品を発表するものの、パリの人々にはタヒチの神秘と美が理解されませんでした。1895年2度と戻らぬ覚悟で再びタヒチへ。
汚れた文明社会を捨てようとしたゴーギャンの絵と言葉が、今、私たちの心に社会のありように語りかけてきます。