文京区立森鴎外記念館 2021特別展 「観潮楼の逸品-鴎外に愛されたものたち」
文豪・森鴎外の身の回りの品や、鴎外の住まいであった観潮楼(かんちょうろう)を彩った逸品を一挙にご覧いただく特別展を開催いたします。
本展覧会では、硯や筆洗などの文具、印章類、客間を彩った書や絵画、身回品、収集した旧蔵本の一部等々、鴎外が時に購入し、時に譲り受けた逸品、およそ70点をご紹介いたします。
鴎外の身近で鷗外を見守ってきた「もの」たち。そこには歴史があり、物語があります。鴎外に愛されたものたちを通して、洗練された意匠や精巧な細工を味わうとともに、それらを使用していた鴎外の姿や、飾られていた観潮楼に思いを馳せながらご鑑賞ください(上記画像は鷗外愛用の文具類)。
展示資料(一部) ※会期中に一部展示替えがあります。
<鴎外が使ったものたち>
・文具/端渓 硯…蓋付の硯。墨が固まって残っている。
・文具/獅子型水差…精巧に作られた獅子型の水差。一部に七宝と思われる装飾が残る。
・机/脇机…明治44年に鴎外が発注して作られた小机。
・印章/森氏高湛、観潮楼主、曽在豊国…北九州の小倉に赴任して間もない明治32年9月に入手した
三顆一組の落款印。
・喫煙具/葉巻切…海外製とみられるシガーカッター。鷗外は葉巻を愛煙していた。
・身回品/手袋…鴎外が逝去の直前まで使用していた衣服のポケットに入っていたもの。
・書棚整理残票…鴎外が所蔵本を整頓する際に用いた手書きの分類票。
<観潮楼を飾ったもの>
・扁額/賓和閣…明治43年に部下の軍医から贈られた扁額。鴎外は「賓和閣」の意味を
「お客が仲よくする所」と長男・於菟に説明したという。
・美術品/竹内栖鳳「楳雀図」…鴎外と共に文部省美術展覧会(文展)の
審査員を務めた栖鳳が「小品ながら己れの意に適った作」として鴎外に贈った作品。
・美術品/宮芳平《歌》…大正4年、鴎外が宮から購入した油彩画。
・書/西園寺公望「才学識」…大正5年、元老・西園寺が鴎外に請われ揮毫したもの。
実は鴎外の友人・賀古鶴所の依頼だったが、西園寺が「鴎外先生嘱」と書いたため、
鴎外は賀古のために後日改めて依頼したという。鴎外の書斎に飾られた。
会期等概要
・会期 2021年4月3日(土)~6月27日(日)
・主催 文京区立森鴎外記念館 https://moriogai-kinenkanjp
・協力 森鴎外記念会/森鴎外記念館(津和野)
・会場 文京区立森鴎外記念館 展示室1・2
・休館日 毎月第4火曜日(4/27・5/25・6/22)
・開館時間 10時~18時(最終入館17時30分)
・観覧料 500円(20名以上の団体400円)
・展示監修 山崎一穎氏(森鴎外記念会顧問、跡見学園女子大学名誉教授)
※関連講演会、展示解説等の関連事業につきましては、ホームページにて最新情報をお知らせいたします。
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