高線量率密封小線源治療装置「BRAVOS」国内第1号機が10月22日 京都大学病院より受注
「BRAVOS」は5年以上の研究に基づき開発をされ、他のVarian製品とも親和性が高く統合化されたシステムで、小線源治療の手順をよりシンプルに、ワークフローの効率化に貢献する製品です。なお、京都大学医学部附属病院は日本ではじめての「BRAVOS」の臨床稼働を2022年春頃の予定としています。
密封小線源治療は、局所的に高線量を照射することができ、周囲の正常な臓器への線量の低減にも貢献することができます。「BRAVOSアフターローダーシステム」は、付属のCamScale(カムスケール)を使用して、特徴的な線源停止位置の精度検証、精度管理を提供します。安全性に配慮されたBRAVOSは、照射前の距離測定機能により、計画上の治療長と実際の治療長の差を測定・補正することができ、ユーザーは治療室でBRAVOSマシンのタッチパネルを使用してこの機能を実行できます。また、BRAVOSは緊急のトラブルが発生した場合、Varian製リニアックと同様にリモートメンテナンスシステムであるSmartConnect(スマートコネクト)を使用して病院のマシンを遠隔でサポートすることも可能です。
京都大学医学部附属病院放射線治療科教授の溝脇尚志先生は、「私たちはBRAVOSの機能に大きな期待を寄せています」と述べられ、「BRAVOSにより、高線量率密封小線源治療のワークフローを改善することができることを期待しています。特に、Eclipse(エクリプス)内のBrachyVision(ブラキビジョン)を利用して治療計画を行えることは、外照射の治療計画にEclipseを長年使用している私たちにとって大きな利点であり、将来的には両者の線量分布の最適化も視野に入れております。BRAVOS導入に伴い新しいアプリケーターの使用を開始するため、治療の手技、オプションも拡大し、より最適な小線源治療が提供されると確信しています」と期待を寄せられていらっしゃいます。
BRAVOSの詳細については、https://www.varian.com/ja/products/brachytherapy/afterloaders-applicators/bravosを参照してください。
当社では、放射線治療を幅広くカバーできる製品群をこれからも提供し、小線源治療や外部照射を含む放射線治療全体を包括的にサポートしていきます。
■Varian について
Varian の掲げるビジョンは、「A world without fear of cancer(がんの脅威に負けない世界)」です。 70 年以上にわたって、世界中の医療従事者の皆さまが何百万人もの患者さまを治療できるように、革新的ながん医療技術とソリューションを開発、構築、そして提供してきました。 Intelligent Cancer Care(インテリジェント センサー ケア)のアプローチにより、AI、機械学習、データ分析などの先端技術を活用して、がん治療を強化し、治療へのアクセスを拡げています。 約70 拠点の約 10,000 人の社員が、がん医療における新たな勝利を後押しする中で、当社は患者さまと医療従事者の皆さまを自分たちの考えの中心に位置づけています。世界中の皆様のがんとの闘いは私たちの闘いだからです。バリアンは、2021 年 4 月 15 日 にSiemens Healthineers (シーメンスヘルシニアーズ)との組織統合が完了し、1つの会社となりました。バリアンはSiemens Healthineers の一員として、共にがん医療に貢献していきます。
詳しい情報は、http://www.varian.com/ja をご覧ください。
会社名:株式会社バリアン メディカル システムズ
代表者:代表取締役 ケネス・タン
資本金:4億9,000万円
設立:1999年3月
所在地:東京都中央区日本橋兜町5番1号 兜町第1平和ビル
URL:http://www.varian.com/ja
事業内容:医療用機器、衛生設備機器及び関連部品・付属品の設計、製造、販売、据付、修理、保守及び輸出入、電子機器及び関連部品・付属品の設計、製造、販売、修理、保守及び輸出入、上記業務に関連又は付随する技術指導、技術支援及び技術コンサルティング
主要取扱品目:米国 Varian Medical Systems 社製医療用リニアックをはじめとする放射線治療システム及び関連システム
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