離婚の3人に1人が50代以上──「熟年離婚」時代における新たな出会いのかたちとは？

人生経験豊かな50代が婚活市場の主役に。離婚経験者を応援するマッチングアプリ「Marri Marriage（マリマリッジ）」が注目集める

ベリシュア株式会社

2025年5月12日 10時00分

近年、「熟年離婚」と呼ばれる50代以上の離婚が社会現象となりつつあります。

厚生労働省が発表した人口動態統計（2022年）によると、年間の離婚件数は約18.4万件。そのうち、50代以上の離婚は約6万件超にのぼり、全体の3分の1を占める状況です。また、結婚期間20年以上の離婚は約3.7万件に達しており、「長年連れ添った夫婦」の離婚も年々増加しています。

この背景には、次のような社会的変化が影響していると指摘されています。

平均寿命の延伸による「人生100年時代」への突入
子どもの独立・退職後に価値観のズレが表面化
女性の経済的自立・再婚への意識変化
「卒婚」「別居婚」など新しい夫婦のあり方の浸透

とくに注目されるのは、「同居期間20年以上の離婚が全体の23.5％（2022年）」に達し、過去最高を記録していることです（※1990年頃は15％未満）。長期の結婚生活を経て、あらためて「自分の人生を見つめ直す」という選択をする人が増えている現実が浮かび上がっています。

こうした背景を受け、ベリシュア株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役：田中大洋）は、離婚経験者やバツイチに理解のある方を応援する婚活マッチングアプリ「Marri Marriage（マリマリッジ）」を運営しています。

「Marri Marriage」は、離婚歴の有無を問わず、離婚経験者に理解のある方同士が自然体で出会える場を提供。真剣な再婚希望者はもちろん、新たな人生のパートナーを探すすべての方々に支持されています。

【50代層の存在感が拡大：アクティブユーザーデータから】

直近1年間（2024年4月～2025年3月）の「Marri Marriage」アクティブユーザーを見ると、全体の約17.7％が50代となりました。

人生経験豊かな50代層が、5〜6人に1人の割合で新たな出会いを求め、活躍している状況です。これにより、50代もマッチング市場における重要なターゲット層へと成長していることが明らかになっています。

人生経験を重ねた50代世代は、仕事や子育てといった人生の一大イベントをひと通り経験し、自己理解や価値観がより確立された世代とも言えます。恋愛や結婚においても、「ときめき」よりも「信頼」「安定感」「人生観の一致」といった本質的な要素を重視する傾向が強く、無理のないペースで心地よい関係を築ける相手を求める声が増えています。

また、健康寿命の延伸やセカンドライフへの関心の高まりと相まって、「人生の後半を誰とどう過ごすか」というテーマが、かつてないほど重要視されています。そうしたなかで50代層は、「安心して将来を語れる関係」を築くことに意欲的であり、マッチング市場においても信頼性と成熟を兼ね備えたパートナー層として、今後ますます存在感を高めていくと考えられます。