スーダン生まれのパラアスリートと元車いすバスケットボール日本代表が、アフリカとスポーツの可能性に迫る!
7月4日(日)マンスリーサポーター募集キャンペーン中のA-GOALプロジェクトが、茨城県ユニセフ協会とオンラインイベントを開催
1.イベント概要
【パラアスリートと見てみよう!~アフリカとスポーツ~】
『スーダン生まれの全盲のパラアスリート』と『アフリカ経験のある元車いすバスケット日本代表』がアフリカとスポーツの可能性に迫ろう!
アフリカ出身のパラアスリート、アフリカでJICA海外協力隊としても活動経験がある日本のパラアスリートがトークを交わすことで、障がい当事者から見る「アフリカ」「スポーツ」を深め、今後のアフリカにおけるスポーツの価値、可能性を探ります。
日時:2021年7月4日(日)15:00~16:30
対象:誰でも参加可能(定員:90名程度)
実施方法:zoomを使用
言語:日本語(字幕表示対応あり)
参加申込:Peatixより参加チケットを取得
https://africasport.peatix.com/
2 登壇者
モハメド・オマル・アブディン氏
(スーダン出身・ブラインドサッカー選手・全盲・「わが盲想」著者)
1978年、スーダンの首都ハルツームに生まれる。生まれたときから弱視で、12歳のときに視力を失う。19歳のとき来日、福井県立盲学校で点字や鍼灸を学ぶ。その後、母国スーダンの紛争問題と平和について学びたいという思いから、東京外国語大学に入学。同大学の特任助教を経て、現在は学習院大学法学部政治学科特別客員教授。著書に自らの半生と、見たことのない日本をどのように感じてきたかを描いた『わが盲想』(ポプラ社)がある。2016年に帰化し、ブラインドサッカー(視覚障害者5人制サッカー)では「たまハッサーズ」のストライカーとして日本選手権3度の優勝貢献し、日本代表強化指定選手にも選ばれた経歴もある。
神保康広氏
(車いすバスケットボール選手元日本代表・パラリンピック4大会連続出場・元JICA海外協力隊)
1970年、東京都墨田区生まれ。16歳の時にバイクの事故で脊髄損傷に。失意と絶望の中、約2年間に渡り引きこもりの生活を送った。1988年、熱心な友人の勧めで車椅子バスケットボールを始め、1990年からは名門「千葉ホークス」で活動。以後、日本選手権3連覇を含む、6度の全国制覇に貢献。また、1992バルセロナ、1996アトランタ、2000シドニー、2004アテネパラリンピックに、日本代表として4期連続出場。2006年に自身の海外経験を活かすべく、国際協力機構(JICA)の活動でマレーシアに渡り、同国で車いすバスケの普及とナショナルチームのコーチに就任。2015年秋、日本パラリンピック委員会(JPC)派遣事業で、アフリカ・ジンバブエ国の短期普及活動に従事し、翌年も再訪。2017年4月からは本業の傍ら、日本財団パラリンピックサポートセンターの「あすチャレ!スクール」講師を務める。
3 主催・共催・運営団体
■ 主催
▶︎茨城県ユニセフ協会
茨城県ユニセフ協会は日本ユニセフ協会の地域組織として、2010年に設立いたしました。世界の子供たちの生存・発達・保護・参加のためのユニセフ活動を、茨城県内において促進することを目的としています。
■ 共催
▶︎ 一般社団法人 A-GOAL
アフリカ各地の地域スポーツクラブ(サッカー・ランニング・バレーボールなど)と連携し、緊急支援やSDGs達成に向けた支援を行う「ローカルスポーツハブ支援プロジェクト」です。現在は、新型コロナの影響を受け生活に困窮した人々を「スポーツの力」で支援しています。
★マンスリーサポーター募集中 https://syncable.biz/campaign/1681/#menu
■運営
▶︎WITH PEER
セネガルでスポーツを通じて、PEERと共に「障害者」の可能性を広げる人づくり・コミュニティづくりを行う団体です。パラスポーツ振興やユニバーサルスポーツを通じた地域共生コミュニティづくりなどで、PEERと共に「障害」なき世界を目指しています。
▶︎インクルーシブ社会の構築 くつばこ+
『みんなで楽しく、ちょっと社会を変えられたら』をモットーとするくつばこ+は、2017年に創設された団体をルーツとし、2021年度からインカレサークとして活動しています。くつばこは、障害や性的マイノリティの当事者とその仲間にとって、大学とは別の居心地の良い居場所。そしてまた、多様な人が多様なままに生きられる環境を作るきっかけを社会に提供できるような団体でありたいと思っています。「このままの社会ではいけない」という思いを原動力に、勉強会や手話教室、オンライン家庭教師、イベントの開催、ボランティアなど、メンバーの興味の赴くままに幅広いものごとに取り組んでいます。
4 茨城県ユニセフ協会・A-GOAL共催「スポーツを通した国際協力」連続セミナー第1回報告
第1回目は学生団体「OMUSUBI」とも連携し、アフリカ出身のアスリートやアフリカにルーツあるアスリートとオンラインUNDOKAIで交流しました。
こちらのセミナーについては、読売新聞(関西版・6月22日付夕刊)に掲載されました。
5 一般社団法人A-GOALの紹介
2020年5月よりケニア・ナイジェリア・マラウイで、現地20の地域スポーツクラブと連携し、新型コロナウイルス対策支援として食糧や衛生用品などの緊急支援を実施してきました。支援者数はこれまでに約2000世帯・約10000人に上ります。
A-GOALプロジェクトは、コロナ禍のアフリカへの支援事業継続、また「アフリカと日本を繋ぐプラットフォーム」の拡大を目指し、月額寄付型クラウドファンディングを実施しています。
▼クラウドファンディング概要
期間:2021/5/28(金)~7/12(月)
目標:月額寄付サポーター70人
対象者:A-GOALの活動に賛同してくださる皆さま
方法:Syncableのキャンペーンページhttps://syncable.biz/campaign/1681/ から寄付金額を選択
返礼:メールマガジン(月1回程度)、Facebookコミュニティ(A-GOALサポーターズ)参加権
・現地のスポーツクラブと連携し支援を届ける「A-GOALプロジェクト」
A-GOAL(Africa - Global Assist with Local Sport Clubs)は、2020年5月にコロナ禍のアフリカ支援を目的として立ち上がりました。
プロジェクト立ち上げから1週間後の5月28日、ケニアで「地域サッカークラブ」をハブにした食糧支援・感染症予防支援を実施。155世帯(798名)に約2週間分の食料(米・ウガリ粉(ケニアの主食)・砂糖・塩・油など)と石けんなどの感染症予防の支援を行いました。
A-GOALの支援の特徴は、サッカークラブなどの現地の「地域スポーツクラブ」を通じて支援物資を届けてきたところです。
地域住民自らが運営し、これまでもスポーツ指導以外に地域の課題を解決するための活動を行っていたスポーツクラブは、選手やその家庭、学校など幅広いネットワークを持っています。
地域のことをよく知るスポーツクラブと連携することで、本当に困窮している人たちに、必要な支援物資を、確実に届けることができます。
私たちは、そんな「地域に密着した支援の形」を大切にしています。
・受益者10,000名突破までの道のり
2021年3月、支援物資を届けることができた受益者が2,000世帯/10,000名を突破しました。
3度にわたり実施したクラウドファンディングでは、合計300名以上の方からご支援を頂き、5回にわたって実施してきたオンラインイベントでは100名以上の方に寄付付きのチケットを購入して頂きました。
現在、A-GOALは3ヵ国に支援物資を届け、21のスポーツクラブと連携しています。国内外でA-GOALプロジェクトを支える運営メンバーは52名。161名のサポーター(Facebookグループ登録)からの日々の応援も活動を後押ししています。
・2年目のA-GOALが目指すのは「アフリカと日本を繋ぎ、持続可能な社会を目指すプラットフォーム」
活動を続けるなかで、より強くなってきたのが「日本とアフリカを繋げたい」という思いです。
現地のパートナーとやりとりする中で感じたのは、苦しい状況でも明るく前向きな彼らのエネルギーの大きさ。また、「アフリカの人々とともに」という思いをもった支援者・サポーターの方々のネットワークの広がりも、予想以上のものでした。
「新型コロナにより生活に困窮しているアフリカの人たちをサポートしたい」そんな思いで立ち上がったA-GOALでしたが、わたしたちもまた、アフリカの人たちの前向きな考え方やエネルギーに助けられていたのです。
だからこそ、これからもスポーツを通して、アフリカの人たちと、日本のあらゆる人たちを繋げたい。
そんな思いから、設立2年目を迎える今年、A-GOALの法人化を決定。「スポーツを軸にアフリカと日本を繋げ、持続可能な社会の実現を目指す」という新たなビジョンのもと、「A-GOALをアフリカと日本を繋ぐプラットフォームにすること」を次の大きな目標にすることを決めました。
生活に困窮するアフリカの人々の支援を継続しながら、「アフリカとスポーツ」を軸に、様々な人達が繋がれるコミュニティをつくっていきます。
▼団体概要
団体名: 一般社団法人A-GOAL
代表理事:岸卓巨
公式HP: https://a-goal.org/
▼問い合わせ先
A-GOALプロジェクト(担当:竹田、青柳)
support@a-goal.org
070-2644-6234
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