サステナビリティ経営の新たなキーワード「ネイチャー・ポジティブ」。ソーシャルインパクト・リサーチ、企業の自然関連財務情報開示を支援するサービスを4月1日より提供開始

〜生物多様性ビッグデータを活用して企業活動の生物多様性に与える影響を定量的に評価し、企業のサステナビリティ経営をサポートします〜

株式会社ソーシャルインパクト・リサーチ(本社：東京都新宿区、代表取締役：熊澤拓、以下ソーシャルインパクト・リサーチ)は、生物多様性ビッグデータを活用した生物多様性の保全を研究する琉球大学久保田康裕教授の研究チームが立ち上げた株式会社シンクネイチャーと共同で、TNFDフレームワークに基づく企業の自然関連財務情報開示を支援するサービス「TNFDネイチャー・ポジティブ伴走支援サービス」を2022年4月1日より提供開始いたします。

ソーシャルインパクト・リサーチは、企業活動の社会的価値を第三者の立場から客観的に評価する「社会的インパクト評価」を軸に、企業のサステナビリティ経営を支援する各種サービスを提供しております。ソーシャルインパクト・リサーチの社会的インパクト評価は、投資家が責任ある投資を行う際の判断材料として、また企業が自身のESG活動を客観的に評価するための手段として、約100社以上の採用実績があります。

近年、「ネイチャー・ポジティブ」すなわち企業活動における生物多様性保全への配慮が、金融セクターにおける重要な投資判断材料としてクローズアップされるようになりました。2021年に国連開発計画(UNDP)、世界自然保護基金(WWF)、国連環境開発金融イニシアチブ(UNEP FI)、英NGOグローバル・キャノピーの4機関の主導による「自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)」が発足し、企業活動の自然環境への依存度や自然環境への影響に関する情報開示のフレームワークが議論されています。ネイチャー・ポジティブでない企業は淘汰される時代が到来しようとしています。

このような状況に対しソーシャルインパクト・リサーチは、生物多様性ビッグデータを活用した生物多様性の保全を研究する琉球大学理学部生物系久保田康裕教授の研究チームが立ち上げた株式会社シンクネイチャーと共同し、TNFDフレームワークに基づく企業の自然関連財務情報開示を支援するサービス「TNFDネイチャー・ポジティブ伴走支援サービス」を2022年4月1日より提供開始することといたしました。


■「TNFDネイチャー・ポジティブ伴走支援サービス」の特徴

1. TNFDフレームワークに基づく情報開示を支援
自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD）は2022年3月15日に情報開示フレームワークのドラフトβ版をリリースしました。本サービスはいち早くTNFDフレームワークを取り入れてネイチャー・ポジティブを重視する機関投資家のニーズに応える情報開示を実現し、企業のサステナビリティ経営を支援します。

2. 企業活動の生物多様性に与える影響を定量的に評価
株式会社シンクネイチャーの有する生物多様性ビッグデータ活用技術により、日本全国あらゆる場所の動植物の種の空間分布を予測することが可能です。この技術により、企業活動や行政の環境政策が生物多様性に与える影響を定量的に評価することが可能となります。

3. TCFD他の非財務情報開示も合わせて支援
ソーシャルインパクト・リサーチは、企業活動の社会的価値を第三者の立場から客観的に評価する「社会的インパクト評価」を軸に、企業のサステナビリティ経営を支援する各種サービスを提供しております。気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)のフレームワークに基づく気候関連財務情報開示や、その他の非財務情報開示もあわせて支援可能です。


■「TNFDネイチャー・ポジティブ伴走支援サービス」の概要

「TNFDネイチャー・ポジティブ伴走支援サービス」は主に以下のサービスメニューによって構成されています。依頼主企業様のご要望や実情に合わせて最適なサービスを提供いたします。以下に記載のない事案についても相談に応じます。お気軽にご相談ください。

1.生物多様性インパクトの見える化
企業活動が生物多様性に与えている影響を測定、または生物多様性ビッグデータを用いた理論値算出を行い、指標を用いて可視化します。

2.生物多様性インパクトのアセスメント
計画中の事業が生物多様性に与える影響を、マクロ生態学の理論と生物多様性ビッグデータを用いて定量的に予測します。

3.生物多様性リスクおよび機会の特定
企業活動が特定の生物資源に依存することで生じるリスクを特定しリスク回避のための提案をいたします。また、地球温暖化や自然保護活動などによる生物多様性の変化によって生じるビジネスチャンスについても特定します。

4.TNFDフレームワークに基づく年次報告書の作成支援
自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)の公表した情報開示フレームワークのドラフトβ版では、企業の自然関連財務情報を、統合報告書の一部や独立したサステナビリティ報告書の形で定期的に情報開示することを求めています。TNFDフレームワークに基づく年次報告書の作成を支援いたします。


■ 今後の展開

1.コンソーシアム型支援
特定の生物資源に関わる複数企業の共同事業体(コンソーシアム)を対象とした伴走支援サービスの提供を予定しております。詳細の決まり次第、プレスリリース等を通じてお伝えいたします。
例）コンソーシアム型「TNFDネイチャー・ポジティブ伴走支援サービス（パーム油）」
例）コンソーシアム型「TNFDネイチャー・ポジティブ伴走支援サービス（サンゴ礁生態系）」

2.ネイチャー・ポジティブ・インパクト投資ファンドの組成
ネイチャー・ポジティブな企業の資金調達手段として、投資ファンド組成サービスの提供を予定しております。ソーシャルインパクト・リサーチがゼネラルパートナー(ファンド管理運営者)となり、ファンドの組成、リミテッドパートナー(出資者)募集、投資、分配、他ファンドの管理運営を行います。詳細の決まり次第、プレスリリース等を通じてお伝えいたします。


■ 株式会社ソーシャルインパクト・リサーチについて

ソーシャルインパクト・リサーチは、企業活動の社会的価値を第三者の立場から客観的に評価する「社会的インパクト評価」を軸に、企業のサステナビリティ経営を支援する各種サービスを提供しています。ソーシャルインパクト・リサーチの社会的インパクト評価は、投資家が責任ある投資を行う際の判断材料として、また企業が自身のESG活動を客観的に評価するための手段として、約100社以上の採用実績があります。

商号　　　　： 株式会社ソーシャルインパクト・リサーチ
代表者　　　： 代表取締役　熊澤　拓
所在地　　　： 〒162-0808 東京都新宿区天神町68　滝沢68ビル5F
設立　　　　： 2010年10月1日
事業内容　　：
社会的インパクトの評価及び測定、インパクトマネジメントに関する事業
社会的インパクト投資に関する事業
社会的インパクトに関するデータ解析、調査研究事業
社会的インパクト等に関する各種コンサルティング事業
社会的ベンチャー企業・ビジネスに関する経営支援、インキュベーション事業
社会的インパクト等に関する教育、研修、セミナー、講演会等の実施
社会的インパクト等に関する情報提供、政策提言
社会的インパクト等に関する出版物等の執筆、発刊
資本金　　　： 1,000万円
ウェブサイト： http://www.socialimpact-research.org/


■ 株式会社シンクネイチャーについて

株式会社シンクネイチャーは、最先端のデータ解析を通して、生物多様性、生態系機能、生態系サービスの保全、生物資源の持続的利用に関するソリューションを提案しています。
これまで、企業活動の生物多様性に与える影響を定量的に評価するための有効な手法は存在せず、「ネイチャー・ポジティブ」を重要な投資判断材料として位置付ける機関投資家も客観的な投資判断を行うことは不可能でした。
この社会的課題を解決するため、株式会社シンクネイチャーは、マクロ生態学の理論と生物多様性ビッグデータを活用して企業活動の生物多様性に与える影響を定量的に評価する手法を開発しました。株式会社シンクネイチャーの提供する定量的評価は、企業活動が自然環境に与える影響を、生物多様性の保全再生効果や生物絶滅リスクの増加効果といった数値測定可能な指標として表現し、企業の様々な活動を共通の「ものさし」で比較することを可能にします。
商号　　　　： 株式会社シンクネイチャー
代表者　　　： 代表取締役　久保田　康裕
所在地　　　： 〒902-0065 沖縄県那覇市壺屋1丁目25番13-101号
設立　　　　： 2019年８月30日
事業内容　　：
生態系・生物多様性の可視化技術開発とデジタルツイン化
生物多様性の評価及び測定
自然環境の保全利用に関する政策提言
生物多様性を見える化するアプリケーションの開発
生物多様性に対する企業活動インパクト評価
ネイチャー・ポジティブ事業の実効性評価
資本金　　　： 30万円
ウェブサイト： https://thinknature-japan.com/


■本件に関するお問い合わせ先
企業名　　　： 株式会社ソーシャルインパクト・リサーチ
担当者名　　： 河合朋子
電話　　　　： [phone]
電子メール　： [e-mail]