エコノミクスデザイン、インテージと業務提携

ノーベル経済学賞受賞理論に基づく、新たなプライシングソリューションを提供開始

　株式会社エコノミクスデザイン（本社：東京都新宿区、代表取締役兼共同創業者：今井 誠、以下EDI）は、株式会社インテージ（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：檜垣 歩、以下インテージ）と業務提携契約を締結し、新たなプライシングソリューション「BDMオークション」の提供を開始することをお知らせいたします。 

• 業務提携の背景 

　2022年以降、急激な円安や原油高に伴う原材料高騰により、多くの商品やサービスの価格改定が相次いでいます。このような状況下で生活者側も価格の変化に敏感になっており、値上げの幅を誤れば生活者の購買意向が大幅に低下し、競争力の喪失や市場シェアの急減につながる可能性があります。その結果、利益を確保するための値上げがかえって利益減を招くことになりかねません。こうしたリスクを避けるためには、生活者の購買行動や価値観の変化を的確に捉えた適正価格の探索が求められており、価格戦略に関するサービスやコンサルティングのニーズが高まっています。そこで、インテージとEDIは業務提携を行い、経済学の知見を活用した価格調査手法を日本の消費者において適用できるように実用化しました。 

• 提供サービス：「BDMオークション」 

　今回提供を開始する「BDMオークション」は、ノーベル経済学賞を受賞したVickreyのオークション理論に基づいた、精度の高い価格調査手法です。オークション形式の調査を通じて、参加者に実際にお金を使う決断を求めることで、仮想環境下でも正確に消費者の支払意思額（WTP）を測定することができます。 

　これまで調査環境での実施が難しいとされていたこの手法を、EDIの研究知見や技術開発要素（特許出願中）とインテージの調査知見を組み合わせることで、マーケティングリサーチ手法として実用化しました。BDMオークションを用いることで精度の高いWTPの測定を実現し、さらに調査結果とインテージのデータ基盤を利用したより高度な売上・利益予測が可能となります。 

• 本サービスの展開と今後の展望 

　まずは、日用雑貨・化粧品業界のお客様向けにご提供し、今後幅広い業界への展開も検討してまいります。EDIとインテージは、今後も経済学の知見を活用した革新的なソリューションを提供し、企業の価格戦略を強力にサポートいたします。 

【株式会社エコノミクスデザイン】 https://econ.news/ 

　株式会社エコノミクスデザイン （Economics Design Inc.）は、経済学を基盤としたビジネスコンサルティングを提供する企業です。「経済学でビジネスを科学する」をミッションに掲げ、ビジネスに有益な学知とビジネスを紐づけ、その便益を最大限享受できる仕組みを提供しています。慶應義塾大学、大阪大学、関西学院大学、一橋大学、東北大学などの多くの研究者が在籍し、強力な知識基盤を支えています。 

【株式会社インテージ】 https://www.intage.co.jp/ 

　株式会社インテージは1960年に創業。インテージグループとしてアジアNo.1*であるマーケティングリサーチ／インサイト事業に加えてマーケティングソリューション事業を展開し、9か国の海外拠点とともに国内外の企業・団体のマーケティング活動を総合的に支援しています。事業ビジョンとして“Create Consumer-centric Values”を掲げ、深い生活者理解とデータ活用の高度化による顧客企業支援を通じ、生活者の幸せの実現を目指しています。 

*「ESOMAR's Global Top-50 Insights Companies 2024」に基づく（グループ連結売上高ベース） 

【本件に関するお問い合わせ】 

■株式会社エコノミクスデザイン 

丸茂（まるも） 

[e-mail]

■株式会社インテージ エクスペリエンスデザイン本部 リサーチ事業推進部 

住吉（すみよし）・立花（たちばな） 

https://www.intage.co.jp/contact/ 

【報道機関からのお問い合わせ先】 

■株式会社エコノミクスデザイン 

サイト「お問い合わせフォーム」 https://econ.news/contact/