中小フォワーダーをITで支援し貿易物流業界の構造改革へ 貿易SaaS製品「Beyond TheBook」を自社開発・販売開始
~フォワーダーと荷主をつなげるクラウド案件管理サービス~
株式会社フォーカスシステムズ(東京都品川区、代表取締役社長:森啓一、以下「当社」)は、自社開発した貿易物流業界の中小フォワーダー*1向けクラウド型案件管理サービス「Beyond TheBook*2」(以下「本サービス」)を、2021年10月1日より販売開始いたします。
貿易SaaSとして低価格・定額を実現した本サービスが、中小フォワーダーのDXを身近なものとし、ITの知見不足や高額な導入費用が要因で遅れていた貿易物流業界の構造改革を実現します。
貿易SaaSとして低価格・定額を実現した本サービスが、中小フォワーダーのDXを身近なものとし、ITの知見不足や高額な導入費用が要因で遅れていた貿易物流業界の構造改革を実現します。
■中小フォワーダーの増加に反して、進まないDX
貿易輸送の仕組みは複雑で、各種手続きにも専門知識が必要です。フォワーダーは様々な輸送手段と専門知識を駆使し、顧客となる荷主に代わり安全確実に貨物を届ける事を仕事としています。
運輸業界では労働力不足や物流効率化などの様々な課題解消を目的に、政府が物流DXを取り入れた業界全体の構造改革を推し進めていますが*3、IT導入率は45.5%*4と全業界の中でも2番目に低い数値となっています。大手フォワーダーでは一部DXが進むものの、貿易物流業界のうち8割を占める中小フォワーダーでは、ITの知見不足や高額な導入費用といった障壁がありました。さらに、中小フォワーダーの登録数は近年増加傾向であり、貿易物流業界の構造改革実現には、業界全体のDXが不可欠かつ大きな課題でした。
■貿易物流業界を支える中小フォワーダーのDXを支援
中小フォワーダーはモノを持たない業態故に、付加価値を追求することが命題となっています。フォワーダーが本サービスを導入することで、顧客である荷主は、本サービスを通してこれまで知り得なかった輸送状況を把握できます。一方でフォワーダーは、クラウド上で蓄積・管理された顧客毎の輸送データから顧客に合った最適な輸送案を提案できるようになるなど、高付加価値化に資するデータ活用手段を手に入れることができます。
本サービスはサブスクリプション制を採用し導入障壁を下げることで、中小フォワーダーのDXを加速させ、業界の構造改革につなげる考えです。また、2022年の改正関税法施行にともなう電子帳簿保存法への対応も計画していることから、本サービスの普及に伴い、貿易物流業界に根深く残る紙文化からの脱却(ペーパーレス化)も期待できます。
■「Beyond TheBook」から始まる物流DX提供ベンダーNo.1への挑戦
本サービスの普及は貿易物流の事業構造に変革をもたらすだけでなく、CO2排出量抑制にも貢献することが期待されます。さらに、当社は本サービスを足掛かりに海外への事業展開も視野にいれ、海外における顧客の獲得はもとより、フォワーダー業務とも深く関わる通関・陸送従事者等を広くステークホルダーと捉え、ソリューションの改善・拡張を重ねていく計画があります。抜本的な貿易物流の構造改革に貢献し、トータルな物流DXを提供するNo.1ベンダーになるべく、挑戦してまいります。
■Beyond TheBook製品サイト
https://service.beyond-thebook.net
(本文注記)
*1 自らは輸送手段を持たず、船舶・航空機・トラック・鉄道などを利用し、荷主と直接契約して貨物輸送を行う事業者
*2 商標登録出願中
*3 出典:『総合物流施策大綱(2021年度~2025年度)』(国土交通省) https://www.mlit.go.jp/seisakutokatsu/freight/content/001409564.pdf
*4 出典:『中小企業のIT導入・活用状況に関する調査(2021年1月調査)』(商工組合中央金庫) https://www.shokochukin.co.jp/report/research/pdf/other202101.pdf
【フォーカスシステムズについて】
株式会社フォーカスシステムズは、1977年に設立され、公共・通信ほか、社会性の高い分野におけるシステム開発・運⽤に携わるだけでなく、IoT、クラウドやAI等、時代の流れを⾒据えたビジネス展開も積極的に推進しています。コーポレートスローガンは “テクノロジーに、ハートを込めて。” ⼈と⼈とを技術でつなぐ私たちフォーカスシステムズの仕事に、社員ひとりひとりが、情熱と誠意を持って臨む姿勢を込めました。
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