退去費用の不当な高額請求を平均4.6秒で無料診断「Omodori(オモドリ)」、入居者に金銭的メリットをもたらすAIシステム——AI HACK 2026 / TOKYO 最優秀賞を受賞し事業化へ

株式会社イーディーエー(本社:東京都品川区、代表取締役:飯田 和正、以下「当社」)は、賃貸住宅の退去時に届く敷金精算書をスマートフォンで撮影するだけで、国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」に基づく適正負担額と過剰請求の可能性を無料で診断するAIシステム「Omodori(オモドリ)」を事業化したことをお知らせします。本サービスはすでに公開されており、どなたでも無料で利用できます(https://omodori.com)。
本サービスの原型は、2026年8月8日(土)〜16日(日)に開催されたハッカソン「AI HACK 2026 / TOKYO」(主催:AIHACK運営事務局)において、エントリー112名・参加56チームの頂点となる最優秀賞(Grand Prize)を受賞しました。開発の中心を担ったのは、当社最年少のAIエンジニア・佐藤 海斗(21歳)です。
背景|賃貸住宅の相談が急増、増加数はすべての商品・役務で1位に
2026年8月5日に独立行政法人国民生活センターが公表した最新統計によると、「賃貸アパート・マンション」に関する消費生活相談は2025年度に43,148件にのぼり、前年度から8,240件増加しました(前年度比123.6%)。この増加件数は、すべての商品・役務等の中で最多です。同センターは相談内容として「退去時の原状回復トラブルについての相談」などを挙げています。
このうち退去時の原状回復(退去費用)に関する相談に限っても、毎年1.3万件超の高い水準で推移しています(2022年度12,885件、2023年度13,273件、2024年度13,277件)。「想定よりも高額な請求を受けた」「入居前からあったキズなのに修繕費用を請求された」といった相談が後を絶ちません。

国土交通省のガイドラインでは、経年劣化や通常の生活による損耗の修繕費用は原則として貸主(オーナー)負担と整理されています。しかし、このルールは入居者に十分知られておらず、精算書を受け取った入居者には金額の妥当性を判断する手段がほとんどありません。結果として、「よく分からないまま請求どおりに支払う」ことが常態化しています。
Omodoriは、この貸主・借主間の情報の非対称性を、AIによる読み取りとガイドラインとの自動照合で解消することを目指すサービスです。
「Omodori」について|精算書を撮るだけ、3ステップで適正額を提示
Omodoriは、アプリのインストール不要でスマートフォンのブラウザからそのまま使えるWebアプリ(PWA)です。利用手順は3ステップで、診断は無料です。


サービスの特徴
1 | 金額判定は生成AIではなく、検証可能なコードが行う
生成AIの役割は精算書の読み取り(画像からの項目・金額の構造化)に限定しています。負担区分と金額の算定は、国土交通省ガイドラインの基準・条文をデータベースとして登録し、これをコードとして実装した独自のルールエンジンが1項目ずつ照合・判定するため、生成AI特有のもっともらしい誤り(ハルシネーション)が金額判定に混入しません。同じ精算書には常に同じ結果を返し、判定根拠となる基準を項目ごとに明示します。ルールエンジンは380本を超える自動テストで検証されています。
2 | 個人情報は端末内でマスキング
精算書に含まれる氏名・住所などの個人情報は、サーバーに送信する前に利用者の端末内でマスキング処理を行います。
3 | インストール不要・診断無料
ブラウザだけで完結するPWAとして提供し、診断は無料で利用できます。
※ Omodoriは公的基準に基づく一般的な情報提供を行うサービスであり、個別の紛争に対する法的助言や交渉の代理を行うものではありません。
サービスURL:https://omodori.com
「AI HACK 2026 / TOKYO」最優秀賞の受賞について
AI HACK 2026 / TOKYOは、「本番で通用する次世代のAI Product」をテーマに2026年8月8日〜16日の9日間にわたり開催されたハッカソンです(主催:AIHACK運営事務局、賞金総額100万円、エントリー112名・56チーム)。課題の実在性・ビジネス成立性・AIである必然性といった事業性に加え、LLMコスト設計やセキュリティを含む計8項目で、実運用に耐えるプロダクトかどうかが審査されました。
当社チーム「チームJ」(3名)はOmodoriの原型となるプロダクトを9日間で開発し、東京カルチャーカルチャー(渋谷)で行われた最終ピッチの結果、最優秀賞を受賞しました。



開発の中心は、21歳の最年少AIエンジニア
Omodoriのエンジニアリングを中心となって担ったのは、当社最年少のAIエンジニア・佐藤 海斗(さとう かいと、21歳)です。金額判定を支えるルールエンジンの設計から、国土交通省ガイドラインのデータベース化、生成AIの統合、プロンプトインジェクション対策を含むセキュリティ実装までを9日間の開発期間で主導し、「本番で通用する次世代のAI Product」という大会テーマを技術面から支えました。
「退去費用の請求書を前に、何が正しいのか分からないまま支払うしかない。それは、初めての一人暮らしや引越しを経験する僕たち世代がまっさきにぶつかる壁です。当事者に一番近い世代だからこそ作れるサービスだと思っています。知識の差がそのまま損になる状況を、技術の力で終わらせたい。」
株式会社イーディーエー AIエンジニア 佐藤 海斗
今後の展開
当社は、ハッカソンで開発した「Okaeri」を正式サービス名「Omodori(オモドリ)」へ改称し、すでに一般公開しています。まずは退去費用の領域でサービス基盤を確立し、その先には、不当請求が発生しやすい他の業界・手続きへの横展開を見据えています。請求書の読み取りと、データベース化した公的基準・相場との自動照合というOmodoriの仕組みは、退去費用に限らず、消費者と事業者の間に情報の非対称性がある請求全般に応用できると考えています。
今後は以下に取り組みます。
・診断精度のさらなる向上と、対応可能な精算書書式の拡大
・専門家の監修体制の構築
・請求内容×公的基準の自動照合という共通基盤を活かした、不当請求が課題となる他領域への展開
代表コメント
「今回の受賞は、若い世代が自ら課題を見つけ、自らの手で解決策を形にできることを証明してくれました。佐藤をはじめとする若いエンジニアの発想には、私たちの世代が当たり前だと諦めてきたものを変える力があります。当社はその挑戦を全力で後押しし、若い世代の力を社会課題の解決につなげていきます。Omodoriの事業化は、その第一歩です。」
株式会社イーディーエー 代表取締役 飯田 和正
会社概要
社名:株式会社イーディーエー
所在地:〒141-0022 東京都品川区東五反田四丁目9番2号
代表者:代表取締役 飯田 和正
設立:2005年11月11日
資本金:5,000万円
事業内容:AIエージェント開発業務、AIスマホアプリ及びAI WebシステムのAI駆動開発(AIDD)業務
サービスURL:https://omodori.com
本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先
株式会社イーディーエー 広報担当 佐藤・松本
E-mail:omodori@eda-inc.jp
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