現代美術家松山智一、第60回ヴェネツィア•ビエンナーレにて、コンテンポラリー・イスタンブール財団が主催する個展「Mythologiques」を開催

期間：2024年4月20日（土）〜11月24日（日）

MATSUYAMA STUDIO

2024年4月24日 13時00分

現代美術家松山智一（まつやまともかず）は、第60回ヴェネツィア•ビエンナーレに併せ、コンテンポラリー・イスタンブール財団主催、スイス出身のキュレータークリストフ・ドスヴァルト氏の編成による個展「Mythologiques」を開催します。
2024年4月20日（土）から11月24日（日）まで、ヴェネツィアのアルセナーレに隣接するマガジーノ41号で開催されるこの展覧会は、文化的アイデンティティ、移住、グローバライズされた世界の多面的なパノラマを横断します。日本とアメリカでの生活から受け継いだ経験を背景とし、松山の作品は、文化的アイデンティティのダイナミクスと多様で流動的な経験の複雑な相互作用を鮮やかに証明しています。

「Mythologiques」において、松山は地理的及び文化的境界を超えた視覚的対話を創造し、グローバライズされた社会における所属の本質について私たちに考えさせる機会を提示します。彼の芸術は、異文化間の永続的な交渉を最前面に出し、さまざまな起源の記号と象徴を多次元的かつ一体的な物語として織り交ぜます。この展覧会は、松山の芸術的旅路の提示にとどまらず、私たちの現代世界における文化的融合、所属、そしてアイデンティティのテーマについての深い思索です。

「Mythologiques」は、グローバルコミュニティ内での自分の位置を反映し、世界や他者とのつながりを再評価するよう促します。グローバルアイデンティティと文化的対話の新たな地平を切り開くこの展覧会に、ご期待ください。

展示風景・ティザー動画

https://drive.google.com/drive/folders/10hEjcxZgoZFJpMorOqCEf6VnVPcnmsIb?usp=sharing

展示概要

展覧会名：Mythologiques

会　　期：2024年4月20日(土)〜2024年11月24日(日)

会　　場：Maggazino No.41, Marina Militare, Arsenale di Venezia

アクセス：https://maps.app.goo.gl/HJELn6TMHA3QCe6v9

ウェブサイト：https://contemporaryistanbul.com/news-detail/28

主　　催：コンテンポラリー・イスタンブール財団

作家プロフィール

松山智一 MATSUYAMA Tomokazu

Photo：Lisa Kato

1976年岐阜県生まれ、ブルックリン在住。絵画を中心に、彫刻やインスタレーションを発表。アジアとヨーロッパ、古代と現代、具象と抽象といった両極の要素を有機的に結びつけて再構築し、異文化間での自身の経験や情報化の中で移ろう現代社会の姿を反映した作品を制作する。バワリーミューラルでの壁画制作（ニューヨーク／米国、2019年）や、《花尾》（新宿東口駅前広場、東京、2020年）、《Wheels of Fortune》（「神宮の社芸術祝祭」明治神宮、東京、2020年）など、大規模なパブリックアートプロジェクトも手がけている。近年の主な個展に、「Accountable Nature」龍美術館（上海／中国、2020年｜重慶／中国、2021年）、「雪月花のとき」弘前れんが倉庫美術館（弘前／日本、2023年）などがある。