大阪で地元スタートアップへの投資文化を形成し、グローバルベンチャー輩出目指す

1月25日、起業家と投資家をつなぐ 「おおさかエンジェルピッチ」が開催

起業家と投資家を支援する活動を行っている一般社団法人SEVEN、BAMBOO INCUBATOR、名古屋エンジェル投資家コミュニティは1月25日（水）、大阪府のスタートアップ企業と地元の投資家を繋ぐイベント「おおさかエンジェルピッチ」を、中央会計セミナールーム（大阪府大阪市中央区備後町３丁目６－２ ）にて開催します。本イベントは大阪の起業家を大阪の投資家が支援するプラットフォームを構築し、世界に羽ばたくベンチャー企業の育成を目指すものです。

政府が総合経済対策の重点分野の1つにスタートアップ支援を掲げ、経団連も2027年までに100社のユニコーン（時価総額10億ドル以上の未上場企業）輩出を目標に掲げるなど、日本における起業家支援の熱は高まりつつあります。世界に通用するベンチャー企業の育成は、日本経済全体の成長のみならず、地方創生の観点からも重要なテーマとなっています。

 

前回開催されたイベントの様子

一方、起業家を資金や経営ノウハウの提供などの面で支えるエンジェル投資家は東京に集中しており、地方の有望なスタートアップとの出会いが難しい状況にあります。SEVENではかねてより、オンラインイベントを中心に全国の起業家と投資家をつなぐプラットフォームを構築してきましたが、今回、リアルの場でも「地元の起業家を地元の投資家が応援する」仕組みづくりを目指し、 同じく起業家支援の活動を行っているBAMBOO INCUBATOR、名古屋エンジェル投資家コミュニティと共同で、本イベントを大阪市で開催するに至りました。

イベントには、約30社の地元スタートアップが参加し、このうち6社が、スタートアップへの投資に関心を持つ大阪の企業経営者約10名の前でプレゼンテーションを行います。近畿経済産業局や大阪府内の自治体関係者などの参加も予定されており、行政からも注目される取り組みとなっています。

主催者であるSEVEN代表の山本敏行は「まだ投資家に知られていない大阪の起業家が登壇し、リアルイベントならではの交流を通じて、地元の起業家を地元の経営者が育てるプラットフォームにしたい」とコメント。BAMBOO INCUBATOR代表の千葉直愛は「大阪で起業家とエンジェル投資家が気軽に交流できる場所が生まれ、成長していくことに期待している」、名古屋エンジェル投資家コミュニティ代表代行の丸山洋一郎は「エンジェル投資家とスタートアップ経営者との出会いが少ないという社会問題を解決するために、共に協力し、相互に発展していきたい」と語っています。

プレゼン登壇予定のスタートアップ企業
◆SWise　―　IT人材向けメタバースオフィス
◆Sassy　―　ユーザー急増中の旅行計画アプリ
◆Ailab　―　ベンチャーキャピタル等から4000万調達済みのエンジニア向けSNS
◆eMotte　―　誰でも簡単に 演奏できて友達とコラボできる音楽プラットフォーム
◆KALOS BEAUTY TECHNOLOGY ―　SHARPに20年勤務、MTGのRefaシリーズの開発責任者で、メードインジャパンのモノづくり復活を目指す
◆SUGITA　―　2022年デジタル大臣賞受賞、注目の建設テック

イベント概要
◆ 会場：中央会計セミナールーム　大阪府大阪市中央区備後町３丁目６－２ （地下鉄本町駅徒歩１分）
◆ 日時：2023年1月25日（水曜日）18:00～20：00
◆ タイムテーブル：18:00　開会　イベント趣旨、コンセプト説明、主催者挨拶、共催＆後援機関紹介
　　　　　　　　　 18:20　起業家ピッチ（5分間ピッチ、質疑応答5分×6人）
　　　　　　　　　 19:20　起業家と投資家の交流会
　　　　　　　　　 20:00　閉会

主催者プロフィール
 

山本敏行（やまもと・としゆき） SEVENファウンダー（Chatwork創業者）
昭和54年3月21日、大阪府寝屋川市生まれ。中央大学商学部在学中の2000年、 留学先のロサンゼルスでEC studio（2012年にChatWork株式会社に社名変更）を創業。2012年に米国法人をシリコンバレーに設立し、自身が移住して5年間経営した後に帰国。 2018年Chatwork株式会社のCEOを共同創業者の弟に譲り、翌2019年東証グロースへ 550億円超の時価総額で上場。現在はエンジェル投資家＆スタートアップ起業家コミュニティの 「SEVEN」に注力している。最新著書に『投資家と起業家』（クロスメディア・パブリッシング）、『放課後は高校生起業家』（ユニコーン出版）がある。
 

戸村　光（とむら・ひかる）　SEVEN共同創業者、hackjpn CEO
2013年日本の高校を卒業後、 シリコンバレーに渡米。2015年大学在学中にシリコンバレーでインターンシップを簡単に見つけられるシリバレシップを開発し、hackjpn.incを創業。国内外のスタートアップ企業や投資家を評価するサービスであるdetabase.ioを運営している。同社の顧客企業は大手企業から、政府機関、スタートアップと幅広くおよそ1500社に導入されている。またエンジェル投資家コミュニティSEVENを運営。個人的にはForbes official colomunist、松竹芸能所属として経済文化人として活動している。
 

千葉直愛（ちば・なおあき）　BAMBOO INCUBATOR代表、弁護士
2012年弁護士登録（大阪弁護士会）。特にシード・アーリーステージのスタートアップ支援を専門とし、多数のスタートアップの社外役員や法律顧問を兼任している。2020年、起業家向けの情報発信とスタートアップを支援する士業の育成・交流を目的とした任意団体「BAMBOO INCUBATOR」を設立、代表を務める。BAMBOOINCUBATORでは延べ50回以上の無料ウェビナーを配信、全国の起業家に視聴されている。2022年12月に出版した「スタートアップ支援業務の教科書」は、Amazon Kindleストアで2部門ベストセラーを獲得。
 

丸山洋一郎（まるやま・よういちろう）　名古屋エンジェル投資家コミュニティ代表代行　司法書士
スタートアップ企業の登記手続き（種類株式、ストックオプション、組織再編を含む）を専門にしている愛知県の司法書士。スタートアップの登記手続きの依頼を受ける中で、エンジェル投資家と起業家との出会いが少ないという社会問題を解決しようと思い立ち2021年にNACの運営を開始。名古屋のエンジェル投資家とスタートアップの出会いの場として2ヶ月に1回の頻度でクローズドなピッチ会を開催している。