「第2回向山洋一教育賞」受賞者が決定。

~11/12「第37回日本教育技術学会」にて授賞式を開催~

一般社団法人日本教育技術学会

報道関係各位

教育関係者各位



一般社団法人日本教育技術学会(所在地:東京都品川区、会長:谷和樹)は、11月12日、大阪私学会館(大阪市都島区)にて第37回日本教育技術学会を開催します。

「 “教えない時代” に教育技術はどうあるべきか」をテーマに、教育技術について多様な視点を持つ研究者と実践者が議論をします。千々布敏弥氏(国立教育政策研究所総括研究官)の特別講演も予定しています。
同学会では、「第2回向山洋一教育賞」の発表と授賞式が行われます。長きにわたり日本の教育界に尽力した向山洋一氏(日本教育技術学会名誉会長)の理念に基づき、昨年、「向山洋一教育賞」が設立されました。教育技術の開発、普及、発展を願い、教育技術賞、最先端実践賞、学級経営・児童生徒指導賞、向山洋一実践・研究賞など、4つの賞が設けられています。

「第2回向山洋一教育賞」には、全国から171編の論文が寄せられ、最終選考の結果、各賞が決定いたしました。受賞者のうち、関西(大阪・京都・兵庫)地区から3名が選ばれています。




日本教育技術学会公式HP:https://www.js-eduskill.or.jp/  



向山洋一教育賞公式HP:https://mukoyama-award.com/



1.第37回日本教育技術学会 大阪(ハイブリッド)大会概要
■テーマ: “教えない時代” に教育技術はどうあるべきか
日 時:令和5年11月12日(日)10:30~15:30
会 場:大阪私学会館/ZOOMとのハイブリッド
参加費:学会員 2000円 非学会員5000円
10:30~11:05 分科会
11:05~11:30 発表ブース 
12:10~12:40 全体会① 模擬授業による提案
12:40~13:25 全体会② 大会記念講演
「 “教育技術”のとらえ方 ~リフレクションの視点から~ 」
国立教育政策研究所 研究企画開発部 総括研究官 千々布敏弥氏
13:35~14:25 全体会③ シンポジウム
「 “教えない時代”に教育技術はどうあるべきか 」
司   会 : 谷 和樹 氏     (本学会長・玉川大学教職大学院)
登壇者 : 千々布敏弥氏 (国立教育政策研究所) 

登壇者 : 堀田 龍也 氏  (東北大学大学院) 
登壇者 : 長谷川博之氏 (埼玉県公立中学校教諭)
14:25~14:35 全体会④ 総括講演 会長 谷和樹氏
14:50~15:30 第2回 向山洋一教育賞 授賞式

■第37回大阪大会テーマ「 “教えない時代”に教育技術はどうあるべきか 」

 近年、「子どもが主語」「学習者主体」の教育改革が叫ばれています。これに伴い、伝統的な「教育技術」に対する新たな疑問が湧き上がっています。教育技術の役割はどのように変わるべきでしょうか?本大会では、教育技術について多様な視点を持つ研究者と実践者が議論します。

■ゲスト講師

今回、国立教育政策研究所の千々布敏弥氏と、東北大学大学院教授の堀田龍也氏をお招きしました。千々布氏には「授業リフレクション」の視点から、教育技術の捉え方についてご講演いただきます。堀田氏には千々布氏とのシンポジウムで、教育技術の新たな展望について議論いただきます。



2.向山洋一教育賞とは

これまでの教育賞には、教科書会社主催のもの、新聞社主催のもの、企業が主催しているものなど、さまざまなものがありました。
しかし、この「向山洋一教育賞」は、実際の教育現場に役立つ実践及び研究を、現場の教員目線で選考するという点で、従来の教育賞とは一線を画します。
教育技術の開発、普及、発展を願い創設された「向山洋一教育賞」では、応募論文による以下4つの賞を設けます。
Ⅰ.教育技術賞
Ⅱ.最先端実践賞
Ⅲ.学級経営・児童生徒指導賞
Ⅳ.向山洋一実践・研究賞
また、推薦書による特別賞を設ける。

向山洋一教育賞公式HP:https://mukoyama-award.com/



3.第2回(2023年度)向山洋一教育賞概要


■応募方法 向山洋一教育賞HP応募フォームより応募。関連資料は事務局まで郵送。
■募集期間 2023年3月1日から2023年8月20日まで
■応募資格 日本教育技術学会の個人会員、団体会員、賛助会員
■応募論文数 171編
■結果発表 11月の日本教育技術学会大阪大会にて、各賞の発表と表彰式を行う。
■選考委員選考委員長: 明石要一(千葉大学名誉教授)
選考委員 : 谷 和樹(玉川大学教職大学院教授)
選考委員 : 小森栄治(日本理科教育支援センター代表)
選考委員 : 堀田龍也(東北大学大学院情報科学研究科教授および 東京学芸大学大学院教育学研究科教授)
選考委員 : 向山行雄(敬愛大学教育学部特任教授)
選考委員 : Anyango(ニャティティ奏者)

■副 賞 受賞者の表彰は日本教育技術学会において行い、以下の通り副賞を授与する。
Ⅰ.教育技術賞 20万円
Ⅱ.最先端実践賞 10万円
Ⅲ.学級経営・児童生徒指導賞 10万円
Ⅳ.向山洋一実践・研究賞 10万円

■第2回向山洋一教育賞受賞候補者一覧(都道府県受賞者)と論文タイトル
Ⅰ.教育技術賞(兵庫県小学校教諭)

生徒エージェンシー育成のための小学校社会科授業構成理論とその評価
創造的写真読解モデルを活用した第4学年「わたしたちの県(兵庫県)」を事例に
Ⅱ.最先端実践賞(京都府小学校教諭)
超過勤務時間削減に向けて学校全体で取り組む働き方改革
教務主任の立場だからこそ出来ること
Ⅲ.学級経営・児童生徒指導賞(1) (富山県養護学校教諭)
知的障害児の日常生活スキルの形成と長期的維持
家庭でのお手伝いを学校で指導し、家庭で継続させるための方略
Ⅲ.学級経営・児童生徒指導賞(2) (大阪府小学校教諭)

「1年生でマスターさせる平仮名指導」の研究
 過去5年間の読み書き調査の結果を基に、平仮名指導の手立てを検証する
Ⅳ.向山洋一実践・研究賞(1)(静岡県小学校教諭)

フロー理論に基づく向山洋一の「熱中する授業」の考察
Ⅳ.向山洋一実践・研究賞(2)(千葉県小学校教諭)
いじめ発見・対応システムと運用に関する一考察
向山洋一いじめ発見・対応システムの校内実践者に対するインタビュー分析をもとに

※正式発表は、授賞式当日になります。



4.一般社団法人日本教育技術学会とは

本学会は、教育技術の発掘・創造を期し会員相互の研究上の連絡・協力を促進することを目的とし、1987年に創立されました。主な事業は以下のとおりです。
1.会員の研究の促進・援助
2.学会誌(『教育技術研究』)その他の刊行物の刊行
3.年次研究大会(日本教育技術学会大会)および研究集会の開催
4.内外における関係研究団体との連絡提携 
  
日本教育技術学会公式HP:https://www.js-eduskill.or.jp/ 


5.向山洋一プロフィール

1943年、東京生まれ。元日本教育技術学会会長。
東京学芸大学卒業。長年にわたり東京都公立小学校教諭を務め、全国の優れた教育技術・方法を集めて共有財産化を図る「教育技術の法則化運動」や、教育コンテンツサイト「TOSSランド」を主宰。「教育技術の法則化運動」は、現在TOSS(Teachers' Organization of Skill Sharing)として、サークル数700、会員数約1万名の日本最大規模の教育団体となった。NHK「クイズ面白ゼミナール」教科書問題作成員、千葉大学非常勤講師、上海師範大学客員教授を歴任。『教室ツーウェイ』『向山型算数教え方教室』など、編集長として数多くの教育雑誌の編纂も手がけた。「学級崩壊」「モンスターペアレント」「黄金の三日間」などは、向山の造語である。『斎藤喜博を追って』(昌平社)、『新版 授業の腕を上げる法則』(学芸みらい社)、『いじめの構造を破壊せよ』(明治図書)、『学校の失敗』(扶桑社)ほか、1,000冊を超える単著・共著・編著書がある。

【教育技術の4つの理念】
向山洋一氏は、1984年「教育技術の法則化運動」創設にあたり、次の4つの理念を掲げた。
1.教育技術はさまざまである。できるだけ多くの方法をとりあげる。(多様性の原理)
2.完成された教育技術は存在しない。常に検討・修正の対象とされる。(連続性の原理)
3.主張は教材・発問・指示・留意点・結果を明示した記録を根拠とする。(実証性の原理)
4.多くの技術から自分の学級に適した方法を選択するのは教師自身である。(主体性の原理)


6.取材等に関するお問い合わせ先

一般社団法人日本教育技術学会
事務局(担当:美崎眞弓)info@mukoyama-award.com
〒142-0064 東京都品川区旗の台2-4-12 TEL:03-5702-5835 FAX: 03-5702-2384





第1回向山洋一教育賞受賞者と選考委員(2022年度)



第1回向山洋一教育賞授賞式で挨拶をする向山洋一氏

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会社概要

URL
-
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都品川区旗の台 2-4-12
電話番号
03-5702-5835
代表者名
谷和樹
上場
未上場
資本金
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設立
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