複合型フードマーケット「cask」が1月16日（火）に開業　虎ノ門ヒルズステーションタワー B1Fに誕生する、信濃屋の新業態店舗

東京・世田谷の老舗「信濃屋」が追求する、現代の都市型スーパーマーケット

株式会社信濃屋食品

2024年1月15日 14時50分

株式会社信濃屋食品（東京都世田谷区）が運営するスーパー「信濃屋（シナノヤ）」は、2024年1月16日（火）、虎ノ門ヒルズステーションタワー地下1階に新業態店舗「cask（カスク）」をオープンします。今回の出店に際しては、株式会社エーディーエモーション（東京都渋谷区）が運営するワインレストラン「Ｗ TORANOMON the market」が併設され、フードマーケットとレストランが融合した複合業態での出店となります。

信濃屋は、老舗スーパーとしての長年の歩みによる生産者との深い繋がりにより、全国各地から美味しい食材を食卓へ届けてきました。今回開業する「cask」は、生産者や地域と都市生活者を繋ぐ”メディア”としての大きな責任を担う場所と位置付けています。代々伝わる人間の知恵や伝統的な技法によって手づくりされるものを大切にしている信濃屋として、昔から木材を活用してサステナブルな方法で作られてきた「樽（たる）」をイメージし、このコンセプトショップの名称として「cask」と名付けました。

93年の歴史を持つ信濃屋が東京の新名所・虎ノ門ヒルズにて新業態店舗をオープンさせることで、現代の都市型スーパーが在るべき姿を追求していきます。

cask が目指す都市型スーパーマーケットの在り方

新店舗「cask」では、日本各地の厳選素材と発酵食品にフォーカスした質の高い品揃えを主軸として、オフィス街で需要が見込まれるお弁当の販売をはじめ、デリ・スイーツ・パンなどの幅広いラインナップをお届けします。スナック類やドライフルーツなども取り揃え、都会の日常生活で使いやすいフードマーケットを目指します。このほか、昔ながらの製法で丁寧に作られた調味料や薬膳の考えにもとづいたハーブやスパイス類、そして国内外のウイスキーやスピリッツの幅広いラインナップ、ワインセラーには世界各国のワインが約4,000〜5,000本並び、ソムリエも常駐する点が特徴です。

店内では自社初となるホットミールも提供。黒毛和牛のハンバーグやすき焼き、大山鶏の油淋鶏など国産の良質な食材にこだわった温かい食事をテイクアウトすることも可能です。

また、生産者との繋がりを生むような試飲会／試食会やワークショップを定期的に開催し、食材と背景に流れるストーリーをしっかり伝えるイベントも実施予定。都市生活の中で、ふと「食を楽しむとはどういうことなのか」を考える時間を持っていただく場所として、生産者のこだわりや手づくりの温かさを直感的に味わっていただける価値を提供できると考えています。

フードマーケットの中央に位置するデリコーナー。旬の食材を使用したデリやパン、お弁当、スイーツなどを取り揃える。

当店のインテリアデザインは「Common（東京・六本木）」や「Soil Setoda（広島・尾道）」を手掛けたデザインユニットSTUDIO DIG.が担当。店内の床材はテラコッタのタイルを敷き、レジカウンター等を左官職人が手作業で仕上げるなど”手触り感”を演出しつつ、再利用した木材や石材を什器の土台に採用してサステナビリティを意識したデザインに。また空間全体を通して土や木、石、和紙などの自然素材を用いることで、素材にこだわる信濃屋の姿勢を表現しています。レストランエリアは、バーカウンター席、デリコーナー、テーブル席といった機能ごとに異なる楽しみ方ができるようにレイアウト。それらの空間を流動的に繋ぐことで、フードマーケットエリアから視覚的にも連帯感を生むように意図されています。

さらに店内音楽はサウンドデザインチーム「SOUND CoUTURE（サウンド・クチュール）」が担当。豊かな自然と都会とが繋がるよう、田園地帯や山水、野鳥のさえずりなどを音源に取り入れたオリジナルの音源を開発しました。木の樽を叩く音やシャンパンを注ぐ音などユニークな要素も入れ込みながら、時間帯によって音響が変化するような工夫も施され、都会生活者が快適にマーケットを楽しめるような店内体験を演出しています。

信濃屋ならではの充実したラインナップを誇る、cask内ワインセラー。約500種類、4,000〜5,000本をストックする。

W TORANOMON the market について

caskでは、カリフォルニアキュイジーヌを中心にグリル料理と豊富なワインリストが人気のレストラン「W Aoyama」の新店舗が、店内に併設されます。エントランスを入って右側に位置し、バーカウンターやロングテーブル、2名席〜4名席テーブルなどシーンに応じて多様な使い方ができる計50席で構成。

これまで私たちのスーパーでは、様々な食材を”買う”ことしかできませんでした。しかしここcaskでは、レストランエリアで試食会／試飲会やワークショップを企画することで、”食べる”や”飲む”までを網羅することができ、食を取り巻く体験の価値拡張を目指していきます。

また信濃屋の得意とするワインの文化発信のために、cask店内にあるワインセラーからボトルを選んでいただきBYOスタイルで持ち込むことを可能にすることで、レストランと一緒になってワインのよりよい提供方法を見出していきます。

※BYO = Bring your own の略。飲食店に自分のワインを持ち込んで楽しむこと。

虎ノ門で3店舗目となるカリフォルニアキュイジーヌ・レストラン「W TORANOMON the market」。

株式会社信濃屋食品代表取締役社長長井正志より

信濃屋食品はスーパーマーケット4店舗、酒販店舗13店舗、インターネット店2店舗を合わせて計19店舗あり、早い段階から輸入酒、輸入食品を取り扱い、特にワインやチーズがある食文化の提案に力を入れてきました。現在ではそれに加え、健康的に食べ続けることができる、環境に負荷をかけない商品を中心に販売しています。

作り手の皆さまの持続可能な環境づくりを、小売業としてどこまで寄り添っていけるのか。私たちは常に、一次生産者が丁寧に作る美味しいものを、消費者の皆さまへお渡しする橋渡しをしたいと考えています。お酒に関してもワインで使うぶどうや、ビール・ウイスキーの材料の大麦、小麦、米、大豆、ホップなどは、すべて大地から生まれたものです。その一次原料がお酒や調味料の原料になり、そこに職人が醸造や蒸留、発酵、熟成といった工程を加えることで、食材の持つ魅力が多層的に引き出されることに私自身も日々感動しています。

我々は ”食の作り手” の皆さまの情熱を受け取り、店舗を通じて皆さまへその魅力を伝えることで、地球の環境保持や食の伝統文化継承など、未来の子供達へつなぐ行動を大切に考えています。食の様々な魅力を都市生活者へと伝え、結果として生産者にも還元される未来を作っていくこと。現代の都心をリードする虎ノ門ヒルズで新業態に挑戦することで、次世代の食文化づくりに貢献してまいります。

【店舗概要】

・店舗名称：cask

・所在地：東京都港区虎ノ門２丁目６―１

　　　　　　　　虎ノ門ヒルズステーションタワー地下１階

・敷地面積：約630㎡（うちマーケットエリア422㎡、レストランエリア208㎡）

・開業日：2024年1月16日（火）

・営業時間：8:00 〜 22:00

・定休日：無休（但し、ビル休館日を除く）

・Instagram ：@cask_toranomon

　https://www.instagram.com/cask_toranomon/

※レストラン「W TORANOMON the market」の営業時間は、下記となります。

　月〜金　：11:00 〜 23:00（21:30 FOOD L.O. / 22:30 DRINK L.O.）

　土日・祝：11:00 〜 22:00（21:00 FOOD, DRINK L.O.）

【株式会社信濃屋食品について】

創業93年の信濃屋食品は、豊かでおいしく健康的な食生活を皆様の食卓にお届けすることをコンセプトに、都内にスーパーマーケットを4店舗、ワイン・ウイスキーを強みとする酒類専門店を13店舗、インターネット店2店舗を合わせて計19店舗を展開してきました。2023年7月には東京・六本木にフードマーケットとリカーショップが融合したアンテナショップを開業し、都会における良いスーパーマーケットの在り方を追求し続けています。

【信濃屋のオリジナルブランドについて】

信濃屋のオリジナル商品は、開発の考え方として「世の中にあったらいいな。あれば笑顔になるもの。」を常に心がけています。それは、食べて美味しく、食べ続けて安心できるものであるということ。食の本質が見えにくい現代においても、自ら直接産地に足を運び、生産者の想いやこだわりを理解したうえで現代のライフスタイルに合った商品を開発しています。