心斎橋筋商店街 歩行者通行量データ(トラフィックデータ)を公開 2023年7月から9月の期総通行量 22,943,400 人 ,前年同期比では152.4%
通行量の増加と空室率の改善には高い相関 , 2023年8月の月間歩行者総通行量は808万人と今年度最多を記録。空室率は4.3%に低下。幅広い業種で出店ニーズが回復。
今期、記録的な猛暑にも関わらず、歩行者通行量は前年同期比152.4%と増加し、高い水準を維持しています。7月には4年ぶりの天神祭奉納花火が開催され、8月にはサマーソニック大阪が2日間で9万人の来場者を迎えるなど、大阪市内では大規模なイベントが開催されました。また、日本シリーズで阪神タイガースが優勝を決めたことで、道頓堀・心斎橋に全国的な注目が集まりました。
2023年11月21日
心斎橋筋商店街振興組合
https://www.shinsaibashi.or.jp/
2023年Q3の総通行量は2019年比83.0%の水準まで回復
・心斎橋筋商店街の月別通行量の推移をみると、2023年はコロナ禍以降で引き続き順調な回復をみせている。2023年7月及び8月については通行量の増加がみられ、夏の大型イベントが通常通り開催されたこと等により国内旅行者の集客が高まったことが要因の一つと考えられる(Figure1)。
Figure1:心斎橋筋商店街 月別通行量
出所:心斎橋筋商店街
・2023年Q3(7月~9月)の心斎橋筋商店街の通行量は約2,300万人であり、コロナ前の2019年同時期との比較では83.0%まで回復、さらに2020年以降でみても2023年Q3の回復ペースは増大している(Figure1)。
・2023年1月以降の月間通行量推移を2019年比でみると、月を追うごとに通行量が回復していく傾向がみられ、7月には最大で86.5%まで回復がみられた。その後8月~9月にかけては通行量の回復ペースは鈍化したものの、2019年比で80%前後の水準を維持している(Figure2)。
Figure2:各年Q3(7月~9月)通行量比較
出所:心斎橋筋商店街
通行量の増加と空室率の改善には高い相関がみられる
・CBREが集計している心斎橋筋ハイストリートの空室率は2022年Q1にコロナ禍のピークとなる24.1%を記録した。しかし、その後は通行量及びテナント出店ニーズの回復がみられたことから空室率は急激な改善傾向がみられ、2023年Q3では空室率が4.3%まで低下している(Figure4)。また、店舗テナントは出店検討に際して通行量(店舗前歩行者数)を重要な要素としてみるのが一般的であるが、心斎橋筋の通行量増加とハイストリート空室率の低下には非常に高い相関がみられており、改めてその傾向が浮き彫りとなっている(Figure5)。
Figure4: 心斎橋筋商店街通行量と心斎橋筋ハイストリート空室率(2022Q1以降)
出所:CBRE、心斎橋筋商店街
Figure5: 心斎橋筋商店街通行量と心斎橋筋ハイストリート空室率の相関(2022Q1以降)
出所:CBRE、心斎橋筋商店街
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