データサイエンティストの人材需要急増も日本では認知不足が課題に

ＩＴ未経験者向けの個別指導講座で無料体験レッスンを開始

株式会社リベルクラフト

2023年10月31日 12時30分

AI・データサイエンスを中心としたデータ活用分野におけるコンサルティング・受託開発・法人研修・教育事業を行う株式会社リベルクラフト（本社：東京都中央区、代表：三好大悟）が、AIエンジニア・データサイエンティストを育成する個別指導講座「クラフトカレッジ（CraftfCollege）」の無料体験レッスンの募集を開始しました。

■世界でデータサイエンティストの需要急増も日本では認知拡大が課題

近年のAI技術やDX化推進の流れに伴いデータサイエンティストの需要が急増しています。アメリカで毎年発表される「職業の魅力度ランキング」では上位にランクインしていますが、日本におけるデータサイエンティストの認知度は非常に低いのが現状です。一般社団法人データサイエンティスト協会の調査によると、就労者がデータサイエンティストを知っている割合は、アメリカで約63％なのに対し日本約では約25％と倍以上の差があります（なんとなく知っている以上を集計）。また実際に社内にデータサイエンティストがいる割合も日本は8％に対してアメリカで32％と約4倍の差があるのが現状です。

出典：一般社団法人データサイエンティスト協会調べ。データサイエンティストをめぐる環境の違い＜一般ビジネスパーソン調査の日米比較＞

国内で認知度が低い原因の一つとしては、日本におけるIT教育の不足があげられると考えます。2020年から小学校でのプログラミング教育が必修化していますが、まだまだIT分野は専門の学校で学ぶものという考えがあり、社会人になってから参入するにはハードルが高い職種と位置付けられています。実際にデータサイエンティストという職業のイメージは、アメリカでは「収入が高い」「安定性がある」が多いのに対し、日本では「専門性が高い」と考える人が最多となっています。こういった背景もあり、日本では2030年にはIT人材が最大78.7万人が不足すると試算されています。（2019年3月経済産業省「IT人材需給に関する調査）

■身近な活用例を知って興味が持てる、無料体験レッスンを開始

上記のような背景を受け、弊社ではデータサイエンティストの個別指導講座「クラフトカレッジ（CraftfCollege）」を開設し、10月より無料体験レッスンの募集を開始しました。無料体験レッスンでは、基礎的な座学内容に加えて、「NetflixやAmazonにあるような商品を対象に、自分が好む動画・商品コンテンツを抽出する」といった、現実世界で実際にどう活用されているかを楽しみながら学べるような内容となっています。実際に体験した方からは「データサイエンティストは高度で専門的な業務のイメージでしたが、今回無料体験レッスンに参加して、思ったよりも身近に恩恵を受けているものだとわかり非常に興味を持てました」「将来性のある仕事にキャリアチェンジしたいと考えていて、その候補の1つがデータサイエンティストでした。しかし文系出身でIT未経験の自分にあっているか不安でなかなか踏み出せずにいた中で、無料体験レッスンを拝見しました。思い切って参加したところ、初学者に合わせた楽しいワークを用意して頂き興味が倍増しました！」と未経験の方からも好評です。

■”専門的な仕事”ではなく”身近な快適を作る仕事”のイメージを持ってほしい

代表がデータサイエンティストを知ったきかっけは学生時代のインターンでした。当時は職業としても今より認知されておらず、私自身も興味本位で参加したにすぎませんでした。しかし普段の企業活動で何気なく蓄積されていたデータを最適に活用することで、大幅なコスト削減や利益率向上に貢献できることを目の当たりにし、将来性や面白みを感じたことからデータサイエンティストになることを決意しました。これまでに携わってきたものの中では、宅配事業における配送AIによる車両台数や平均配送距離の削減、物流企業向け商品配置最適化アルゴリズムによる商品運搬作業者の移動コスト削減等、労働環境の改善にも貢献してきました。

前述した通り、日本ではデータサイエンティストについては「専門性が高い」というイメージが最多でしたが、その背景には、どんな仕事なのか？どんなことができるか？という理解がないことも職業としての認知が広まっていない大きな理由です。今回の無料体験レッスンでは、様々な活用例をワーク形式で学んでもらうことで、生活に身近な快適を作る仕事として興味を持ってもらい、データサイエンティストに挑戦する方の増加に繋がればと考えています。