株式会社Genon、令和6年能登半島地震に対応する無償LINE医療相談サービスの提供を開始
現地訪問を繰り返し得られた現地の声を元に、被災地の医療者不足の課題解決に取り組みを進める
1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」により被害を受けた皆さまへ、心からお見舞いを申し上げます。
令和6年能登半島地震の影響により、停電、断水、交通の混乱は現在も続いており、多くの方々が医療機関の受診や必要な薬の入手が困難な状況に直面しています。
Genon社は、そういった問題を解決すべく、LINE医療相談を無償提供致します。
今回の支援は、Genon社の「医療の見える化をし、個別医療を実現する」のビジョンに基づき、被災者方々の不安を少しでも取り除くことを目的にしております。
背景
地震発生直後に発足した、避難所の皮膚衛生応急処置支援PJT
皮フ科のオンライン診療事業を運営するGenon社は、能登半島地震発生直後から、避難所での「皮膚科薬や保湿剤、除菌用品の不足から起きる皮膚の炎症・乾燥による肌荒れ」「それらの皮膚の問題から起きる感染症」を防ぐことを目的に、同じように皮膚の悩みを持つ日本中の皮膚科患者様から支援を募り、提携先の薬局から集めた保湿剤・除菌用品などの物資を避難所に届けるというPJTを発足しました。
現地調査から見えた新たなニーズ
現地の物資ニーズや、その提供状況を調査すべく、数回にわたりボランティアを通して現地の避難所や、避難後戻られた自宅に足を運びました。
その中で、現地の状況として、
-
物資は能登半島エリア含めほとんどのエリアで多数届いている
-
弊社メンバーが訪問した七尾市のエリアでは、薬局なども動き始めており、支援物資に頼らない生活を取り戻して行く段階に入っている
という現地の回復状況が見えて来ました。
一方で、医療者の目が足りていないという課題が浮き彫りになりました。
-
避難所のような非日常の空間で、体調不良になる方が多い
-
水道の復旧は早くても3月。水不足によって体調不良や衛生面の課題が各地で起きている
-
避難所から自宅に戻られた方も、水道が通っていない、使えなくなった部分を修繕して住まれているため寒さや過ごしにくさの課題がある
現地に医療者は少なく、上記のような状況でも病院に行く負担を考えて自宅で我慢されている方や、医療機関にかかる必要性の判断がつかないという支援者の課題が多く見られました。
隠れた健康課題を、オンラインで解決
避難所では「命に関わる問題以外では我慢する」というような空気が流れ、健康問題が蓄積されています。
ストレスも多い環境の中、様々な健康問題が起きていることが考えられます。
被災地に多数の医療者を派遣することは困難である中、オンライン診療サービス「ヒフメド」を運営するGenon社として、オンラインで医療者と繋ぐことで生活の中での改善や医療機関にかかるべきかどうかの判断、市販薬での解決など、健康状態の改善への取り組みを行います。
概要
ボランティア医師によるチャットでの医療相談を無償提供します。
まずは期間・エリアを絞って小規模からサービスを開始し、ニーズや最適な提供内容を把握した上でその後の拡大を目指します。
提供サービス内容
LINEチャットと、必要に応じての通話を活用したオンライン医療相談
対象者
石川県を現在地とする、令和6年能登半島地震により被災された方々
利用料金
無償提供
期間
2/1~2/29(暫定) →ニーズなど確認後、医療者増員・エリア拡大を検討
株式会社Genonについて
株式会社Genonは、「医療の見える化をし、個別医療を実現する」のビジョンに基づき、今後も緊急時の医療課題の解決に取り組みを続けて参ります。
現在運営しているオンライン診療サービス「ヒフメド」で得られた知見や、集まった協力医師、皮膚科の課題に共感する全国の患者の皆様の声を活かし、現地の課題の解決を模索しております。
初めての取り組みにより未熟な点も多々ございますが、少しでも被災地の方々の医療課題に寄り添う事業を実現して参ります。
社名: 株式会社Genon
所在地: 大阪市北区梅田1丁目3-1 大阪駅前第1ビル 8階
代表者: 高原千晶
設立: 2022年1月
事業内容: 医療・ヘルスケア領域のソフトウェア・サービス開発
監修医: 皮膚科専門医 後藤和哉
皮フ科のオンライン診療サービス「ヒフメド」: https://hifu-med.com/online
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像