Crafton Biotechnology 株式会社が、1億円のシード調達を実施
名古屋大学、東京医科歯科大学発の研究成果を基に独自のmRNA技術の実用化を目指す
Crafton Biotechnology 株式会社について
当社は、独自のキャップ化技術、配列設計、合成方法などのプラットフォーム技術を用いて、既存課題を解決し、安全で有効性の高いmRNA医薬品を創出する名古屋大学発のスタートアップです。現在は、複数の大学や企業と連携し、新たなパイプラインの開発に取り組んでいます。また、AMED SCADAに採択され、安全安心な国産ワクチンの研究開発を積極的に進めています。
mRNA医薬品は、2022年のノーベル賞にも選ばれた注目のモダリティであり、通常は酵素を用いた試験管内転写反応により調製されます。この方法では、分離が困難な不純物が生成されることがあり、医薬品として使用する際には過剰な副反応を引き起こす恐れがあります。当社は、「PureCapアナログ」という独自のキャップ化試薬を開発し、高純度のmRNAを容易に調製することに成功しました。このPureCap技術を中心とした技術プラットフォームを用いて、「ひとつ先のmRNA」に向けた革新的なmRNA創薬構想を推進していきます。
Crafton Biotechnology 株式会社 代表取締役 金承鶴のコメント
私たちは2022年に名古屋大学の阿部教授と東京医科歯科大学の内田教授と共に設立しました。mRNA医薬の魅力はその高い潜在性にあり、従来の方法と比較して、先天的な欠損や病気で失われた機能を効率的に取り戻すことが可能です。現在、この高い潜在性を活かすため、専門性とスキルの高いメンバーが集まり、日夜研究開発に取り組んでいます。
この度、創薬のニーズに迅速かつ柔軟に対応し、安全かつ信頼性の高いmRNA医薬を迅速に提供するための基盤強化を推進していきたいという考えに共感いただき、株式会社みらい創造機構からのご支援を得られることを大変嬉しく思っています。
今後は、PureCap技術を中心とした技術プラットフォームを活用し、パイプラインの拡充に努めていきます。引き続き、皆様のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
投資家からのコメント(株式会社みらい創造機構 パートナー 長妻祐美子)
Crafton Biotechnology 株式会社が開発した革新的なキャップ化技術の話を伺った際に、ワクチンだけでなく治療薬としてのmRNAの可能性を強く感じました。世界的にも潜在力の高い独自mRNA基盤技術であり、新規モダリティ医薬品として、同社の開発したmRNA薬が将来多くの人々の健康を支えていくものと期待しています。
会社名: 株式会社みらい創造機構 |
会社概要
会社名:Crafton Biotechnology 株式会社
代表者:代表取締役CEO 金承鶴
所在地:愛知県名古屋市千種区不老町1 国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学インキュベーション施設
設立:2022年3月
事業内容:医薬品の研究・開発・製造・販売および技術移転
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