ミャンマーから特定技能人材2名を採用

生活準備から理念教育、動画学習、免許取得支援まで。運送業界の新しい外国人材育成に挑戦

株式会社セイリョウ

株式会社セイリョウ(本社:埼玉県戸田市、代表取締役:小林隆文)は、2026年5月18日より、ミャンマーから特定技能人材2名を新たに採用いたしました。

自動車運送業分野における特定技能外国人の受入れは、近年始まった新しい取り組みです。人手不足が続く運送業界において、外国人材の受入れと育成は、今後の業界を支える重要な選択肢の一つになると考えられています。

当社代表の小林隆文は、2025年に自らミャンマーへ足を運びました。現地で面接を行い、セイリョウの理念や社風に合う人材との出会いを大切にしながら、今回の採用へとつなげました。

今回入社した2名は、セイリョウにとって初めての外国人材です。言葉や文化、生活習慣の違いがある中で、安心して日本で働き、成長していけるよう、当社では入社前から生活面・仕事面の両方で受け入れ準備を進めてきました。

入社までの準備。会社全体で迎えるための体制づくり

当初、2名は2026年1月頃の入社を予定していました。

しかし、外国人材が日本に在留するために必要な在留資格認定証明書が届いたのが3月13日だったため、その後、4月中旬から下旬にかけて来日に向けた準備が本格化しました。

ミャンマーにいる本人たちの来日準備期間も考慮し、入社日は5月中旬に設定しました。

来日に向けて、当社では居住空間の準備、生活必需品の購入、社内表示の整備、既存スタッフへの共有などを行いました。

準備は一人に任せるのではなく、担当を決めて役割分担を行いました。買い物リストを作成するスタッフ、内容を確認して補足するスタッフ、実際に買い出しに行くスタッフなど、それぞれが役割を持って動くことで、スムーズに準備を進めることができました。

例えば、台所用品ひとつを準備する場合でも、冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、包丁、まな板、フライパンなどをリスト化し、さらに「フライパンの蓋も必要ではないか」といった細かな補足を加えながら整えていきました。

一方で、すべてを会社側が一方的に用意するのではなく、文化や生活習慣の違いを考慮し、本人たちが本当に使うかどうか確認した方がよいものは、あえて来日後に本人たちの判断を聞くことにしました。

生活用品の準備を通じて、社内にも変化が生まれた

今回の準備では、中心となるスタッフだけでなく、他のスタッフにも変化が見られました。

切り貼りなどの細かな作業、大型家具を運ぶ作業など、一人では時間がかかる作業に対して、周囲のスタッフが自然と協力するようになりました。

それぞれが通常業務を行いながら、その合間にミャンマーから来日する2名を迎える準備に取り組みました。

この動きは、単なる入社準備ではありません。

「新しい仲間をみんなで迎えよう」という気持ちが社内に広がっていく大切な時間になりました。

セイリョウでは、このような連係プレーを通じて、生活空間と仕事の空間の両方を整えてきました。

日本での生活に必要な“目に見えないルール”も伝えていく

外国人材が安心して働くためには、仕事を教えるだけでは十分ではありません。

日本で生活していくためには、ゴミの捨て方、トイレの使い方、食品の扱い方、ご近所との接し方など、日常生活の中で覚えるべきことが多くあります。

日本には、規則や制限だけではなく、暗黙のルールや地域ごとの習慣もあります。

初めて来日する外国人材にとって、それらを最初から理解することは簡単ではありません。

だからこそ、セイリョウでは、こうした“目には見えないルール”をリスト化し、来日後に一つひとつ丁寧に伝えていく準備を進めています。

例えば、ゴミの捨て方ひとつをとっても、日本の街にゴミが少ない背景には、地域ごとの分別ルールや決められた出し方があります。

その理由や意味も含めて伝えることで、日本での生活を安心して始められるように支援しています。

既存スタッフには「は・さ・み」を共有。伝え方も会社で整える

外国人材の受け入れでは、本人たちの努力だけではなく、受け入れる側の関わり方も重要です。

セイリョウでは、既存スタッフに対して、ミャンマーから来日した2名と接する際のコミュニケーションの考え方を共有しています。

そのキーワードが「は・さ・み」です。

は:はっきり伝える
さ:さいごまで言い切る
み:みじかく伝える

日本人同士であれば、早口の会話、主語のない会話、あいまいな表現でも伝わることがあります。

しかし、日本語を学んできた外国人材に対して、同じような話し方をしてしまうと、伝わり切らないことがあります。

言葉の壁を相手任せにするのではなく、伝える側も歩み寄る。

それが、セイリョウが大切にしている受け入れの姿勢です。

また、相手が日本語を理解しきれない場面があったとしても、絶対に馬鹿にしないこと。夢を抱いて日本に来てくれた仲間として、同じ会社の一員として、共に働く姿勢を大切にしています。

社内環境も分かりやすく整備。日本語とミャンマー語の表示を設置

社内環境についても、ミャンマーから来日した2名が迷わず安心して行動できるよう、整備を進めています。

会議室、ミーティングルーム、トイレなど、社内の部屋の入口には、日本語とミャンマー語で部屋の名称を表示しました。

また、既存スタッフには、漢字・ひらがな・ローマ字を記載した名札を準備し、名前を覚えやすくする工夫も行っています。

さらに、簡単な挨拶をミャンマー語でできるように促し、会社全体で歩み寄る雰囲気づくりを進めています。

小さな工夫の積み重ねですが、こうした環境づくりが、本人たちの安心感につながると考えています。

入社後は、免許取得に向けた学習からスタート

入社後、2名は日本でドライバーとして活躍するために、まずは運転免許取得に向けた学習を始めました。

最初の目標は、仮免許取得に向けた学科試験の合格です。

社内では、ミャンマー語で試験内容を説明した動画を視聴できるようにし、毎日学習に取り組める環境を整えました。

その結果、2名とも5月26日までに仮免許の学科試験に合格することができました。

慣れない日本での生活、言葉の違い、交通ルールの違いがある中でも、真剣に学び、努力を重ねた成果です。

今後は、6月25日から16日間の運転合宿に参加し、技能面の習得を進めていく予定です。合宿後は、本免許の学科試験・技能試験に挑戦し、合格後には日本での普通免許取得となります。

日本での免許を取得した後は、現場での配送業務を少しずつ覚えていただく予定です。

免許取得までの期間も、会社を知る大切な育成期間に

セイリョウでは、免許取得までの期間を、ただ試験勉強をするだけの時間とは考えていません。

この期間を、会社を知り、働く意味を学び、セイリョウの一員として成長するための大切な育成期間として位置づけています。

現在、2名には会社の経営理念、ビジョン、社是、社訓について、一つひとつ丁寧に伝える時間を設けています。

セイリョウが大切にしている考え方や、仕事に向き合う姿勢を共有することで、単に作業を覚えるだけではなく、「なぜこの仕事をするのか」「どのような想いで配送を行うのか」を理解してもらうことを大切にしています。

動画学習で「働く意味」や「報連相」も学ぶ

社内では、仕事に必要な考え方やコミュニケーションを学ぶための動画学習も行っています。

テーマは、「働くって何?」「目標とは?」「報連相とは?」など、社会人として働くうえで大切な内容です。

動画を視聴するだけで終わらせるのではなく、内容を一緒に確認しながら、働く意味や、職場でのコミュニケーションの取り方について考える時間をつくっています。

言葉や文化の違いがあるからこそ、急いで一方的に教えるのではなく、本人たちの理解を確認しながら、少しずつ進めることを大切にしています。

配送業務も動画で見える化。現場に出る前から仕事の流れを学ぶ

セイリョウでは、これまで社内で撮りためてきた配送動画を活用し、現場に出る前から配送業務の流れを学べる環境を整えています。

常温配送の流れ、冷凍・冷蔵配送の流れ、荷物の扱い方、納品時の注意点などを、文字を入れた動画で説明しています。

動画でイメージを持ってもらったうえで、実際の配送現場に同行し、免許取得までは作業を中心に学んでいただいています。

現場で突然覚えるのではなく、動画で見て、説明を受け、実際に体験する。

この流れをつくることで、本人たちが安心して業務を覚えられるようにしています。

一人ひとりの夢や目標を聴き、成長のゴールを共有

セイリョウでは、業務だけではなく、本人たちの夢や目標を聴く時間も大切にしています。

一人ひとりが日本でどのように働きたいのか、将来どのような姿を目指したいのかを聴き、文字に残しています。

夢を聴くことで、本人たちが進む道をイメージしやすくなります。

また、目標を一緒に考えることで、会社と本人が同じゴールを共有することができます。

会社側にとっても、本人たちがどのような成長を望んでいるのかが分かることで、何をどの順番で伝えていくべきかがより具体的になります。

本人たちにとっても、自分の目標が明確になることで、日々の学習や仕事に前向きに取り組みやすくなると考えています。

なぜ、ここまで準備するのか

今回、セイリョウでは、まるでお客様を迎えるかのように、生活面・仕事面の準備を進めてきました。

その理由は、今回入社した2名が、セイリョウにとって外国人材の第一期生にあたるからです。

最初の一年間は、用意した居住空間で生活してもらいながら、日本での共同生活や仕事の進め方を身に付けてもらう予定です。

そして、二年目以降は、自立して自分で住まいを探し、日本で生活していく力を身に付けてほしいと考えています。

セイリョウが大切にしているのは、監視ではありません。

必要なことを管理し、困った時に支え、本人たちが自立できるようにサポートすることです。

仕事へのメンターだけでなく、生活へのメンターも必要になる。

今回の受け入れを通じて、会社としても外国人材を受け入れる力を高めていきたいと考えています。

できないことを責めるのではなく、補い合うチームへ

新しく入社した人は、国籍に関係なく、最初からすべての仕事ができるわけではありません。

既存スタッフは、日々の業務をこなす力があり、仕事ができる人たちです。その中に、まだ仕事を覚えていない人が入ると、できないことが目立つのは自然なことです。

しかし、セイリョウでは、「できない人だから採用しない」という考え方ではなく、できないことを補い、フォローする力を高めることで、チーム全体の力を上げていきたいと考えています。

今回の受け入れは、外国人材の育成であると同時に、既存スタッフにとっても、教える力、伝える力、支える力を高める機会です。

この一年は、セイリョウにとって新しい挑戦の一年になります。

代表 小林隆文 コメント

運送業界は、これから大きな変化の時代を迎えます。

人手不足という課題に対して、ただ人を採用するだけではなく、会社の理念に合う人を迎え、一緒に育っていくことが大切だと考えています。

今回、ミャンマーで出会った2名は、とても素直で前向きに学ぶ姿勢を持っていました。

日本で働くことは簡単なことではありません。言葉の違い、文化の違い、交通ルールの違いなど、乗り越えることはたくさんあります。

だからこそ、セイリョウとしても全力で支えていきたいと思っています。

国籍が違っても、言葉が違っても、人を大切にする気持ちは同じです。

今回の取り組みを通じて、セイリョウらしい新しい人材育成の形をつくっていきたいと考えています。

セイリョウが目指すこれからの運送業

株式会社セイリョウは、冷蔵・冷凍配送を中心に、食品や医薬品など、温度管理が求められる配送を行っています。

創業以来、運送という仕事を通じて、お客様の商品だけでなく、その先にある想いや安心も届けることを大切にしてきました。

今回の特定技能人材の採用は、運送業界の人材不足に対する一つの挑戦であると同時に、セイリョウがこれからも成長し続けるための新しい一歩です。

これからも当社は、年齢・国籍・経験に関わらず、前向きに努力する人が安心して働ける環境づくりに取り組んでまいります。

会社概要

会社名:株式会社セイリョウ
代表者:代表取締役 小林隆文
所在地:埼玉県戸田市
事業内容:一般貨物自動車運送事業、冷蔵・冷凍配送、食品配送、医薬品配送ほか
公式サイト:https://seiryou-carry.com/
Instagram:https://www.instagram.com/seiryou1971/

本件に関するお問い合わせ

株式会社セイリョウ
担当:髙野
メール:masahiro.takano@seiryou-senders.com
※電話番号を記載する場合は、こちらに追記

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会社概要

株式会社セイリョウ

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URL
https://seiryou-carry.com/
業種
倉庫・運輸関連業
本社所在地
埼玉県戸田市笹目5-13-5
電話番号
048-422-3464
代表者名
小林隆文
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2001年07月