ミナ ミナ おばけのマールとすてきなことば 展開催のご案内
国立アイヌ民族博物館 第6回テーマ展示
日頃より、当館の事業運営等に格別の御理解と御協力をいただき、厚く御礼申し上げます。アヌココㇿ アイヌ イコロマケンル 国立アイヌ民族博物館(館長:佐々木史郎、所在地:北海道白老郡白老町)は、2024年3月16日(土)から2024年5月12日(日)まで、第6回テーマ展示 ミナ ミナ おばけのマールとすてきなことば 展を開催いたします。
1.基本情報
(1)展覧会名称
日本語名称:ミナ ミナ おばけのマールとすてきなことば 展
※「ミナ ミナ」は、アイヌ語で「笑って 笑って」という意味です。
英語 名称: mina mina ― Marl the Ghost and Some Beautiful Words ―
(2)会場
国立アイヌ民族博物館 特別展示室
(3)会期・開園時間
令和6(2024)年3月16日(土)~令和6(2024)年5月12日(日)(58日間)
※月曜日および5月7日(火)は閉館
※GW期間中の4月29日(月)、5月6日(月)は開館
開園日 |
開園時間 |
---|---|
2024年3月16日~ 3月31日 |
9:00〜17:00 |
2024年4月01日~ 4月26日 |
9:00~18:00 |
2024年4月27日~ 5月06日 |
9:00~20:00 |
2024年5月07日~ 7月19日 |
9:00~18:00 |
(4)主催・特別協力・後援
主催:国立アイヌ民族博物館
特別協力:中西出版株式会社
後援:北海道アイヌ協会
協力:一宮市三岸節子記念美術館、一般財団法人札幌市交通事業振興公社、
株式会社エイチ・アイ・エス、公益財団法人札幌交響楽団、札幌芸術の森美術館、
札幌市青少年科学館、札幌市時計台、札幌市円山動物園、
北海道立三岸好太郎美術館、NAKED, INC.
(5)展示資料
「おばけのマール」シリーズの絵本とその原画など
(6)観覧料
ウポポイ(民族共生象徴空間)入場料(税込)
・大人 1,200円(960円)/ 年間パスポート 2,000円
・高校生 600円(480円)/ 年間パスポート 1,000円
・中学生以下無料
※( )は20名以上の団体料金。※障害者とその介護者各1名は無料です。
※国立アイヌ民族博物館の観覧料は、ウポポイ(民族共生象徴空間)の入場料金に
含まれます。
(7)特別展示ウェブサイトのURL
https://nam.go.jp/exhibition/floor2/special/marl2024/
(8)イベント情報
イベント①なぞとき
ゲームブックを手に、マールと一緒に展示室にかくされた謎をときあかそう!
ぜひやってみてね!
開催日時/会期中常時開催
会 場/国立アイヌ民族博物館2階特別展示室
イベント②すてきなことばアルバム
お気に入りのアイヌ語を探して、すてきなことばアルバムをつくってみよう。
開催日時/3月16日(土)、3月23日(土) 13:30~14:30
会 場/国立アイヌ民族博物館1階交流室/2階特別展示室
イベント③ウポポイでマールがであったおともだち
『おばけのマールとすてきなことば』に登場する動物たちについて、アイヌ文化
との関わりなどをご紹介します。
開催日時/4月27日(土) 13:30~14:30
会 場/国立アイヌ民族博物館 1階交流室
イベント④なかいれいさんとおえかき
『おばけのマール』シリーズのえを担当するなかいれいさんと一緒に、
おえかきをしよう
開催日時/5月4日(土)、5月5日(日) 13:30~14:30
会 場/国立アイヌ民族博物館 1階交流室
その他、絵本『おばけのマールとすてきなことば』読み聞かせも開催予定です。
2.展覧会の趣旨
(1)展示概要
当展覧会は、絵本の読者である子どもたちや保護者を対象とし、絵本を通して、マールと一緒に楽しみながらアイヌ語やアイヌ文化にふれ、学べる展覧会です。第5回テーマ展示「ウポポイナイトミュージアム」に続き、絵本「おばけのマール」シリーズを主題としています。
ウポポイ(民族共生象徴空間)が舞台である絵本『おばけのマールとすてきなことば』(2020年刊行)をはじめとする「おばけのマール」シリーズについて、絵本の原画や絵本制作時の資料とともに、絵本の舞台となっている動物園・科学館・美術館等の施設を紹介しながら、絵本に登場する絵画資料や民具資料などを展示します。さらに、体験型デジタルアートコンテンツや体験型展示では、『おばけのマールとすてきなことば』に登場する
アイヌ語やアイヌ文化を学ぶことができます。
当展覧会では、インバウンド向けを意識した第5回テーマ展示の一1部を引き続きお楽しみいただけます。第5回テーマ展示とは異なり、当展覧会では国内ファミリー向けに、「おばけのマール」シリーズについて、より詳しく紹介しています。札幌の絵本、さらには北海道の絵本である「おばけのマール」シリーズを紹介することで、特に子どもたちが北海道内の博物館等の施設を知り、訪れるきっかけにもなれば幸いです。
当展覧会に関連し、ご家族でご参加いただけるイベントも開催予定です。
詳しくは国立アイヌ民族博物館ウェブサイトをご確認ください。
(2)展示構成
本展覧会は以下の内容で構成されています。
【絵本「おばけのマール」シリーズ紹介】
札幌生まれのおばけマールが、たくさんの友だちとふれあっていく絵本「おばけのマール」シリーズは、2005年刊行の『おばけのマールとまるやまどうぶつえん』から始まりました。2023年現在、12作目となる『おばけのマールとほしぞらのフルコース』が刊行されている人気シリーズです。
この「おばけのマール」シリーズでは、その物語の舞台として、札幌市円山動物園、北海道立三岸好太郎美術館、札幌市時計台、ウポポイ(民族共生象徴空間)といった道内の施設、雪まつりやさっぽろ羊ヶ丘展望台といった札幌のイベント・観光地が描かれています。
ここでは、札幌を中心に北海道を描く絵本である「おばけのマール」シリーズについて、絵本の原画や制作時の資料を紹介するとともに、絵本の舞台となっている施設についても紹介します。
【体験型デジタルアートコンテンツ】
第5回テーマ展示「ウポポイナイトミュージアム」から引き続き、当展覧会でもクリエイティブカンパニー、株式会社ネイキッドによる体験型デジタルアートコンテンツを展示しています。このコーナーはふれて・きいて、楽しくアイヌ語を体感するための体験型展示で、絵本『おばけのマールとすてきなことば』の世界がデジタルアートととなり、絵本の原画やイラストパネルのほかに、ふれると映像が変化するバーチャル×リアル体験ができます。
引き続き、アイヌ語があふれる空間を、マールとともにお楽しみください。
【絵本『おばけのマールとすてきなことば』紹介】
絵本『おばけのマールとすてきなことば』の展示コーナーも、第5回テーマ展示
「ウポポイナイトミュージアム」から引き続きお楽しみいただけます。ウポポイ(民族共生象徴空間)を舞台とした絵本『おばけのマ~ルとすてきなことば』(え・なかいれい、ぶん・けーたろう)は、「おばけのマール」シリーズ誕生15周年となる10作品目として、
ウポポイ開業に合わせて制作され、2020年4月24日に発売されました※。絵本制作には当館職員も協力しており、現在はウポポイのグッズとしてウポポイ内のショップでも販売されています。
タイトルにある「すてきなことば」とはアイヌ語のことで、「イランカラㇷ゚テ」
「イヤイライケレ」「ピㇼカ」など身近なアイヌ語がページごとに登場しているアイヌ語の絵本です。また、他の絵本「おばけのマール」シリーズにはない、多言語版があるのも特徴です。
ここでは、『おばけのマールとすてきなことば』の原画とともに、絵本に登場する民具を展示しています。また、絵本に出てくるアイヌ語やアイヌ文化について学べる体験型展示もあります。
※新型コロナウイルス感染拡大の影響で、ウポポイの開業日は2020年7月12日に延期されました。
【すてきなことばの木】
当展覧会の参加型コンテンツの一つで、第5回テーマ展示「ウポポイナイトミュージアム」で貼って頂いた葉っぱも展示しています。来館者に「葉っぱ」に好きなアイヌ語を書いてウポポイの木にはり、「#すてきなことばの木」「#UPOPOYTREE」のハッシュタグをつけてSNSに投稿してもらう企画です。来館者のみなさんにアンバサダーになっていただきながら、みんなの「すてきなことば」で一緒にウポポイの木を育てていき、大きな「すてきなことばの木」にしていきましょう。
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