日台連携型地域づくりサミットの成功により、人吉球磨から新たな地域創生モデルが始動

日台の産学官が協力し、地域活性化と持続可能な未来を目指す新たなプロジェクトがスタート。

LOCAL TO LOCAL株式会社（代表取締役社長：張子萱）は、2024年8月30日に熊本県人吉市で開催された「人吉球磨から始まる日台連携型地域づくりサミット」の成功を受け、日台産学官連携による新たな地域創生プロジェクトが正式に始動することを発表いたします。

本サミットは、2020年7月の豪雨災害をきっかけに、人吉市と台湾の各大学およびロータリークラブが協力し、地域復興と持続可能な地方創生を目指して企画されました。サミットには、日台両国から総勢約40名の関係者が参加し、地域の課題解決とグローカルな視点での発展を目指す具体的なプロジェクトについて意見を交わしました。

サミットの主な成果

包括連携協定の締結

• 人吉市と台湾の国立雲林科技大学、実践大学、静宜大学との間で、地方創生の推進に関する包括連携協定が締結されました。この協定は、日台間の協力体制を強化し、地域の課題解決に向けた具体的なアクションを進めるための基盤となります。

矢岳町を拠点とした地域創生プロジェクトの始動

• LOCAL TO LOCAL株式会社は、人吉市矢岳町を拠点に、駅長官舎や矢岳駅を活用した学び合いの場の提供や、台湾から講師を招聘したワークショップの開催、台湾からの産学官招致による地方創生プロジェクトを展開していきます。これにより、地域の文化や資源を活かしながら、持続可能な発展を目指します。

グローバル補助金を活用したプロジェクトのキックオフ

• ロータリークラブの独自の制度を活かし、台湾城東ロータリークラブと人吉中央ロータリークラブが共同でグローバル補助金を活用し、地域づくりを支援する具体的なプロジェクトが開始されました。プロジェクトの実行はLOCAL TO LOCAL株式会社に依頼します。このプロジェクトは、地域資源を活用しながら、新たなコンテンツを創出することで、国際的な視点での発展を目指します。

各関係者のコメント

熊本県知事 木村敬: 「国際連携による地域づくりは、新たな交流と発展の可能性を広げるものであり、大変注目しています。今回のサミットで日台のロータリーや大学関係者が集まり、産学官交流を通じて、相互理解が深まることは確実です。」

球磨地域振興局 局長 田口雄一: 「県北と県南での企業進出や人の交流に格差が生じている中、日台の交流が人吉球磨の拠点都市で行われることは、均等な発展に向けた重要なステップです。継続的な交流を深めることで、地域全体の発展に繋がると期待しています。」

人吉市市長 松岡隼人: 「持続的な発展には、人と人、そして世代間のつながりを強化することが必要です。今回のサミットが、台湾との交流や大学との連携を通じて、人吉の持続可能な発展に寄与することを大いに期待しています。」

台北駐大阪経済文化弁事処 福岡分処 秘書 王鴻鳴: 「台湾と日本は、一つの大きな家族のような関係です。どんな災害があっても互いに支援し合うことができる。今回のサミットを機に、両国のつながりがさらに強固になり、互いに発展していくことを心から期待しています。」

今後の展望

LOCAL TO LOCALは、今回のサミットで得られた成果を基に、日台間の連携をさらに強化し、地域の課題に対する具体的な解決策を提供していきます。また、地方創生に関する新たなモデルを構築し、他地域への展開も視野に入れた活動を推進してまいります。

今回のサミットの成功は、参加者の皆様のご協力と熱意によるものであり、今後も共に未来に向けて持続可能な地域づくりを実現していくことを誓います。