新緑に包まれた美術館で、モネの《睡蓮》と民藝の名品をたのしむ
企画展「つながる民藝 縁ぐるり ー山本爲三郎コレクションより」開催中
京都・大山崎にあるアサヒグループ大山崎山荘美術館は、天王山の麓に位置する美術館です。
関西の実業家・加賀正太郎(1888-1954)の別荘として、大正から昭和にかけ建設された英国風の洋館「大山崎山荘」が美術館の本館になっています。
約5500坪の庭園には、数多くの植物が配され、春の桜や秋の紅葉など、四季折々の風景が広がります。5月頃からは眩しい新緑のなか、庭園の池ではさまざまな色のスイレンが開花し始めます。
新館「地中の宝石箱」(地中館)に常設展示されているクロード・モネの描いた《睡蓮》とともに、美術館で心満たされるひとときをお過ごしください。





アサヒグループ大山崎山荘美術館とは
関西の実業家であった加賀正太郎氏が大正から昭和初期にかけて建てた「大山崎山荘」を創建当時の姿に修復のうえ、安藤忠雄氏設計の新館「地中の宝石箱」などを加えて、アサヒビール大山崎山荘美術館として平成8年(1996年)4月に開館しました。令和5年(2023年)7月には館名をアサヒグループ大山崎山荘美術館に変更し、現在に至ります。
当館では、築100 年以上の建築物や美しい庭園が大山崎の景観と一体となった、特別な空間での作品鑑賞を大切にしています。朝日麦酒株式会社の初代社長・山本爲三郎が支援した民藝運動にまつわる作品や、印象派の巨匠クロード・モネの傑作《睡蓮》連作などをご覧いただけます。
企画展「つながる民藝 縁ぐるり ー山本爲三郎コレクションより」開催中
2025年4月19日(土)から7月6日(日)まで、企画展「つながる民藝 縁ぐるり ー山本爲三郎コレクションより」を開催いたします。
1920年代に思想家の柳宗悦(1889-1961)らを中心にはじまった民藝運動は、地域や国境、職業や世代を越えた人々の多様な繋がりを生みだしました。そのなかのひとり、朝日麦酒(現アサヒグループホールディングス)株式会社の初代社長をつとめた山本爲三郎(1893-1966)は、民藝運動を草創期から支えた人物として知られます。山本のもとに集まった品々は現在、山本爲三郎コレクションとして当館に所蔵され、「民藝」という言葉の誕生から100年を迎えた今なお、褪せることのない魅力を放っています。
本展は、この山本コレクションから9人の作家(濱田庄司、バーナード・リーチ、富本憲吉、芹沢銈介、棟方志功、河井寬次郎、黒田辰秋、青田五良、エセル・メーレ)に焦点を当てるものです。濱田とリーチ、リーチと富本、富本と芹沢、……メーレと濱田、という連続的なペアを作り、各々の作品とエピソードから、彼らの関係を一つの円環のように浮かび上がらせます。いわゆるグループ展とも2人展とも異なる試みが明らかにする、9人それぞれの関係性や意外な共通点、さらにはこの円環に派生する人々のつながりをご覧ください。

美術館本館2階の喫茶室でティータイムを
本館2階の喫茶室には、室内席とテラス席があり、テラスからは雄大な眺望をお楽しみいただけます。
テラスから対岸を望むと男山が、遠くは京都南部から奈良の山々を見ることができます。
木津川・宇治川・桂川の三川合流も見ることができ、美術館庭園をはじめ、周辺の山々の景色を見渡すことができるのは、天王山の中腹に構える当館の喫茶室テラスならでは。
現在開催中の企画展「つながる民藝 縁ぐるり ー山本爲三郎コレクションより」にちなんだ、リーガロイヤルホテル京都特製のオリジナルスイーツもご用意しておりますので、ご来館の際には喫茶室にもお立ち寄りください。





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