～着るロボットの“力と技のアシスト”で身体能力を拡張する～　　株式会社INOMERがシードラウンドで資金調達を実施

株式会社INOMER

2024年9月5日 10時00分

着るロボットによる“力と技のアシスト”で人の身体能力を補完・拡張し、望むパフォーマンスをだれもが発揮できる世界の実現をめざす株式会社INOMER（イノマー、本社：奈良県奈良市、代表取締役CEO：桂典史、以下、INOMER）は、ライトアップベンチャーズ株式会社（本社：大阪府大阪市、代表取締役: 中村忠嗣、以下、LUV）を無限責任組合員とするライトアップベンチャーズ1号投資事業有限責任組合を引受先とした第三者割当増資により、9月5日付で4500万円の資金調達を実施いたしました。

今回の調達を受けてINOMERでは、現在、協力医療機関にて実証試験に取り組んでいる、脳卒中による片まひ（※1）者向けの歩行リハビリ用着るロボットのプロトタイプ「プロトH」の開発をさらに加速します。今後もINOMERは、ロボティクスによって人の身体能力を「力と技」の両面から補完・拡張することで、だれもが“意のまま”に望むパフォーマンスを発揮できる世界の実現に取り組んでまいります。

投資家からのコメント

《LUV アソシエイト　浅田圭佑氏》

桂代表のこれまでのご経験があったからこそ生まれてきた事業であり、これからさらにアクセルを踏んでいくにあたって、ご一緒できますことを大変うれしく感じています。

関西のものづくり企業として、現在開発を進めている脳卒中片まひ者向けの歩行リハビリ用着るロボットを皮切りに、ヘルスケア領域を含めた幅広い領域に事業展開を進めることができる、素晴らしいチームも揃っています。

新たな事業の創造に向け、弊社としても全力を尽くしてまいります。

INOMER代表からのコメント

《INOMER代表取締役CEO　桂典史》

従来の力を補助するのみのアシストスーツから、力と技をアシストする着るロボットへの大きな概念の転換に賛同しご出資をいただけたライトアップベンチャーズ株式会社に感謝と同時に、今後、事業創造を進めていく上でも心強さを感じています。INOMERは、その第一弾製品として脳卒中片まひ者向けの歩行リハビリ用着るロボットの社会実装をチーム一丸となって加速させてまいります。

■INOMERのプロダクト概要

＜歩行リハビリ用着るロボットのプロトタイプ「プロトH」＞

片まひや大腿骨近位部骨折などのリハビリテーション用ツール。これまで理学療法士が徒手により支えていた股関節伸展の介助をモーターとワイヤーの力でアシストします。

これまでのアシストスーツのような「力のアシスト」だけでなく、プロトHでは理学療法士の正しい歩行姿勢に導く「技のアシスト」も実現します。

■LUVファンドの概要

ファンド名称：　ライトアップベンチャーズ1号投資事業有限責任組合

ファンド規模：　約10億円

投資対象：　関西・西日本地域の、IT・サービス（特にBtoB）領域や大学発テック領域で事業を行う、プレシード～シード期のスタートアップ

無限責任組合員：　中村忠嗣及びライトアップベンチャーズ株式会社

■代表取締役CEOプロフィール

桂　典史（かつら　のりちか）

1974年、名古屋生まれ。同志社大学大学院修了。シャープ株式会社に入社、複合機の開発・量産に携わったのち、株式会社ATOUN に参画。ゼロイチの新規事業であったアシストスーツの開発および量産立ち上げを統括し、3機種を量産化。株式会社SHIN-JIGENでは創業に伴い、CDO（chief development officer）に就任。力を加えるだけではなく、生来のアビリティーを引き出す新しいウェアラブルロボットでリハビリテーションにイノベーションを起こすべく、2024年4月に株式会社INOMERを設立。奈良合気会師範代。