LangChain公式エキスパートによるLLMアプリケーション開発研修プログラムの提供を開始
1日でカリキュラムを終える基礎コースから3日間に渡る実践コースまで、ニーズに応じた開発者育成プログラムを提供。大手IT企業への導入実績も公開。
LangChain公式エキスパートとして認定された株式会社ジェネラティブエージェンツ(本社:東京都港区、代表取締役CEO:西見公宏、以下「当社」)は、LLMアプリケーション開発フレームワーク「LangChain」を活用した法人向け研修プログラム「LLMアプリケーション開発者養成講座」の提供を開始いたしました。すでに大手IT企業での導入実績があり、実践的な開発者育成プログラムとして高い評価を得ています。
▼研修プログラム提供の背景
LLM(大規模言語モデル)の急速な発展により、プロアクティブにLLMを活用するためにも、企業におけるLLMを組み込んだアプリケーション開発のニーズが高まっています。しかし、最新のLLMアプリケーション開発に関する体系的な教育プログラムは限られており、多くの企業が人材育成に課題を抱えています。当社は、LangChain公式エキスパートとしての知見を活かし、この課題解決に取り組んでまいります。
▼LangChainとは
LangChainは、LLMアプリケーションを効率的に開発するためのオープンソースフレームワークです。このフレームワークを使用することで、開発者はLLMの機能を容易に統合し、高度なLLMアプリケーションを迅速に構築することが可能になります。
LangChainを中心としたエコシステムは、LLMアプリケーション開発をさらに強化する複数のツールから構成されており、主要なコンポーネントは以下の通りです。
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LangChain:LLMアプリケーション開発の中核となるフレームワークで、LLM提供プロバイダとの通信、外部データソースの統合(Retrieval-Augmented Generation、RAG)、推論チェーンの構築などの機能を提供します。
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LangSmith:LangChainを使用して構築されたLLMアプリケーションのデバッグ、テスト、モニタリング、および分析を行うためのプラットフォームです。開発者は、LangSmithを使用することで、複雑なLLMアプリケーション内の動作を可視化し、パフォーマンスを最適化することができます。
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LangGraph:LangChainの拡張ライブラリで、LLMを活用した複雑なワークフローを構築するためのツールです。LLMをベースにしたワークフローにより、AIエージェントらしい動作をするアプリケーションの開発が可能になります。複数のAIエージェントを連携させ、より高度で自律的なシステムを設計することも可能です。
これらのツールを組み合わせることで、開発者は高度なLLMアプリケーションを効率的に設計、開発、最適化することができます。
▼研修プログラムの概要
「LLMアプリケーション開発者養成講座」は、このLangChainの基礎から実践的なアプリケーション開発までを効率的に学べる研修プログラムです。
1日基礎コース:メンバーとしてLLMアプリケーションの開発に参加できるレベルを目指し、プロンプトエンジニアリングの基礎から基本的なチャットボット、RAG(検索拡張生成)アプリケーションの実装までを学びます。
3日実践コース:リーダーとしてLLMアプリケーションの開発を主導できるレベルを目指し、RAGの発展的な手法や、評価、運用のためのLLMOpsの基礎を学びます。また、AIエージェント開発にあたっての基礎的な事項から、AIエージェントを開発するためのデザインパターンについて学びます。
開催例として、1日コースのカリキュラム構成については以下の通りです。
時間 |
テーマ |
学習内容 |
---|---|---|
10:00〜12:00 |
LLMアプリ開発の基礎 |
LLMアプリの概要から始め、ChatGPTのAPIの基礎、プロンプトエンジニアリングの基礎を学びます |
13:00〜15:00 |
LangChain入門 |
LangChainとそのエコシステムの概要や、LangChainの基本的な使い方を学びます |
15:15〜17:15 |
LangChainを使ったRAGアプリ開発 |
独自文書をもとに回答するRAGの処理を実装し、LangChainとStreamlitでチャットボットを開発します |
17:30〜18:00 |
質疑応答 |
ー |
ニーズにあわせてカスタマイズプランも用意しておりますので、まずはお気軽にお問い合わせ下さい。
▼導入事例:TIS株式会社ソーシャルイノベーション事業部様
実際に1日基礎コースを受講されたTIS株式会社ソーシャルイノベーション事業部様のインタビューを当社Webサイトに掲載しております。
そもそもなぜ今LLMアプリケーション開発を学ぶべきなのか、これからの実践的な開発者育成の必要性について語り尽くしたインタビューとなっております。ぜひご覧ください。
【インタビュー記事】
TIS株式会社様インタビュー - LLMアプリ開発研修実施の背景と今後への想い
https://www.generative-agents.co.jp/interviews/202411-tis
【受講者からの評価】
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「AIを組み込んだアプリケーション開発のイメージを具体的につかむことができた」
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「生成AIの基礎的な仕組みを理解し、提供側の視点を得られた」
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「実案件での活用に向けた準備として有意義だった」
▼今後の展開
当社は、本研修プログラムを通じて、企業におけるLLMアプリケーション開発の促進と、AIエージェント技術の普及に貢献してまいります。2024年度内に学習動画コンテンツの整備も含め、より多くの方にLLMアプリケーション開発技術を学んで頂きやすい環境の整備に取り組んでまいります。
▼事業責任者
大嶋 勇樹
株式会社ジェネラティブエージェンツ取締役CTO/Co-founder
大規模言語モデルを組み込んだアプリケーションやAIエージェントの開発を実施。ソフトウェアエンジニア向けの勉強会開催や教材作成などに尽力し、オンラインコースUdemyではベストセラー講座多数。
共著書
「ChatGPT/LangChainによるチャットシステム構築[実践]入門」(技術評論社)
https://gihyo.jp/book/2023/978-4-297-13839-4
「LangChain と LangGraph による RAG・AI エージェント[実践]入門」(技術評論社)
▼会社情報
株式会社ジェネラティブエージェンツ
株式会社ジェネラティブエージェンツは「AIエージェントと協働する世界をつくる」をテーマに、最新のAI技術を活用したAIエージェントの開発・利用促進に取り組む会社です。
主な事業:AIエージェント技術を軸とした生成AIアプリケーション開発支援、コンサルティング、教育・研修サービスの提供
設立年月日:2024年3月14日
本店所在地:東京都港区
代表取締役:西見 公宏
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