Comorisが法政大学・東京工科大学と産学協同プロジェクトを始動
都市における「多種と共にデザインする」新しい暮らし方を探る──自然との共創をセンシング・表現・実装まで一貫して検証する実験的プログラム

Comoris DAO合同会社(本社:東京都目黒区、共同代表:南部隆一、小田木確郎、渡辺英暁、以下 Comoris)は、法政大学デザイン工学部システムデザイン学科アフェクティブデザインラボ(指導教員:ソンヨンア教授、以下、ADL)および東京工科大学片柳研究所上岡玲子教授とともに、産学連携による共同プロジェクトを開始しました。
本プロジェクトでは、「都市の中の多種と共にデザインする」というテーマのもと、都市生活における動植物・微生物・風・水・光といった自然要素との共創的なライフスタイルのあり方を、センシング・表現・実装を通して実験的に探っていきます。
研究概要:都市に“他種の感覚”をとり戻すためのデザイン
都市は人間に最適化された環境である一方で、そこに共存する多様な生命との関係性は見落とされがちです。本プロジェクトでは、そうした人間中心的な視点を問い直し、「他種とともに都市を生きる」ことを前提とした新たなデザインのあり方を模索します。
プロジェクトのフィールドは、Comorisが手がける都市の空き地を活用したシェアフォレスト。ここを舞台に、学生たちはセンシングやフィールドワークを通じて他種の存在に“気づく”ところからスタート。そこから得たデータや経験をもとに、表現・可視化・コミュニケーションのかたちを考案し、最終的には物理的な実装の可能性まで探ります。
プロジェクトのステップと進行
1. Noticing(気づく)
都市に生きる他種の存在や現象に感覚的・身体的に気づく段階。Comorisや大学周辺、自宅近隣などでのフィールドワークを通して、センシング対象を探索します。視覚に限らず、匂いや音、風、湿度なども重要な観察対象とします。
2. Co-creating(共に作る)
センシングした結果をもとに、人と他種の関係を豊かにする表現・仕組みを創出。AIによるキャラクター化、体験型の可視化、空間への実装など、都市生活の文脈に沿った提案を行います。
3. Care(相互ケア)
アウトプットはComorisや大学、自宅などに実際にインストールし、継続的な利用を通じて「ケアし、ケアされる関係性」へとつなげていきます。
進行スケジュール(2025年)
本プロジェクトは2025年5月に始動し、6月の最終発表会に向けて、レクチャー、フィールドワーク、アイデア提案、プロトタイピングといった段階的なセッションを重ねています。
今後は、研究成果をもとに、論文化や展示などを通じた社会への発信を進めるとともに、Comoris現地での実装や、将来的なパブリックスペースへの応用、地域や他大学との連携など、継続的な展開を目指していきます。
法政大学デザイン工学部システムデザイン学科アフェクティブデザインラボ(ADL)

ADLは、法政大学デザイン工学部システムデザイン学科に2023年に新設された研究室で、社会の現実課題や未来の可能性に対して「感情」や「知覚」に基づいたデザインアプローチを重視しています。インタラクションデザイン、UXデザイン、サービスデザイン、メディアアート、スペキュラティブデザイン、リサーチスルーデザインといった領域を横断しながら、変化し続ける社会や都市空間において、他者との関係性や新たな価値創出の方法を探求しています。
本プロジェクトでは、ADLの専門性を活かし、都市における“多種との共生”をテーマに、観察・センシング・表現・実装まで一貫した実験的なプログラムを構築しています。
https://www.affectivedesignlab.com/ja
東京工科大学片柳研究所
東京工科大学は、実学主義に基づいた教育と研究を推進する理工系の大学です。本プロジェクトには、同大学の片柳研究所所属でエモーショナルエンジニアリングを専門とする上岡玲子教授が参加し、都市環境におけるセンシング技術やデータの可視化、環境デザインの観点から貢献しています。多種との共生に向けた表現や実装方法の開発を行い、技術と感性の融合による新しい都市像の探究に取り組んでいます。
https://jyuken.teu.ac.jp/info/lab/teacher/laboratory/ueoka.html
アーバンシェアフォレスト「Comoris」

都市の空き地や遊休地に小さな森をつくり、その場の自然や様々なアクティビティを楽しみながらメンテナンスを継続していくメンバーシップ制のシェアフォレストサービスです。NFTによるメンバーシップ制で運営され、メンバーや周辺住民は、場の育成はもちろんのこと、野草を使った食のイベント、森での実地研修など様々な学びのプログラムへの参加を通して、自身の暮らしにとっても、地球にとっても優しい、ネイチャーポジティブな都市生活を実現することができます。
また、土地オーナーは、Comorisの仕組みを活用することで、都市の空き地や遊休地を大きなコストをかけることなく森へと転換し、不動産事業としての経済性の担保も可能となります。地域の環境的な価値を高め、そのケアを担うコミュニティとともに賑わいを生み出していきます。
社名:Comoris DAO合同会社
所在地:東京都目黒区碑文谷5-2-5 T&Aビル5階
設立:2024年10月1日
代表者:南部隆一、小田木確郎、渡辺英暁
事業内容:
・会員制シェアフォレストサービスの運営
・ライセンス方式によるシェアフォレストサービスの運営、及び運営指導
・環境関連分野のコンサルティング・調査
・環境活動に関する商品・サービスの企画、開発、販売、保守、運営
・不動産に関する事業企画・運営
・建築・造園・緑化工事の企画
公式サイト:https://comoris.co/
Instagram:https://www.instagram.com/comoris_tokyo/
<本リリースについてのお問い合わせ先>
Comoris DAO合同会社 担当:橋場
TEL:050-3717-9515
E-MAIL:hello@comoris.co
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- 環境・エコ・リサイクル建築・空間デザイン
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