【能登復興支援】仮設住宅の入居者が気軽に参加できる「あおぞらカフェ」スタート。地域コミュニティになじみにくさを感じる方や新規入居者にも新たなつながりと安心感を
復興支援活動の中で聞こえてきた“仮設住宅で暮らす人々の声”から考案
特定非営利活動法人LOVE EAST（所在地：石川県羽咋市、代表理事：天野真信）は2025年4月より、能登半島地震で仮設住宅に入居された方々が気軽に交流できる場として、仮設住宅集会所前にて「あおぞらカフェ」をスタートしました。これまでの集会所でのイベントに「参加しづらい」「入りづらい」と感じていた方々にも地域コミュニティに馴染んでいただけることを目指し、対話を大切にすることで、新たなつながりと安心感を作り出します。
LOVE EASTホームページ：https://love-east.or.jp/
LOVE EASTは仮設住宅で暮らす方々のために、集会所でのイベント開催や、支援物資の配布を通した見守り支援などの活動を行ってきました。集会所では、健康体操やマッサージ、カラオケや、麻雀大会など、幅広いコンテンツのイベントを開催しています。
しかし、入居者の方々の中にはイベントに参加するのが難しいと感じる方々もいらっしゃいました。特に、新しく仮設住宅に入居された方や、男性の方に多く、「イベントは女性ばかりで参加しづらい（70代男性）」「興味はあっても知り合いがいないので、なかなか集会所には入りづらい（60代女性）」といったような声も寄せられていました。
こうした状況を受け、LOVE EASTでは、より多くの方々が気軽に足を運べる場として、新たに「あおぞらカフェ」の取り組みを開始しました。
あおぞらカフェは、仮設住宅の集会所の前にちょっとしたお茶のスペースを設け、通りがかりでも「ちょっと寄ってお茶だけでも」と立ち寄れる、そんなやさしい場所です。
現在は、石川県志賀町内の１０か所の仮設住宅を順番に回っています（雨天荒天時は中止）。
申し込みなどは不要で、どなたでも参加できます。（お茶・お菓子など無料）
これまでイベントには参加したことがなかった方々も、「ちょっとお茶するだけなら」と立ち寄ってくださるようになり、毎回新しい方が参加してくださっています。
また、集会所がない仮設住宅や、小さい仮設住宅でも開催できるので、普段は大きなイベントが難しい仮設住宅にもお伺いすることが出来ています。
〈担当スタッフの声〉
あおぞらカフェでは、ただお茶を提供するだけでなく、住民の皆さんとの対話を大切にしています。一軒一軒声掛けも行っていて、ケガなどで外に出ることが難しい方には家までお届けして、そこでお話をすることもあります。日々のたわいもない話から、その方の悩みや不安まで何でも話すことのできる場所、そして何よりも人と人とのつながりができる場所になっていっていることがとても嬉しいです。
LOVE EASTは今後も、誰ひとり取り残さない支援を目指し、地域の声に耳を傾けながら活動を続けてまいります。
日頃の詳しい活動の様子は、毎週インスタグラムに投稿しております。ぜひご覧ください。
Instagram：NPO法人 LOVE EAST(@love_east2024)
【LOVE EASTについて】
LOVE EASTは、石川県能登地域にて災害復興支援活動を行っているボランティア団体です。東日本大震災直後の2011年4月に東北応援団LOVE EASTとして発足し、音楽やアートを通して復興支援活動を行ってまいりました。2023年4月をもって東北応援団LOVE EAST改めLOVE EASTとして、引き続き活動をしております。
現在LOVE EASTは令和6年能登半島地震における災害支援に尽力しております。発災直後から能登半島に入り、瓦礫の撤去や倒壊危険家屋からの災害ゴミの搬出、炊き出しや支援物資の配布などのさまざまな支援活動を行ってきました。
現在は仮設住宅支援を中心に活動を続けています。被災地の復興の段階に合わせて、活動は変化し続けていますが、常に変わらないことは「目の前の困っている方に全力で応えていく」ということです。
私たちはこれからも能登の復興のため、また、いつ起こるか分からない次の災害のために働きを続けてまいります。
ご支援とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像