ブルーカラー職の人材確保を目指す団体「クール・ブルー」、山口支部を設立

海洋開発株式会社代表の藤田氏が支部長に就任

協栄電気工業株式会社

2025年12月4日 13時00分

ブルーカラー職の価値を社会に正しく伝え、業界全体で必要な人材確保を目指す団体『クール・ブルー』（代表：協栄電気工業株式会社代表取締役石本英成、所在地：広島県広島市）は、2025年12月、新たにクール・ブルー山口支部を設立いたしました。同支部の支部長には、海洋開発株式会社（本社：山口県下関市、以下：海洋開発）の代表取締役・藤田紫氏に就任していただくことになりました。

◾️クール・ブルーとは

「クール・ブルー」は、私たちの生活を支えるブルーカラー職の価値を社会に正しく伝えることを目的に、2025年に広島で設立された任意団体です。

「ブルーカラー」とも呼ばれるインフラや製造・その他サービス業等の現場で身体を使うことの多い仕事は、長年「3K（きつい・汚い・危険）の仕事」として語られてきた歴史があり、現在もマイナスイメージが根強く残っています。実際、就職・転職の際にはブルーカラー職が選択肢から自然と外れることも多く、さらに昨今の社会全体の人材不足も相まってブルーカラーの業界では深刻な人材不足に直面しています。

そこでクール・ブルーを通して給与水準や将来性といった正しい情報発信などを行うことで、ブルーカラー職の魅力を再認識していただき、業界全体に必要な人材の確保を目指しています。

公式HP：https://cool-blue.jp/

◾️山口支部設立の背景

海洋開発は、山口県下関市を拠点に海洋土木工事および潜水専門工事を中心とした水中での多様な施工業務を担う企業です。今回、代表取締役の藤田氏にクール・ブルーの理念へ深く共感いただき、ご連絡をいただいたことをきっかけに山口支部の設立が実現しました。

◾️今後行うこと

山口支部の設立を機に、以下のような活動を本格的に行ってまいります。

海洋開発の知見を活かし、海のインフラ整備や水中施工業務の現状を伝える情報発信・活動を実施
山口県下関市・福岡県北九州市エリアでの学校講演やイベント活動を本格始動
女性が活躍できるブルーカラー職の事例紹介や広報を強化

◾️代表者コメント（海洋開発株式会社代表取締役藤田紫）

この度、ご縁をいただき「クール・ブルー」の活動に参画させていただくこととなりました。

建設業界は今、深刻な人手不足と技術継承の断絶という大きな課題に直面しています。熟練の技術者が高齢化を迎える一方で、若手の入職者は減少傾向にあり、将来を担う人材の確保と育成が急務となっております。私自身も長年、地方に拠点を置く中小企業の経営に携わる中で、この問題に強い危機感を抱いてまいりました。しかしながら、一企業の取り組みだけでは十分な成果を上げることは難しく、限界を痛感しながらも「何かしなければならない」という思いを胸に抱き続けてきました。

そうした折、クール・ブルーのプレスリリースに触れる機会をいただきました。そこに記されていた石本社長の想いのこもったメッセージには、業界の現状を憂うだけでなく、「仲間と共に未来を切り拓いていく」という強い使命感と希望が込められていました。その言葉に心から共感し、私どももぜひこの志に加わり、ともに歩みたいと強く感じた次第です。

「海を守り、未来を築く」という使命のもとに活動してきた私たちにとって、クール・ブルーの理念はまさに共鳴するものがあります。本活動を通じて、同じ志を持つ多くの仲間とつながり、知恵と力を結集させながら、建設業界の持続的な発展に寄与していきたいと考えております。そして、若い世代が希望をもって技術を継承し、誇りを持って働ける環境づくりに微力ながら尽力してまいります。