松井ケムリさんが選んだ「2027年ブレイクする動物」はナマケモノ 広告に出る動 物の“未払いギャラ”も議論
生きものを“シンボル”に掲げる企業などで構成するSAVE OUR SYMBOLS CHALLENGE事務局は、2026年10月14日(水)、国内最大級の広告クリエイティブの祭典「虎ノ門広告祭」(東京・TOKYO NODE)にて、セッション「松井ケムリと考える、令和の『広告×動物』論」を開催しました。芸能界屈指の動物好きとして知られる令和ロマンの松井ケムリさんが進行を務め、「2027年にブレイクする動物」としてナマケモノを発表しました。

CMやロゴ、商品パッケージには数多くの生きものが使われている一方で、その多くが野生では絶滅の危機にあります。セッションでは、広告業界が動物から受け取ってきたものをどう返していくのかを議論しました。
■「虎」が消えた“ノ門広告祭”から始まったセッション
セッションは、会場スクリーンのロゴから「虎」の文字が消え、「ノ門広告祭」となった状態でスタート。登場した松井さんは「『ノ門広告祭』になってるんです。『虎』がいないんですよ」と指摘しました。さらに、「トラがいなくなると、困っちゃうんです。みんな。それは、この会場の『虎』だけじゃなくて、広告に出てくる動物たちも同じ」とテーマを提示しました。
続いて、DENTSU生態系LABの木下さとみさん、楽天グループの秦俊輔さんが登壇しました。
■最強のタレントは動物?
1つ目のテーマとして、多くの企業が広告に動物を起用する理由について、DENTSU生態系LABの木下さんが5つのポイントに分けて解説しました。これを受け、松井さんは「動物のイメージキャラクターが卒業することが大きな話題になりましたが、人間のタレントが広告を卒業しても、ここまで話題になることはなかなかないですよね」とコメント。続けて、「つまり動物は、広告にとって『みんなに愛されて、炎上もせず、何十年も働いてくれる、最強のタレント』ってことですね」と、動物を広告に起用するメリットをまとめました。
<動物が広告に効く5つの理由>
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親しまれやすい:広告臭を弱めながら、万人が受け入れてくれる。愛着を持たれやすく、覚えてもらえる
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伝えやすい:生きものの特徴やイメージを、ブランドの強みや性格にできる。時代性やメッセージ性も強化できる
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資産化しやすい:アイコン化すれば多媒体展開がしやすく、長期で使うほど愛着も増し、企業独自の資産となる
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炎上しにくい:スキャンダルがない。架空の生きものや人間をモチーフにする場合と比べてもリスクが低い
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目を引きやすい:狩猟していた時の本能が残っている。人間だけの世界より、いろんな生きものがいる世界のほうがホッとする
■「2027年ブレイクする動物」はナマケモノ
松井さんが「次に流行りそうな動物」を1種だけ予想するコーナーでは、ナマケモノを発表。自身の著書でも紹介しているといい、「体に苔が生えるまで動かない」と、そのユニークな生態を熱弁しました。さらに、体に生えた苔を自ら食べることにも触れ、自分の体で食べ物を育てているような姿を「究極のSDGs」と表現しました。また、松井さんが注目したのは、ナマケモノの「無理をしない、自然体」な姿。自然体で活躍するタレントが人気を集めていることと重ね、動物のキャラクターにも同じような魅力が求められるのではないかと分析しました。最後には、「ナマケモノがCMに今後いろいろ出るようになったら、僕の予想が当たったんだなと皆さん思ってください」と呼びかけ、広告界での“ブレイク”に期待を寄せました。
■「タレントにはギャラを払うのに、動物には1円も払っていない」
後半は、動物への“未払いギャラ”がテーマになりました。松井さんは「僕、今日ここにギャラをいただいて来てるんですね。」と切り出し、そのうえで、「ロゴとかキャラクターになる動物たちには1円も払っていない」と指摘。「人間に置き換えたら、たまったもんじゃない」と問いかけました。
これに対し、木下さんは動物のイメージを使って消費を促す一方で、それが動物自身の暮らしに悪影響を及ぼしていたら、動物も声を上げたくなるのではないかと言及。広告の力で自然とのつながりをつくり、動物たちに還元していくことの大切さを語りました。
秦さんは、野生のジャイアントパンダが約1,864頭であること(2015年に中国政府が発表した数/The IUCN Red List of Threatened Species(2026年7月時点情報参照))に触れながら、SOSチャレンジの仕組みを紹介。参加企業の商品を「楽天市場」で購入すると購入金額の1%が保全活動を行う団体に寄付され、寄付先は購入者が選べること、初年度(2025年)は200万人以上にリーチし、動物をロゴにしていない企業からも参加希望が寄せられたことを説明しました。
こうした日常の買い物を通じた保全活動への参加に加え、松井さんは、野生動物を身近に感じるきっかけとして動物園を訪れることも提案。自分たちの暮らしと野生動物の世界とのつながりを実感してほしいと呼びかけ、一人で訪れて、満足するまで好きな動物をじっくり観察する楽しみ方もおすすめしました。
そしてセッションの最後には、スクリーンのロゴに「虎」が戻り、松井さんの「戻ってきました」という言葉とともに、セッションは幕を閉じました。

■ 開催概要
・セッション名:松井ケムリと考える、令和の「広告×動物」論
・日時:2026年10月14日(水)17:30〜18:30
・会場:虎ノ門広告祭 TOKYO NODE GALLERY B|GALLERY STAGE(東京都港区虎ノ門2-6-2)
・登壇者:松井 ケムリさん(令和ロマン)/木下 さとみさん(DENTSU生態系LAB)/秦 俊輔さん(楽天グループ)

■開催中のキャンペーン
「楽天市場」でのお買いものキャンペーン「SAVE OUR SYMBOLS CHALLENGE supported by Rakuten」を、2026年10月1日から11月30日まで開催しています。アイロボットジャパン、ダイソンなど8社が参加し、対象商品の購入金額の1%が、生きものや自然環境の保全活動を行う団体へ寄付されます(参加企業は参考資料)。
特設ページ:https://event.rakuten.co.jp/mc/save_our_symbols_challenge/
■キャンペーン参加企業(順不同)
アイロボットジャパン合同会社、サラヤ株式会社、ダイソン株式会社、MOON-X Japan株式会社 猫壱カンパニー、サントリーウエルネス株式会社、タイガー魔法瓶株式会社、株式会社山田養蜂場、ほか1社
■「SAVE OUR SYMBOLS CHALLENGE」について
社名やロゴ、キャラクター、パッケージに「生きもの」を掲げる企業や、活動に賛同する企業で構成し、生きものや自然環境の保全に取り組むプロジェクト。2025年5月に始動。「これからも、ずっと、生きものたちと。」を合言葉に、2026年は「楽天市場」でのキャンペーン、「虎ノ門広告祭」での発信、NHKエデュケーショナルと開発する探究学習プログラムの3つを柱に展開しています。
特設サイト:https://sos-challenge.com/

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