教育界が注目する『絵を聴く保育』新メソッド

非認知能力を育む【改訂版】ダイアロジカルドローイング本、発売！

一般社団法人MOMO CO-CREATION

2025年5月30日 16時10分

『絵を聴く保育〜非認知能力を培うダイアロジカルドローイング〜』
絵を通じて、自己肯定感・思いやり・やり抜く力を育む実践ガイド。

非認知能力を育む保育メソッド、待望の改訂版登場！

子どもたちが描く「絵」に耳をすます――。
絵を聴くと、子どもがどんどん変わる。

非認知能力を育む新しい保育実践として全国の教育界で注目を集めた『絵を聴く保育』が、最新の理論と実践例を加えた【改訂版】として、2025年3月3日、かもがわ出版より発売されました。

著者は「ダイアロジカルドローイング※」を提唱する土居桃子先生です。
子どもの絵を、言葉になる前の「おはなし」として聴きながら、心の育ちを支えるアプローチです。

自己肯定感、協調性・思いやり、意欲・やり抜く力――
子どもたちの非認知能力を育む新しい保育のかたちが、ここにあります。

また、この出版を記念して、著者本人が登壇する特別イベントを2025年6月29日に高知蔦屋書店にて開催します。

本書の概要

『【改訂版】絵を聴く保育』は、子どもが自由に描いた絵を「完成品」として評価するのではなく、
描きながら子どもと対話し、その心の世界を聴き取るという新しい描画手法「ダイアロジカルドローイング」を紹介する一冊です。

改訂版では、非認知能力（自己肯定感、共感性、意欲など）を育む視点をより明確にし、
具体的な「ことばがけ」の方法、描く環境の整え方、実践事例を多数掲載しています。
また、5歳児クラスでの共同画や個人画の変化のプロセスを研究し、子どもたちの描画活動が心をどのように豊かに育むのかを、写真や具体例を通して視覚的に理解できる構成となっています。

社会的背景

新型コロナウイルスによる社会的影響を経て、子どもたちの遊びや対話の機会が減った経験は、今もなお保育現場や家庭の課題として尾を引いています。
自己肯定感や社会性の育成が難しくなった今、保育現場の課題はますます複雑化しています。
保育士不足、負担感の増大、現場の孤立感――こうした課題を乗り越えるには、
保育の本質に立ち返り、子どもの心に寄り添う対話型の実践が必要です。

本書は、その具体的な手法と現場の実践例を通じて、保育者が「保育の楽しさと希望」を取り戻し、
子どもと共に育ち合う新しい道を提案します。

読んで欲しい方（対象読者）

保育士・幼稚園教諭・子ども園の先生
保育士を目指す学生、教育・保育を学ぶ方
子育て中の保護者、家庭での子育てに関心のある方
子育て支援や発達支援の現場で働く方
教育・保育・心理の専門家や研究者
子どもの非認知能力の育成に興味がある教育関係者

著者コメント

著者プロフィール　土居桃子（どい　ももこ）先生

1964年高知県生まれ。DV離婚・シングルマザー・失業・難病発病という困難を乗り越え、
4人の子どもを育てながら約25年間保育士として勤務。
2016年に著書『絵を聴く保育〜自己肯定感を育む描画活動』（かもがわ出版）を出版。
高知ビジネスプランコンテスト優秀賞を受賞後、MOMO CO-CREATIONを創業。
2025年3月、高知県立大学大学院社会福祉学修士課程を修了。
現在も子ども支援と保育実践の深化に取り組んでいる。