令和キッズは健康ファースト!健康意識の高さは昭和・平成キッズの9.8倍 幼少期の健康意識・行動を習慣化することの必要性が明らかに
キリンホールディングス株式会社(社長COO 南方健志、以下キリン)は、今年の3月に幼稚園・保育園を卒園する子どもとその保護者1,000組を対象に、「子どもの健康管理」に関する意識・実態調査を行いました※1。今春、卒園する子どもたちは、2019年~2020年生まれ、コロナ禍で育った「令和キッズ」です。調査結果から、令和キッズは健康習慣と健康管理を自ら意識し、実践している実態が明らかになりました。こうした行動を、継続的に支えることが、子どもたちの将来の健康につながると考えられます。
キリンは、健康意識の高い令和キッズに子どもの頃から免疫ケア※2を意識した生活習慣を定着させるために、全国の幼稚園・保育園の園児向けに健康啓発を行う「免疫ケア推進園※3」を展開し、卒園式など「大切な日」に向けた期間集中の免疫ケアプログラムを提供しています。
※1 【調査概要】 実施期間:2026年2月19日(木)〜20日(金)、調査対象:2026年春に幼稚園・保育園を卒園する予定の子どもとその保護者1,000組、調査方法:インターネット調査
構成比(%)は小数第2位以下を四捨五入しているため、合計値は100にならない場合があります。
※2 免疫ケアとは、規則正しい生活・バランスの良い食事・十分な睡眠・適度な運動など、免疫を意識した健康的な生活習慣を行うことです。
※3 キリンキッズケアの取り組み | 「よろこびがつなぐ世界」への取り組み 健康を守るアクション | KIRIN - キリンホールディングス株式会社
「令和キッズの健康意識に関する実態調査」サマリー
令和キッズの健康意識・健康習慣
●健康意識や健康習慣、保護者の子ども時代(昭和・平成キッズ)と比べ令和キッズが大きく上回る結果と
なりました。
●「帰宅時の手洗い・うがい」だけでなく、「早寝・早起き」や「せきエチケット」も子どもは能動的に行動。
●保護者の93.2%が「子どもは手洗い・うがいをする理由を理解している」と回答。子どもに手洗い・うがいをする理由を聞くと、75.1%が「ばい菌を落とすため」、61.3%が「風邪や病気を予防するため」と回答。
令和キッズの免疫認知
●自分だけでなく、保護者やお友だちに対しても免疫を広める“免疫ケアリーダー”としての一面も。
●「免疫」という言葉も約6割が聞いたことがあり、約6人に1人(16.5%)は意味まで理解。
有識者インタビュー
「子どもが身につけた健康行動を習慣化させることが大人の役割に」(順天堂大学医学部 小林弘幸教授)
「令和キッズの健康意識に関する実態調査」調査結果
保護者の子どもの時代(昭和・平成キッズ)と、我が子(令和キッズ)を比べると、
健康意識が高いのは「令和キッズ」と回答した人は「昭和・平成キッズ」の9.8倍に
我が子(令和キッズ)と、昭和・平成生まれの保護者自身が子どもの頃(昭和・平成キッズ)と比べ、どちらが健康意識が高いか5段階で回答した結果、62.4%が「令和キッズの方が健康意識が高い」と回答しました。一方で「昭和・平成キッズの方が健康意識が高い」と回答した人は6.4%にとどまり、9.8倍もの大きな差が見られました。また、健康習慣については「どちらもできていない」を含む6段階で比較したところ、「手洗い・うがいの習慣化」(令和キッズ57.2%:昭和・平成キッズ8.7%)は6.6倍、「せきエチケット」(令和キッズ52.6%:昭和・平成キッズ9.5%)は5.5倍、「周囲の体調を気づかう」(令和キッズ45.7%:昭和・平成キッズ8.6%)は5.3倍と、令和キッズが上回りました[図1]。

この春卒園の子どもの94.1%が「手洗い・うがい」を習慣化、93.9%が「周囲の体調を気づかうことができる」子ども自身も70.6%が「手洗い・うがい」を実践、47.8%が「自分が元気でいるために大事なこと」と認識
次に子どもの健康意識・健康習慣について、保護者を対象に「できているかどうか」を4段階で調査しました(とてもできている/できている/まあできている/全くできていない)。「とてもできている」「できている」「まあできている」を合算した結果、94.1%が「手洗い・うがいが習慣化している」と回答し、9割以上の子どもが手洗い・うがいの習慣を身につけていることが明らかになりました。また自身の体調管理にとどまらず、93.9%が「周囲の体調を気づかうことができている」、88.2%が「せきエチケットができている」と回答するなど、他者への配慮を含めた健康行動も高い水準にあります。
さらに、「健康への意識が高い」は86.7%、「自分の体調について言葉にすることができている」は96.5%と、ほとんどの子どもが自身の体調を自覚し、表現できていることが明らかになりました[図2]。この春に卒園を迎える子どもたちは、健康意識の高い健康優良園児と言えそうです。
そこで、子ども自身に普段行っていることを聞くと、70.6%が「手洗い・うがい」を実践し、自分が元気でいるために大事なこととして約半数が「手洗い・うがい」(47.8%)を挙げました[図3]。


この春卒園の令和キッズ、「手洗い・うがい」だけでなく「早寝・早起き」も「せきエチケット」も能動的に行動
実践している健康行動について、「自分から行動することが多いか」「誰かに言われてから行動することが多いか」を子どもたちに尋ねました。その結果、「帰宅時の手洗い・うがい」(62.3%)、「せきエチケット」(58.0%)、「早寝・早起き」(56.0%)のいずれにおいても、過半数の子どもたちが「自分から行動することが多い」と回答し、高い自主性がうかがえる結果となっています。
同様の設問を保護者にも行い、「我が子が実践できていると思う行動」について回答してもらったところ、手洗い・うがいについては約半数(47.7%)が「自分から行動することが多い」と回答しました。また、「せきエチケット」(34.8%)や「早寝・早起き」(37.6%)についても、3人に1人以上の保護者が「自分から行動することが多い」と答えています。いずれの項目においても、「言われてから行動する」子どもは半数以下にとどまり、保護者の回答からも、令和キッズが能動的に健康行動に取り組んでいる様子がうかがえました[図4]。

この春卒園の令和キッズは健康行動をする理由まできちんと理解
健康行動には行う理由がありますが、子どもはその理由まで理解しているのか、保護者に聞きました。「帰宅時の手洗い・うがい」について、保護者の49.8%が「理由を理解して行っていると思う」、43.4%が「どちらかといえば、理由を理解して行っていると思う」と回答しました。これらを合計すると、93.2%の保護者が、子どもは手洗い・うがいを行う理由を理解していると捉えていることが分かりました。
実際に子ども自身に「なぜ手洗い・うがいをするのか」を聞いたところ、75.1%が「ばい菌を落とすため」、61.3%が「風邪や病気を予防するため」と回答しました。一方で、「家族や先生に言われているから」と答えた子どもは18.1%にとどまり、多くの子どもが目的を理解したうえで行動している様子がうかがえます。
同様に「せきエチケット」についても、保護者の91.3%が「子どもは理由を理解して行っていると思う」と回答しました。子ども自身の回答では、約4人に3人(75.9%)が「周りの友だちにうつさないため」と答えており、他者への配慮を含めた理解が進んでいることが明らかになりました[図5]。

この春卒園の令和キッズは、自分だけでなく周りの人にも免疫ケアを広める「免疫ケアリーダー」に
健康行動の理由まで理解し、免疫の視点を身につけている今の令和キッズたち。実は、自分自身の体調管理にとどまらず、周囲の人にも健康行動を促す「免疫ケアリーダー」としての一面も見せています。
保護者に対し、子どもから「手洗い・うがい」を促された経験があるかどうかを聞いたところ、13.2%が「よくある」、43.9%が「たまにある」と回答し、計57.1%と、約6割の保護者が子どもから「手洗い・うがい」を提案された経験があることが分かりました。また、子どもがお友だちに対して手洗い・うがいを促している様子を見聞きしたことがあるかを尋ねると、10.1%が「よくある」、37.7%が「たまにある」と回答し、約半数(47.8%)の子どもが、お友だちにも免疫ケアを呼びかけていることが明らかになりました。さらに、子どもから「具合が悪いときは休まないといけない」と言われた経験がある保護者は54.0%にのぼり、お友だちに対しても46.0%が休養を勧めていると回答しています[図6]。

この春卒園の令和キッズ、「健康」「栄養」の言葉の認知率は9割超え「免疫」という言葉も約6割が聞いたことがあり、約6人に1人は理解までしている
免疫という概念を理解し、「免疫ケアリーダー」としての一面も見せる令和キッズたち。そこで、健康に関する言葉の認知率について調査を行いました。「健康」という言葉は62.0%が「何のことか知っている」と回答し、「何のことかは知らないが、聞いたことはある」(30.9%)を合わせると92.9%が言葉を認知している結果となりました。同様に「栄養」についても61.7%が「何のことか知っている」、30.6%が「何のことかは知らないが、聞いたことはある」と回答し、認知率は92.3%にのぼっています。一方で「免疫」は「何のことか知っている」が16.5%と他の用語に比べて低くなりますが、42.7%が「何のことかは知らないが、聞いたことはある」と回答し、計59.2%が「免疫」という言葉を認知していることが明らかになりました[図7]。

健康意識の高い令和キッズへ
キリンは、幼少期からの免疫を意識した健康的な生活習慣が日常の当たり前として定着することを目指した取り組みを行っています。子どもの毎日と未来を支える「キリン キッズケア」プロジェクトの下、自発的な免疫ケア習慣の定着を啓発する「免疫ケアサポートアクション」を実施しています。その一環として、幼稚園・保育園を対象に、子どものころからの免疫を意識した生活習慣が自然と続くよう支援する「免疫ケア推進園」を全国で展開。「免疫ケア推進園」は累計で6,431園※4に達しました。
※4 2025年6月~2026年2月末時点
今回、「免疫ケア推進園」では、春の卒園式に向けた「10日間免疫チャレンジ」を実施。園児が卒園式に元気に参加するために、免疫ケアミッションを園とご家庭の両方で取り組めるようサポートしています。園では、先生による免疫ケアの大切さを学ぶ紙芝居「4つのパワーでつよいぞ!ムテキッズ」の読み聞かせや、クラスの中から園児が日替わりで選ばれる「けんこう大臣」によるクラスミッションに取り組んでいます。


順天堂大学医学部 小林弘幸教授による解説
コロナ禍育ちの令和キッズ、健康意識の高さはコロナ禍の影響が大きい
今回の調査結果を見て、やはりコロナ禍の影響が大きいと感じました。およそ3年間にわたったコロナ禍は長すぎたのだと思います。この春に卒園する子どもたちは、令和生まれでコロナ禍育ち。ご家庭、園、メディアと、常にコロナ対策の情報に触れ、実践してきた子どもたちです。だからこそ健康に関する知識もあるし、行動できているのだと思います。「免疫」という言葉も、小学校に上る前に子どもたちがこれほどまでに知っているとは驚きました。以前であれば考えられない結果です。
ご家庭や園での教育とメディアからの情報は、子どもの知識と行動に良くも悪くも大きく影響
この結果から何を読み解くかというと、読み書きさえまだ不十分な未就学児でも、ご家庭、園、メディアからの情報により、知識を吸収し実践できるようになり、健康について理解し習慣化できるということです。感染症対策において、大人以上に対策が難しい末端の世代がここまでできるというのは頼もしいですね。もし仮に、今後新しい感染症が流行したとしても、今の子どもたちの知識と経験があれば、対策しやすくなるんじゃないかと思います。一方で、これだけ急速に浸透できたということは、たとえ間違った知識であっても同様に吸収し広まってしまう危険性があるということでもあります。小さい頃の教育はとても重要ですが、子どもたちに伝える側の正しい理解は不可欠だと改めて感じました。
コロナ禍で得た貴重な健康行動を、いかに「習慣化」へと昇華させるかが肝心
習慣化へのポイントは、①毎日続けられるように簡単で ②楽しんでできること
子どもが健康行動を自主的に行うようになったことは、コロナ禍で得られた唯一の産物だと思います。これを生かすためには、やはり習慣化が重要です。規則正しい生活、1日3食・腹八分目、日常的な運動、人とコミュニケーションをとるなど、そういったことが自然とできるように身につくと、生活習慣病の予防など将来の健康につながります。ただ習慣化することは、実践以上に容易ではありません。習慣化のためには、簡単であること、楽しめることが重要です。「◯◯しなさい」と強制するのではなく、一緒にコミュニケーションをとりながら、楽しく続けられる工夫が必要です。例えば、笑顔で過ごすことは免疫力を高めることが知られていますが、子どもが毎日笑顔で暮らせるような習慣を身に付けさせたいですね。
周りを気づかう“思いやり”は、周囲も自分も守る行動
コロナ禍の3年間で身に付いた“思いやり”を感染症対策だけでなくさまざまな場面で発揮してほしい
今回の調査で私が最も注目したのは、9割以上の子どもが「周囲の体調を気づかうことができる」(図2参照)という点です。周りの人の体調を気づかうことで、周囲からの感染が予防できますし、ほかにも周囲の人との良好な関係性を築くことで、自分自身のストレスも軽減し自律神経が整うなど、自分の健康状態にも良い効果が期待できます。他人のことのようであって、自分の健康状態もアップする方法です。
コロナ禍の3年で育まれた周りを気づかう・思いやるという行動は、感染症対策だけでなく、世の中のさまざまな場面で生かされるものです。社会全体をより良い方向に導いていくためにも存分に発揮してほしいですね。
<プロフィール>

順天堂大学医学部 小林 弘幸(こばやし ひろゆき)教授
日本スポーツ協会公認スポーツドクター
1987年、順天堂大学医学部卒業。92年、同大学大学院医学研究科修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属医学研究センター、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、順天堂大学小児外科講師・助教授を歴任。
自律神経研究の第一人者として、数多くのプロスポーツ選手、アーティスト、文化人へのコンディショニング、パフォーマンス向上指導に関わる。
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