電子基板は“極小都市”だった。株式会社電産の展示企画が「IDM AWARD 2026 み_る」優秀賞を受賞— 電子基板の12層構造を空間デザインへ翻訳するブランドプロジェクト
電子基板の12層構造を空間デザインへ。設計図・回路パターンを「機能美」として再解釈する新たなブランドプロジェクト

産業用組込みハードウェアの設計・製造を手がける株式会社電産は、同社が企画・出展する展示作品―「『基板要素』をインテリア空間にインストールする試み」―が、インテリアデザインのプロフェッショナル団体 IDM(Interior Design Meeting) が主催する 「IDM AWARD 2025 み_る」 において 優秀賞 を受賞したことを発表しました。
本アワードは、日本の素材やデザインの魅力を再発掘し、建築・インテリア分野へ発信することを目的としたデザインアワードです。2025年は 「JAPAN SHOP 2025」 会場内で開催され、商空間デザイン、ディスプレー、店舗設備・建材、サイン、グラフィックス、空間演出機器など、街と店舗を彩る最新技術とマテリアルが集まる国内最大級の専門展示会の中で審査が行われました。
今回評価された展示は、同社が長年培ってきた電子基板設計技術を起点とした空間デザインプロジェクトです。さらに本取り組みは、開発・設計の現場で日々生み出される設計図や回路パターンといった設計資産を、新たなデザイン価値として再解釈し、空間表現へと展開する“デザインアップサイクル”の試みでもあります。技術の内部に宿る秩序や構造美を可視化し、産業技術を新たな文化的価値へと転換するプロジェクトとして位置づけられています。

産業機器に使用される電子基板は、実は 12ものレイヤー(多層) によって構成されています。
その内部には数十センチ四方の中に精緻な回路パターンが凝縮されており、その構造は都市のインフラのような秩序を持っています。
同社はこの構造に着目し、電子基板の回路構造を 「極小都市」 として再解釈。
基板のレイヤー構造を空間構成へ翻訳することで、技術と空間デザインを融合した展示を制作しました。


基板の回路パターン図面
基板はレイヤー構造

産業用基板
基板は社会・交通インフラなどで使用されている

美しいレイヤー構造
回路レイヤー構造を空間に

光源による空間演出
光で空間を美しく演出
本展示の空間設計・展示デザインは、展示会空間演出のプロフェッショナル スーパーペンギン 竹村尚久氏 が担当。
企業の技術思想を空間体験へと翻訳する独自のデザインアプローチにより、電子基板の内部構造を 体験できる空間 として可視化しました。



この展示は単なるプロダクト紹介ではなく、「電子基板の内部構造を建築的なレイヤー構造として読み替える」という新しいデザイン提案でもあります。
来場した建築家やデザイナーに対し、「この極小都市をリアル空間へ変換できないか」という問いを投げかけるコンセプト展示として高い評価を得ました。

株式会社電産では今後、こうした技術資産を起点に、建築・インテリア分野との新たな連携や空間マテリアルとしての展開を視野に入れ、技術とデザインの融合による新しい価値創造を進めていくとしています。
[本件に関するお問い合わせ先]

株式会社電産
多摩技術センター/プロダクション部 髙橋洋一
Corporate website:https://www.densan.co.jp/
TEL: 042-357-0400
Mail:production-div@densan.co.jp
産業用組込みハードウェアの設計・製造を手がける株式会社電産。誠実なものづくりを軸に、環境課題や次世代育成にも挑戦する技術系企業。

SUPER PENGUIN株式会社
〒141-0021 東京都品川区上大崎3-10-50 SEED花房山406
Corporate website: https://www.superpenguin.jp/
展示会ブースや商空間の企画・デザイン・プロデュースを手がけるSUPER PENGUIN株式会社。独自の視点とストーリー設計に基づく空間演出で、企業のブランド価値やメッセージを立体的に可視化する。来場者の視線や動線まで緻密に設計する手法により、高い集客力と体験価値を創出する空間デザイン会社である。
写真/根津佐和子
Instagram: https://www.instagram.com/lilgraph/
website: https://www.lilgraph.com/
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