全地連 四国支部長にNPO法人しあわせ代表の澤田氏が就任
高知を起点に、重度訪問介護事業者等の四国ネットワーク構築へ

重度障害をお持ちの方の在宅・地域生活を支える事業者を中心に構成される全国障害者地域生活支援事業者連絡会(略称:ぜんちれん)四国支部長にNPO法人しあわせ代表の澤田圭史氏が就任しました。
■プロフィール

澤田 圭史 / 特定非営利活動法人しあわせ 代表
高知県を拠点に、重度訪問介護事業等の福祉事業に取り組む社会起業家。高校卒業後、社会人生活を経て30歳で看護師資格を取得。高知市の病院に勤務しながら、母親が経営する訪問介護事業所の経営危機に際し、利用者とスタッフを守るためNPO法人の理事長に転身。現在まで約7期にわたって事業を牽引。
◎法人概要
名称:特定非営利活動法人しあわせ
住所:高知県高知市西秦泉寺257-6
■澤田圭史氏 コメント
重度訪問介護等、障害のある方の在宅介護に携わる中で、常に感じてきたのは「相談できる場」の必要性です。現場で生じる課題や悩み、制度に関する知識や理解が十分でないことで、判断に迷う場面も少なくありません。地域によっては、高齢者を対象とする訪問介護事業所に比べ、重度訪問介護の事業所が少ないため、相談できる相手が周りにいなかったり、指定権者である自治体には相談しづらかったりするという現実があります。
例えば私の場合、事業を始めたばかりの頃や制度変更があった際に、自治体に相談したい場面がたくさんありました。しかし、自分の理解不足が露呈することで実地指導につながるのではないかという懸念が常にありました。もしかすると私と同じように、相談を躊躇してしまう経営者の方も多いのかもしれません。
こうした状況の中、各事業所が抱える課題やその解決事例を、互いに不安なく共有できるプラットフォームが必要だと、私はずっと感じてきました。全地連は、そうした場を実現できる組織だと考えています。高知県を皮切りに、徳島、香川、愛媛を含む四国全域へのネットワーク拡大を目指します。業界全体の発展には、事業所数の増加と事業者間の連携強化が不可欠です。
経営面の現実としては、慢性的な担い手不足が続く中、職員確保のため処遇改善を優先してきましたが、訪問介護事業(介護保険)の報酬減少もあり、前期は赤字を計上しました。しかし、現在の自社の人件費率が業界全体と比べて高いのか低いのかさえ、自分たちだけでは相対的に判断することができません。
今後は全地連を通じて、こうした経営課題や単価の問題について、複数の事業所から集約したデータをもとに、業界としての提言を発信していく必要があると考えています。全国規模での勉強会や現地での意見交換を通じ、経営ノウハウの共有と相互の連携強化を推進したいと考えています。規模や経営状況が異なる事業所からの声も含め、業界全体で学び合える場を構築することが重要です。
四国支部長という大役をしっかりと務め、四国の事業者の皆さまとともに、より良い地域生活支援の環境づくりに取り組んでまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。
■全地連とは
一般社団法人全国障害者地域生活支援事業者連絡会(全地連)は、重度障害のある方が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられる社会の実現を目指す、障害福祉サービス事業者の全国組織です。重度訪問介護をはじめとする地域生活支援に携わる事業者が連携し、現場で培った知見や課題を共有しています。研修・情報交換・経営支援を通じてサービスの質と事業運営の健全性を高めるとともに、利用者・家族・行政・関係団体との対話を重ね、制度や支援環境の改善にも取り組みます。事業者同士が支え合い、一人ひとりの尊厳ある地域生活を支える持続可能な仕組みをつくります。
・名称:一般社団法人全国障害者地域生活支援事業者連絡会
・通称:全地連/ぜんちれん
・代表理事:高浜敏之
・所在地:〒186-0004 東京都国立市中1丁目20-1浅見ビル1階
・主な会員:重度訪問介護を中心とする障害福祉サービス提供事業者
・webサイト:https://zenchiren.jp/
・お問い合わせ:https://zenchiren.jp/contact/
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