【タツノ】花王と共同開発した油汚染土壌の洗浄工法「ソイルランドリー工法」を実用化

~従来の土壌入替に比べコスト約半減※1・バイオレメディエーションに比べ浄化期間短縮※2を実現、現場での実証に成功~

株式会社タツノ

株式会社タツノ(以下、当社)は、花王株式会社(以下、花王)と共同で、給油所等の油取扱施設における土壌汚染対策として、洗浄工法「ソイルランドリー工法」を新規開発し、実際の汚染現場での実証施工を経て実用化いたしました。

本工法は、花王と共同開発した特殊な洗浄剤を用い、タツノのエンジニアリング技術で施工するものです。従来の「土壌入替方式(掘削除去)」と比較して大幅なコストダウンを実現し、「バイオレメディエーション方式(微生物浄化)」と比較して約4分の1の期間で浄化を完了することが可能です。

■ 開発の背景と目的

長年営業を続けてきたSSや油取扱施設において、土壌汚染対策は経営上の大きな課題となっています。従来の手法には、汚染土壌を搬出する「土壌入替方式」のコスト高騰や、微生物を用いる「バイオレメディエーション方式」は長い浄化期間を要するといったデメリットがありました。これらの課題を解決するため、当社は花王と3年にわたる共同研究を行い、短工期・低コストかつ環境負荷の低い新技術の開発に取り組み、このたびの実用化に至りました。

■ 「ソイルランドリー工法」の3つのメリット

1. 低コスト:土壌入替方式と比べ大幅なコストダウン

土壌入替方式では、汚染土の処分費や運搬費が高額になる傾向がありました。本工法は現場で浄化を行う「原位置浄化」であるため、これらの費用を大幅に削減できます。

2. 短工期:バイオレメディエーション方式(バイオ方式)の約1/4

微生物による自然の分解プロセスを待つバイオ方式に比べて、洗浄剤の化学的効果と重機の物理的攪拌によって強制的に油分を引き剥がす本工法は、極めて短期間での浄化が可能です。

3. 環境負荷の低減(CO₂削減)

汚染土の場外搬出を不要にするため、運搬車両によるCO₂排出量を削減できます 。

■ ソイルランドリー工法のメカニズム

本工法は、洗濯機で衣類を洗う原理を応用したものです 。

注水・攪拌:汚染部分に新開発の洗浄剤と水を注入し、重機で攪拌します 。

剥離・浮上:洗浄剤の効果で土壌粒子から油分が剥離し、水面に浮上します 。

回収:油分を含んだ水を回収し、新しい水ですすぎを行います。使用した水は活性炭で処理します 。

■ 実証事例

2025年8月、九州エリアの現場にて本工法を適用しました 。

現場状況:地下水位が高く、高濃度の油分汚染が確認された砂質土壌 。

成果:実作業1週間程度で浄化を完了。油臭・油膜の消失を確認し、施主様からも高い評価をいただきました 。

費用対効果:掘削除去を行った場合の想定費用に対し、本工法では大幅なコストダウンでの実施を実現しました 。

■ 今後の展望

当社環境ソリューション部に設置された分析施設「タツノラボ」の高度な分析技術と連携し、本工法の適用範囲拡大に向けた研究を継続します。当社は、土壌の調査から施工までをワンストップでサポートし、お客様の土壌環境課題解決に貢献してまいります 。

関連リンク

2024年09月12日 花王株式会社研究開発ニュースリリース:

油で汚染された土壌専用の洗浄剤を開発汚染により再利用困難な“ブラウンフィールド”問題に向けた新技術

https://www.kao.com/jp/newsroom/news/release/2024/20240912-001/

本件に関するお問い合わせ先

株式会社タツノ

【営業統括部】 TEL:050-9000-0567 / FAX:03-3452-6125

【環境ソリューション部】 TEL:050-9000-0644 / FAX:045-521-5241

※1 コストにおいては地域差がありますので、一例になります。

※2 浄化期間は土質、汚染濃度、油種等条件によって異なります。

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会社概要

株式会社タツノ

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URL
https://tatsuno-corporation.com/jp/
業種
製造業
本社所在地
東京都港区三田3-2-6
電話番号
050-9000-0567
代表者名
龍野翔
上場
未上場
資本金
4億8000万円
設立
1911年05月