【496人調査】親世代との同居でストレスを感じる理由は?不満の解消へ向けて望むこと
親世代との同居ストレスに関する意識調査
親世代との同居には、助け合いをはじめとするメリットがあります。
しかし実際に同居していると、生活習慣や価値観の違いからストレスを感じる人も少なくありません。毎日同じ空間で暮らしていると、親のことは決して嫌いではなくても、小さなすれ違いや気遣いが積み重なって辛くなってしまうことも。
株式会社家がほしい(本社:広島県広島市、代表取締役:佐々木 功、公式サイト:https://iegahoshii.co.jp/ )が運営する家が欲しい.com( https://iegahoshii.com/ )は、親世代と同居している496人を対象に「親世代との同居ストレス」についてアンケート調査を実施しました。
調査結果に対して、合同会社芙蓉宅建FPオフィス代表の大野翠氏よりコメントをいただきました。
アンケート概要
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調査対象 |
親世代と同居している人 |
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調査期間 |
2026年7月3日~5日 |
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調査機関 |
自社調査 |
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調査方法 |
インターネットアンケート |
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有効回答数 |
女性357人/男性139人、計496人 |
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回答者の年代 |
20代 22.4%/30代 30.8%/40代 25.6%/50代 21.2% |
【本調査データの引用について】
本調査の結果・画像は、記事やメディアでご紹介いただけます。引用・転載の際は、出典元として「株式会社家がほしい」の公式サイトURL( https://iegahoshii.com/ )へのリンク掲載をお願いいたします。
■親世代との同居でストレスを感じることがある人は90.9%

親世代との同居でストレスを感じることがあると回答した人は、「頻繁に(36.7%)」「たまに(54.2%)」を合わせて90.9%にのぼりました。
程度の差はあれ、多くの人が親世代との同居でストレスを感じていることがわかります。「頻繁にある」だけでも3割を超えていて、日常的にストレスを感じている人も多くなっています。
■親世代との同居でストレスを感じる理由1位は「生活リズムが合わない」

親世代との同居でストレスを感じる理由の1位は「生活リズムが合わない(33.9%)」で3割以上の人が挙げました。2位「プライバシーがない(20.6%)」、3位「食生活が合わない(11.3%)」が続きます。
生活リズムや食生活など、毎日の小さなすれ違いを負担に感じている人が多くなっています。また、プライバシーや金銭面、衛生観念などさまざまな考え方の違いも、ストレスになっていました。
親子であっても、互いが年をとればとるほど、暮らし方や考え方が完全にマッチすることは少なくなると考えられます。
1位|生活リズムが合わない
生活リズムの違いは、毎日の暮らしのあらゆる場面に影響します。具体的には「就寝・起床時間の違いから、生活音に気を遣う」「食事や入浴の時間を親世代に合わせるので、自分のペースで過ごせない」といった声が寄せられています。
本来であれば、自宅は自分のペースで過ごせる場所です。しかし親と同居していて、相手に合わせる必要があると、精神的な疲労が蓄積します。
また高齢の親は長年続けてきた生活習慣を変えにくいですし、子ども世代は仕事や育児の都合で生活時間を変えられないケースも少なくありません。
どちらにも事情があるため歩み寄りが難しくて我慢するしかなく、ストレスになっていると考えられます。
◯回答者の声
・あまりにも生活リズムが違いすぎるため、親に合わせるのが苦痛でたまりません。寝る時間と起きる時間が数時間違うので、静かに歩いたり食べたりする必要があるのはストレスです(30代 女性)
・「食事を一緒に食べたい」と言ってくるが、親は高齢のため開始時間がとても早く、自分の生活リズムが崩れること(40代 男性)
・お風呂が共用なので、入る時間を気にします。また親世代は朝早く起床するため、私たちが休日に遅くまで寝ていると、嫌味を言われます(50代以上 女性)
2位|プライバシーがない
同居していると生活スペースを共有するので、どうしてもお互いの動向が目に入りやすくなります。
一人になれる時間や場所が少なく、気が休まらないと感じている人も多くなりました。何か言われるわけではなくても、「見られるかも」「聞こえるかも」と感じるだけで、ストレスになることもあります。
また外出時や帰宅時間についてしつこく聞かれ、「監視されている」「大人として尊重されていない」と感じる人もいました。
親にとっては「子どもや孫のことを心配するのは当然」「家族だから」という感覚でも、子ども世代にとってはストレスになっていることがわかります。
◯回答者の声
・自室があっても、何歳になろうが親から私生活にあれこれ干渉されてしまい、本当の意味でのプライベートな空間や時間をもてないことです。一人の大人として扱われず、行動や予定を気にされるのがどうしても窮屈で、面倒に感じてしまいます(20代 男性)
・室内の仕切りがふすまや障子しかないので、防音性が低い。家の中でプライベートの電話がしづらい(30代 女性)
・子どもについて干渉してくること。出掛けると「今日はどこまで行ってきたの?」と声をかけられ、プライベートがなくて見張られている感じがする(50代以上 女性)
3位|食生活が合わない
仕事などで忙しい人の場合、親と同居していると、面倒な食事作りをお願いできるのはメリットです。一方で、味付けや量などが親と合わず、ストレスを感じている人もいました。単なる好き嫌いだけではなく、「年齢」「健康状態」「生活スタイルや食事に対する考え方の違い」が背景にあるため、難しい問題です。
食事は毎日のことなので、小さな不満でも積み重なると大きなストレスになります。また作ってもらっているという引け目がある場合には、「好みに合わない」と伝えにくくなり、問題を長引かせる要因になると考えられます。
◯回答者の声
・食事を作ってもらっているけど、量が合わない。多すぎる。40代なんだから、もうあまり食べないのに。味付けも濃すぎたり薄すぎたりする(40代 女性)
・食事の嗜好が合わない。別々に作ろうとすると同じ時間に狭いキッチンに二人が立つことになり、現実的に無理(50代以上 男性)
4位|価値観が違う
お金や子育てについての価値観はもちろん、趣味に関する価値観についても意見が寄せられました。
「親の価値観を押し付けられている」と感じることは、大きなストレスになります。価値観が違うのは仕方ないのですが、互いの価値観を尊重していないとストレスになってしまうのですね。
また価値観の違いは日常生活のあらゆる場面で摩擦を引き起こす要因になりますが、簡単には変えられないものでもあります。親への遠慮や摩擦を起こしたくないという気持ちから不満があっても言えない状況も、大きなストレスになります。
◯回答者の声
・親は「推し」の概念が1ミリもなかった世代。私が推し活をしていると「また無駄なことやってるの」「他のことにお金を回すほうが絶対幸せになれるよ」と、聞いてもない、いらない気遣いを見せてくる(20代 女性)
・日常生活全般において戦後や昭和初期の価値観を全面的に出してくる点に苛立ちを覚えます。口に出すのは良いですが、私たちや孫世代にまで価値観を押し付けてくる。不満を言いたいけど遠慮して言えないのがストレス(50代以上 女性)
5位|金銭面で不満がある
親と同居する場合、光熱費や住居費などをどう負担するかは、大切な問題になります。「電気を使う量は親のほうが多いのに、子どもがすべて払っている」などの不公平感があると、不満につながるからです。
また親の介護のために同居しており、子どもが親の介護や医療にかかる費用を負担している場合も、子ども世代の家計を圧迫する要因になります。
親世代は年金生活で収入が限られるため、子ども世代に頼りたいと思っている可能性もあります。一方で働いている子ども世代であっても、住宅ローンや教育費などで多くの支出を抱えている場合があり、余裕があるとは限りません。
金銭問題は精神的なゆとりや将来への不安感にも直結するので、衝突の原因になりやすいと考えられます。
◯回答者の声
・同居している義両親は日中家で過ごしており、エアコンやTVなどを使用する頻度が高いけれど、支払いはすべて子ども世代がしていること(40代 女性)
・「生活費はすべて子どもが払うものだ」と、光熱費を支払わないといつも喧嘩になる(50代以上 女性)
・介護や病気に関連した費用(50代以上 男性)
6位|気遣いで疲れる
同居する相手との関係を円滑に保ちたい場合には、お互いに気遣いが必要です。しかし自分らしく過ごせるはずの家で気遣いを求められることで、精神的な負担になるケースも少なくありません。
義理の親との同居では、価値観や距離感がつかみにくくなるので、自然体で過ごせないことも多いと考えられます。また実の親子であっても、年齢を重ねるにつれて「性格」「体調」「価値観」が変化し、配慮が必要になることも。
アンケートでは「悪気がないのはわかっていても、気を遣う」という声もありました。相手のことが嫌いなわけではなくも、気を遣ってストレスになるケースもあるとわかります。
◯回答者の声
・親との関係。少し金銭的に助けてもらってるので、気を遣う(40代 男性)
・自分の親じゃないので気遣いはするし、考えていることがわからないから(50代以上 女性)
・もともと性格が合わない。年のせいか少し怒りっぽくなってきているので、怒らせないようにとても気を遣う(50代以上 女性)
7位|衛生観念が違う
衛生観念の違いも、同居する上でストレスになりえます。
多かったのは「親世代の衛生意識が低いのでストレス」という声。「入浴習慣」「片付け」「洗濯や掃除」「トイレの使い方」などは、日常生活で何度も行う基本的な行動です。目にする頻度が高いので、ストレスも蓄積しやすいと考えられます。
衛生観念は言葉で注意しても簡単に変えられるものではないので、結局は気になる人だけが片付けや掃除を担う状況になりがちです。結果として「自分ばかりが気にして、掃除している」という不公平感も生まれるので、ストレスが解消されにくくなっていると推測できます。
◯回答者の声
・父がお風呂嫌いで、お風呂に毎日入れないこと(30代 男性)
・60代の両親と同居中。片付けの価値観が合いません。私と夫は使ったものをすぐ元の位置に戻します。両親は戻さないのでだんだん散らかっていきます(30代 女性)
・「部屋にゴミが落ちている」「自室の掃除をしない」「トイレの水を流さない」「便器の蓋が開けっ放し」など、不衛生なところに一番ストレスを感じます(50代以上 女性)
■親世代との同居のストレス解消に向けて「別居」を望む人が81.4%

「親世代との同居のストレス解消に向けて望むこと」を聞いたところ、1位は「別居(81.4%)」で、実に8割を超える人が望んでいました。
2位「二世帯住宅化(19.6%)」、3位「ルールの決定(11.1%)」、4位「互いに干渉しないこと(9.8%)」、5位「自分専用のスペース(7.4%)」の結果です。
多くの人が「同居のストレスは、同居したままだと解決できない」と捉えていることが読み取れます。同居を解消しない場合も、「二世帯住宅化」や「自分専用のスペース」など、物理的に親子が離れる方法を挙げる人が多くなりました。
1位|別居
別居すれば、生活リズムのずれやプライバシーのなさなど、同居によるストレスを一度に解消できます。そのため多くの人が、本音では別居を望んでいました。
またアンケートでは「関係が悪いわけではないが疲れる」「離れたほうが良い関係を築ける」といった声が寄せられています。親を嫌いではなくても、同じ空間で暮らすことによって生じる気遣いや摩擦が負担になっていることもわかります。
また「ルールを決めても守ってもらえない」「価値観を変えるのは無理」という回答もありました。長年の経験から培われてきた親の価値観や生活習慣を変えるのは難しく、話し合いやルール作りで解決しにくいこともあります。そのため物理的に距離を置くことが、現実的で根本的な解決方法だと考えられています。
◯回答者の声
・できれば別居して自分たちだけの生活をしたいです。親との関係が悪いわけではありませんが、毎日の生活リズムや家事など、プライベートな時間まで気を遣う状態が続くと疲れてしまいます(20代 女性)
・別居したい。近いから嫌なところも見えてくるので、離れたら良い関係が築けると思う。ルールを決めても聞かないし、もう年寄りだから聞く気がないので(40代 女性)
・正直に言うと別居したいです。そのほうが、わだかまりがなくなると思います(50代以上 男性)
2位|二世帯住宅化
二世帯住宅に住むと、一緒に暮らしながらも生活空間を分離することが可能です。
完全分離型の二世帯住宅などで玄関や水回りが別になると、顔を合わせる頻度がかなり減ります。すると「食生活の違い」「生活リズムの違い」「衛生観念の違い」などで気を遣う場面も減ります。一方で同じ家には暮らしているので、必要なときには助け合えるのがメリットです。
ただ懸念点としては、光熱費の分担があります。金銭負担の不公平感を減らしたいなら、「個別の契約を結ぶ」「子メーターを設置して、それぞれの世帯の使用量を見える化する」といった方法がおすすめです。
◯回答者の声
・二世帯住宅にして、近すぎる距離感をどうにかしたい(20代 女性)
・寝室以外すべて全て共有スペースなので、完全二世帯住宅に変更したいです(50代以上 女性)
・二世帯住宅にしたいです。キッチンを自由に使って、好みの食事を作って食べたい(50代以上 男性)
3位|ルールの決定
同居生活のルールを決めておくことで、ストレスを減らしたいと考えている人もいました。ストレスを感じているシーンに合わせて、「食事や入浴の時間」「生活費の分担」「家事の分担」についてのルールを決め、互いがしっかり守れれば、ストレスは減ると考えられます。
そもそも生活習慣や価値観は、他人から見れば受け入れられないものであっても、本人にとってはいたって普通のことです。そのためルールを決めるときに「ルールを作る理由」や「お互いにされたら嫌なこと」を共有しておくことで、不要な衝突や誤解を防ぎやすくなると期待できます。
◯回答者の声
・支払いのルールを明確にしたいです(40代 女性)
・お互いの生活時間や家事の分担について、最低限のルールを決めたいと思っています。完全な別居は現実的ではないので、せめて自分のスペースや時間を尊重してもらえる環境が欲しいです(50代以上 女性)
4位|互いに干渉しないこと
具体的には、「家事のやり方に口出ししない」「予定を細かく確認しない」などの声がありました。
互いの意識次第で実践できるのはメリットですが、人間ですので、気になる行動が目に入ったり心配になったりすると、つい口出ししてしまうことも。「お互いに徹底できるかどうか」は考慮する必要があります。
◯回答者の声
・本音を言えば、お互いのやり方に口を出しすぎない「ちょうどいい距離感」が欲しいです。妻にも親にもそれぞれのスタイルがあるので、家事のルールに細かく干渉し合わないのが理想です(30代 男性)
・お互いの生活ペースや考え方を尊重して、必要以上に干渉しない距離感が保たれることです。少しゆるい関係のほうが、気持ちが楽になります(40代 男性)
・予定を逐一確認したり許可を取ったりする必要があるのをなくしたい。自由に行動させてほしい(50代以上 女性)
5位|自分専用のスペース
お互いの生活が見えすぎなくなることで、細かな行動への口出しや干渉も減らしやすくなると期待できます。また喧嘩したときやちょっとしたストレスを感じたときにも、退避できるスペースがあると気分転換できますね。
ただ住宅の広さや間取りには制限があり、部屋数を増やしたり仕切りを設置したりするリフォームには費用がかかります。そのため「実際には実現が難しい」と感じている人もいました。
◯回答者の声
・二世帯にすると将来的に無駄が増えてしまうのではないかと思って同居にしたのですが、もう少しプライベートスペースを広げればよかった。行動が目に入ってしまう。義母のスペースも広くしてあげればよかった(30代 女性)
・家が狭いので現実的には無理ですが、部屋を別にしたい(40代 女性)
■大野 翠氏のコメント
今回の調査では、ストレス解消のために「別居」を望む人が8割を超えた点が印象的でした。
宅建士・FPとして住まいや家計の相談に携わる中でも、同居は住宅そのものだけでなく、生活費の負担、家事、プライバシー、将来の介護など幅広い問題につながります。
たとえ家族仲が良くても、同じ家で快適に暮らせるとは限りません。同居を考える際は、間取りや費用だけでなく、生活ルールや金銭負担、将来の暮らし方まで含めて話し合い、お互いが無理なく暮らせる距離感を考えておくことが大切だと思います。
■専門家紹介

大野 翠
合同会社芙蓉宅建FPオフィス代表。FPとして約17年の実務経験を持つ。
企業内FPとして約6年間勤務したのち、2016年に金融商品の販売を行わない独立系FPとして開業、2021年に法人化。
現在は個人相談、金融経済教育、執筆、講師業を中心に活動している。
2024年からは金融経済教育推進機構(J-FLEC)認定アドバイザーとして、生活者向けの金融教育にも携わる。
金融・不動産分野を専門とし、銀行、証券会社、放送局などで年間300本超の専門記事を執筆。
自社主催セミナーの参加者はのべ500名を超える。
宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士の資格も保有し、スタディングでは宅建講座・賃貸管理士講座の講師も担当している。
合同会社芙蓉宅建FPオフィスHP:https://www.fuyotakkenfpoffice.com/
【本調査データの引用について】
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■家が欲しい.comについて
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公式URL
■会社概要
社名 : 株式会社家がほしい
所在地 :〒730-0855 広島市中区小網町7-8-2-101
代表者 : 代表 佐々木 功
資本金 : 300万円
事業内容 : 訳あり不動産の直接買取・再生、不動産に関するご相談対応
URL : https://iegahoshii.co.jp/
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