【開催報告】日本語学校26校から40名の先生方が参加。学校の垣根を越えて教育現場の実践や課題を共有する「日本語教育 実践フォーラム presented by HandsOn AI」を開催

武蔵野大学・神吉宇一教授の講話と、日本語学校3校の実践者によるパネルディスカッションで「自律学習」と「AI時代の日本語学校の価値」を議論。参加者満足度は10点満点中 平均9.2点

株式会社HandsOn AI

株式会社HandsOn AI(本社:東京都江東区、以下「HandsOn AI」)は、2026年10月30日(金)、グレイドパーク新宿西口にて、日本語教育に携わる先生方を対象としたコミュニティ型イベント「日本語教育 実践フォーラム presented by HandsOn AI」を開催しました。当日は日本語学校26校から40名の先生方が参加しました。

本フォーラムは、「学校の垣根を越え、実践を共有し、共に学び合う」をコンセプトに、日々の教育実践や課題を持ち寄り、学校間の新たなつながりを生み出すことを目指すイベントです。

今回は「学習者の自律的な学びを、学校はどう支えるか。」をテーマに、武蔵野大学の神吉宇一教授による講話、日本語学校の実践者3名によるパネルディスカッション、参加者同士のグループワークを実施しました。

イベント終了後のアンケートでは、全体満足度は10点満点中平均9.2点となり、回答者の8割が9点以上と評価しました。他校の先生方との意見交換や、自校の教育実践を見つめ直す機会として、参加者から前向きな声が寄せられています。

■ 開催の背景|学校の垣根を越えて、実践と知恵を共有する場を

日本語学校は、日本語の習得にとどまらず、留学生の生活や進路、将来の日本社会での活躍までを支える役割を担っています。

近年は、認定日本語教育機関制度への対応、「日本語教育の参照枠」の活用、学習者の自律学習支援、学習成果の評価など、教育現場に求められる役割がますます多様化しています。

各校では、教育方針や学習者の状況に応じた工夫が積み重ねられています。一方で、こうした実践や課題について、他校の先生方と情報交換や意見交換を行う機会は限られていました。

「ある学校の実践が、別の学校の新たなヒントになる。」

HandsOn AIは、学校間の学び合いを後押しし、先生方が互いの知見や課題を共有できる場をつくりたいという想いから、本フォーラムを企画しました。知識を一方的に受け取るセミナーではなく、参加者自身が実践を持ち寄り、対話を通じて学び合い、明日からの教育活動につなげられる場を目指しています。

■ 神吉宇一教授による講話|参照枠と自律的学習・agency

武蔵野大学グローバル学部日本語コミュニケーション学科教授で、HandsOn AIの学術顧問を務める神吉宇一氏が、「参照枠と自律的学習・agency」をテーマに講話を行いました。

講話では、CEFRと「日本語教育の参照枠」の理念を比較しながら、参照枠を試験のレベル対応やCan-doのチェックリストとして「作業的に」運用するのではなく、その背景にある教育理念を理解することの重要性について問題提起がなされました。

また、学習者の自律性や学びの当事者性(agency)は、学習者個人に備わった静的な能力ではなく、周囲の環境との相互作用によってその都度育まれるものだという視点が示されました。

学習者が自ら学びに向かうために、学校や教師はどのような環境をつくれるのか。参加者それぞれが自校の実践を見つめ直すきっかけとなる講話でした。

■ 日本語教育の実践者3名が登壇|自律学習とAI時代の日本語学校の価値を議論

続くパネルディスカッションには、日本語教育の現場で教育実践や学校運営に携わる3名が登壇しました。「学習者の自律的な学びを、学校はどう支えるか。」を中心テーマに、各校の実践を踏まえた議論が展開されました。

【パネリスト】

写真左から:

山本 弘子 氏(カイ日本語スクール 代表)

神 恵介 氏(新世界語学院 校長)

北 琢磨 氏(アリス日本語学校横浜校 教務主任)

【モデレーター】

神吉 宇一 氏(武蔵野大学グローバル学部 日本語コミュニケーション学科)

1|学習者が自ら学びたくなる仕組みとは

学習者の自律性や学習意欲を高める取り組みとして、ポイント制度やゲーミフィケーションの活用、授業後の振り返り、学習者同士の相互評価など、具体的な実践やアイデアが共有されました。

学習を続けさせる仕組みを整えるだけでなく、学習者自身が自分の学びを振り返り、次の目標を考える機会を設けることの重要性について意見が交わされました。あわせて、習熟度や学習意欲が学習者ごとに異なる中で、こうした取り組みをどう授業に取り入れるかという課題も共有されました。

2|AI時代に、対面の日本語学校だからこそ提供できる価値

もう一つの大きな論点となったのが、「AIが普及する中で、対面の日本語学校が提供すべき価値とは何か」という問いです。

教材作成やフィードバックにAIを活用することで、教員の業務負担を軽減し、教育の質をさらに高められる可能性が議論されました。一方で、地域社会や企業と連携したフィールドワーク、キャリア教育、多文化共生につながる活動など、実際の人や社会との関わりを通じた学びの重要性についても意見が交わされました。

特に、校外学習を単なる体験行事で終わらせず、学習者が日本語を実際に使い、地域社会とのつながりを深め、将来の進路や生活に生かせる学びへと発展させていくことの重要性が共有されました。

AIを活用して日々の教育活動を支えながら、AIでは代替できない「人との関わり」や「実社会での体験」をいかに充実させていくか。これからの日本語学校に求められる役割や価値について、改めて考える機会となりました。

■ 学校の垣根を越えたグループワーク|明日からの実践につながる学びと気づき

パネルディスカッションに続き、参加者同士によるグループワークを実施しました。

各校が取り組む自律学習支援や学習評価の工夫、教育現場で抱える課題を共有したうえで、講話やパネルディスカッションから得た気づきをもとに、今後の実践につながるアイデアを話し合いました。各テーブルでは「今後、自校で実践してみたいこと」を一つにまとめ、参加者全体で共有しました。

プログラム終了後の懇親会では、普段は接点の少ない学校の先生方同士が、教育現場の課題や取り組みについて率直に意見交換する姿が見られました。

■ 参加者満足度は平均9.2点、8割が9点以上|学校間の交流や実践的な学びに前向きな声

イベント終了後に実施したアンケートでは、全体満足度(10点満点)が平均9.2点となり、回答者の8割(80.6%)が9点以上と評価しました。参加者からは、講話やパネルディスカッションでの学びに加え、他校の先生方と直接交流できる機会について多くの声が寄せられました。

【参加者の声】

「普段なかなかお会いできない他校の先生方と、それぞれの学校の現状を共有できる貴重な機会でした。」

「講話やパネルディスカッション、先生方との交流を通じて、自校に足りない視点や、これから取り組むべき課題に気づくことができました。」

「日々の教育や学校運営に生かせるヒントが多く、今後の実践を考えるきっかけになりました。」

また、定期的な勉強会・実践共有の機会を期待する意見も寄せられました。

HandsOn AIでは、こうした先生方の声を大切にしながら、各校の取り組みや課題を共有し、先生方が互いに交流し、学び合える機会を今後も継続的に設けてまいります。

※アンケート実施日:2026年10月30日/有効回答数:31件(参加者40名)

■ HandsOn AIが目指す、教育現場に寄り添うAI活用

イベント後半では、HandsOn AIが日本語教育機関向けに開発・提供するサービスを紹介しました。

紙テストの自動採点と、AIとのロールプレイで会話力を測るAI日本語スピーキングテスト「HandsOn AI 日本語会話能力測定」のデモンストレーションを実施。あわせて、成績・出席・面談記録などを一元管理し、教務・校務の業務を効率化する校務支援システムの構想を紹介しました。

HandsOn AIが目指すのは、日本語教育をAIに置き換えることではありません。教育の主役は、あくまでも「先生」と「学習者」です。

私たちは、AIの活用によって先生方が日々の事務作業に費やす時間を減らし、学習者一人ひとりと向き合う時間を増やすことを目指しています。

今後も教育現場の先生方との対話を大切にしながら、各校の実情や課題に寄り添い、現場で本当に必要とされるサービスの開発・改善に取り組んでまいります。

■ 一度きりのイベントではなく、学校同士が学び合い続けるコミュニティへ

HandsOn AIは、本フォーラムを単発のイベントで終わらせるのではなく、日本語教育に携わる先生方が学校の垣根を越えてつながる、継続的なコミュニティへと育てていきます。

今後は、自律学習支援や学習評価に加え、AIを活用した教務・校務の効率化、各校の実践事例の共有など、教育現場の関心や課題に即したテーマでの開催を予定しています。

学校ごとに積み重ねられてきた経験や知恵を、学校を越えた共有の財産へ。HandsOn AIは、テクノロジーで教育現場を支えるとともに、先生方が互いに学び合い、新たな実践を生み出せる場を育んでまいります。

【今回開催概要】

イベント名称:日本語教育 実践フォーラム presented by HandsOn AI

開催日時:2026年10月30日(金)17:00〜20:25

会場:グレイドパーク新宿西口(東京都新宿区)

参加者:日本語学校26校・40名

テーマ:学習者の自律的な学びを、学校はどう支えるか。―日本語教育の参照枠と、評価・学習支援の実践から考える

プログラム:

・神吉宇一教授による講話「参照枠と自律的学習・agency」

・日本語教育の実践者によるパネルディスカッション

・学校間でのグループワーク・全体共有

・HandsOn AI 事業紹介・プロダクトデモ

・懇親会・交流会

■ 株式会社HandsOn AIについて

株式会社HandsOn AIは、「学びを越えて、世界を繋ぐ」をミッションに、日本語教育・人材育成領域におけるAI活用の新たなスタンダードづくりに取り組むスタートアップです。AI日本語学習、日本語会話能力測定、JFT-Basic模試、教務・校務支援などを展開し、学習・評価データを通じて、学ぶ人の成長と教育・採用・就労の現場をつないでいます。

会社名 : 株式会社HandsOn AI

資本金 : 5,100万円

所在地 : 東京都江東区

認証 : ISO/IEC 27001:2022(ISMS)認証取得

Webページ : https://h-on.ai

お問い合わせ : https://h-on.ai/form/contact

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


関連リンク
https://h-on.ai/
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

株式会社HandsOn AI

6フォロワー

RSS
URL
https://h-on.ai/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都江東区東陽2丁目3番地6
電話番号
-
代表者名
横手倫也
上場
未上場
資本金
-
設立
2025年01月