テクダイヤがディスペンサーノズルの加工限界を突破、「先端スーパーロングノズル」の開発に成功
電子機器をより高精度かつ小型化に
テクダイヤ株式会社(本社;東京都港区、代表取締役;小山真吾)は、ディスペンサーノズルの加工限界とされる、「先端内径;Φ0.25、先端長さ;6mm」の「先端スーパーロングノズル」の開発に成功しました。2018年2月23日より販売開始しています。
先端スーパーロングノズルの2つの特徴
①先端の長さ
ディスペンサーノズルの先端長さの加工は、穴径:長さ(深さ)、1:10が加工限界とされる中、テクダイヤの先端スーパーロングノズルは穴径の1:24(24倍)の長さを実現し、加工技術の常識を覆しました。
②ディスペンサーノズルの性能はそのままに
従来のディスペンサーノズル最大の特徴であった、内部段差のないテーパー形状や、切削による削り出し一体形状を採用することで、課題とされた材料詰まりを抑制することに成功。さらに、先端を研磨することで材料の這い上がりや、糸引きの問題を解決し、お客様の理想とする細部まで正確で安定した塗布を可能としました。
先端超ロングノズル誕生の背景
①お客様の要望
新開発のカメラモジュール生産のため、ディスペンサーノズルが必要でしたが、塗布したい箇所の近くには、塗布の障害となる高さ約3.5㎜のワークがありました。通常のディスペンサーノズルでは、ノズルの先端から塗布したいポイントまでの距離が遠く届かないため、正確な塗布を実現することができませんでした。
解決策として、ノズル先端部をワーク高さよりも高い、4.5㎜以上にする必要がありました。組み立て式や、標準ニードルでは、内部に段差が存在するため、材料蓄積や硬化による詰まりが発生します。従来通り細部へ正確で安定した塗布を実現するには、ディスペンサーノズルの性能をそのままに、先端を長くした新しいディスペンサーノズルの開発が必要でした。
②卓越した精密機械加工技術
精密機械加工を得意とするテクダイヤは、これまでも加工技術でさまざまな製品を生み出してきました。例えば、先端径業界最小10μのディスペンサーノズルのリリースや、研究機関と共同で、再生医療に寄与するバイオマテリアルプリンティングによって細胞を吐出するディスペンサーノズルの開発にも成功しています。
先端スーパーロングノズルの用途
テクダイヤ株式会社について
テクダイヤ株式会社は、「加工技術で産業界の常識を覆す」をモットーに、お客様の要求以上のアイデアを提供する加工業です。工業用ダイヤモンド販売の商社からスタートし、顧客の要求に応じて徐々に事業を拡大し、高い技術力を持つ製造業者へと進化しました。現在はセラミック応用技術・精密機械加工技術・ダイヤモンド加工技術をコアとしながら先端技術のものづくりを支えています。
東京に営業と開発機能を設置し、海外はフィリピンのセブ島に自社工場を構え、アメリカ、台湾、韓国、中国に営業拠点と、イスラエルやフランス、ドイツ、イギリスやイタリアその他の地域に協力販売網を持ち、製品提供と情報発信を国際規模で展開しているグローバルカンパニーです。海外にも好評の製造技術を独自に融合させ、様々な製品を通信業界、バイオ業界、セキュリティ業界へと世界的に送り出しています。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- 商品サービス
- ビジネスカテゴリ
- 電子部品・半導体・電気機器
- ダウンロード