㈱ALEの人工衛星2号機、2019年11月25日に打上げウィンドウが開始
~2020年の人工流れ星実現および事業化へ大きく前進~
「科学を社会につなぎ 宇宙を文化圏にする」をミッションに掲げる株式会社ALE(東京都港区、代表取締役社長/CEO:岡島礼奈、以下ALE)は、人工流れ星の実現に挑戦する人工衛星2号機(以下、2号機)の打上げウィンドウ(またはローンチウィンドウ)が2019年11月25日に開始予定となりましたことをお知らせいたします。ロケット打ち上げサービスのプロバイダーであるSpaceflightとの契約によって調達した2号機はRocket Lab社のエレクトロンロケットに搭載され、ニュージーランドのマヒア半島から宇宙へ旅立つ予定です。ALEはこの2号機を利用し、2020年内の人工流れ星実現および事業化を目指します。
■打上げ予定日
打上げウィンドウは2019年11月25日より14日間となります。
■打上げ後の予定
2号機は打上げ後、軌道に投入され、地上との通信を確立します。その後は数か月間に渡り運用試験を実施し、全てのコンポーネントやシステムの健全性を確認します。そして遂に2020年、世界初の人工流れ星を実証いたします。場所等の詳細は現在検討中です。確定次第発表いたします。
■代表取締役社長/ CEO 岡島礼奈コメント
「来る人工衛星2号機の打上げに、大変わくわくしています。予想外に打ち上げが前倒しとなったことには、驚きと同時に大きな嬉しさを感じました。この2号機の打上げにより、世界初の人工流れ星の実現がいよいよ間近となります。ALEにとって一大イベントとなる人工流れ星の初お披露目は2020年の予定です。是非楽しみにお待ちください。Rocket Lab社は、商用ミッションの成功率100%の実績を持つ心強いパートナーです。彼らと共にこのミッションに臨めることは大変光栄です。」
■打上げ当日
2号機の打上げの様子は、Rocket Lab 社のWEBサイトで動画がライブ配信されます。打上げ当日、代表の岡島をはじめとしたALEメンバーは、投資家や研究開発提携先など人工流れ星実現へ一緒に挑戦してくださっている皆様と、日本のALEオフィスでライブビューイングにて2号機の旅立ちを見守る予定です。
■ALE-2 mission logo
*宇宙関連企業では、ミッションに携わるチームのまとまりの象徴として、また一般の方々によりミッション親しんでいただくためにマーク「ミッションロゴ(ミッションパッチ)」を作ることがあります。
「地球から空を見上げて流れ星を見る」というALEのSky Canvas事業が描かれれています。
緑色は地球の大地、黄色~オレンジ~青色は日中から夜への空の変化、紺色は宇宙。
沢山の方々に「地上から宇宙を感じ、楽しんで欲しい」というALEの願いが込められています。
左右に描かれているALE-2の打上場所・ニュージーランドを代表する植物のシダです。シルバーファーンとも呼ばれ、「前進」「躍動」の象徴とされています。このミッションを機に、世界初の人工流れ星に向かって大きく「前進」「躍動」していくALEの姿を表現しています。
縁取りは、ニュージーランドのナショナルカラーである黒色を採用しました。
■ 2号機の特徴(初号機との主な差異)
◇投入される軌道
初号機…高度500㎞付近
2号機…高度400㎞付近
◇軌道コントロール装置
初号機…DOM®:De-Orbit Mechanism *
2号機…スラスター
◇搭載した流星源の色数
初号機…4色(ホワイト、グリーン、ピンク、オレンジ)
2号機…5色(上記+ブルー)
※75㎏、60cm×60cm×80cm程度
2号機には軌道コントロール装置としてスラスターが搭載されています。ノズルからガスを放出することで、衛星高度を上下させることができます。それにより人工流れ星が発生する場所・日時を目標通りにコントロールすることが可能です。
2号機には、人工衛星初号機に搭載されていたホワイト、グリーン、ピンク、オレンジにブルーを加えた5色の流星源(人工流れ星の素)が400粒搭載されています。
* DOM®:De-Orbit Mechanismは株式会社 中島田鉄工所(福岡県八女郡)の商標です。
【株式会社ALEについて】
ALEのミッションは、「科学を社会につなぎ 宇宙を文化圏にする」というものです。ALEは私たち人類の持つ無限の好奇心を、技術によって実現していくことを通じて科学および宇宙事業を発展させ、人類の生活をより豊かにすることをビジョンとしています。
社 名 : 株式会社ALE(エール)
本社住所 : 東京都港区芝大門2-11-8 住友不動産芝大門二丁目ビル2階
代 表 者 : 代表取締役/CEO 岡島礼奈
設 立 : 2011年9月1日
事業内容 : 宇宙エンターテインメント事業「Sky Canvas」、高層大気・大気圏再突入データ解析、
小型人工衛星技術の研究開発
■事業内容
◇Sky Canvas
「Sky Canvas」とは、空をキャンバスに見立てて彩る宇宙エンターテインメント事業です。まずは世界初となる人工流れ星の2020年内実現を目指して事業を進めています。また、人工流れ星に続く次世代エンターテインメントの開発も行っております。宇宙エンターテインメント事業を通じて宇宙や科学の楽しさを伝えることで、宇宙・科学分野に注目が集まる事を目指しています。
* 「Sky Canvas」はALEの登録商標です
◇高層大気・大気圏再突入データ解析
人工流れ星の観測により高層大気や大気圏再突入データが得られます。このデータは、気象と密接に関係し、中間圏を通過する多くの人工物にも影響することから、気象分野や宇宙産業の発展に有用であると予測されます。科学者や研究機関と協力し、気象予測・環境変動予測の精度向上、宇宙機の最適・安全設計等に貢献していきます。
◇ 小型人工衛星技術の研究開発
ALEは小型人工衛星技術の研究開発を行っています。現在、宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)と小型軽量な導電性テザー(EDT)を開発しています。本EDTは、日本国が重点施策に掲げるスペースデブリ対策の有効な手段の一つとして期待されています。
今後打ち上げられる人工衛星やロケットの上段等に本EDTを予め搭載することで、ミッション終了後に軌道を下げ、地球大気に突入させる事が可能です。このようなミッション終了後の廃棄/PMD(Post Mission Disposal)は、新たなデブリ発生を抑止できます。
* EDTに関するALEのプレスリリース
http://star-ale.com/news/330/2019/02/28/
* EDT開発におけるALEとの提携(J-SPARC)に関するJAXAのプレスリリース
http://aerospacebiz.jaxa.jp/topics/news/20190228_ale/
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