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文化庁
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地域固有の文化資源を活用した『メディア芸術×文化資源 分散型ミュージアム』を国内空港等10箇所程度で開催し,日本文化の魅力を発信

文化庁による,訪日観光客向けの新事業「空港等におけるメディア芸術日本文化発信事業」が開始されます

メディア芸術×文化資源 分散型ミュージアム 事務局

【 新千歳空港開催概要 】
日 時: 令和元年8月30日(金)~
場 所: 新千歳空港(北海道千歳市) 国際線ターミナル到着コンコース
内 容: アイヌ文化をテーマにNAKED(ネイキッド)がディレクション
     全長26メートルにおよぶ大型映像作品と,アイヌ文様を取り入れたコンコース窓の装飾作品を展示
公式ウェブサイト: https://jmadm.jp/
この度,文化庁では新事業「空港等におけるメディア芸術日本文化発信事業」のプロジェクトとして国内空港等10箇所程度で展開する『メディア芸術×文化資源 分散型ミュージアム』の開催を決定いたしました。

その最初の実施企画として,令和元年8月30日(金)より新千歳空港の国際線ターミナル到着コンコースにおいて,“アイヌ文化”をテーマに,全長26メートルにおよぶ大型映像作品の展示と,アイヌ文様を取り入れた窓の装飾作品を公開することを発表いたします。

本プロジェクトでは,日本各地域の土壌が育んだ豊かな文化資源をアーティスト・クリエイターたちが,その魅力を新たな視点で表現し,各地域の玄関口である空港等で展示いたします。
展示されたメディア芸術作品をきっかけに,訪日観光客を日本文化の新しい魅力に出会う旅へと促します。

新千歳空港では,クリエイティブカンパニー・NAKED(ネイキッド)によるディレクションで,「アイヌ文化」をテーマとした作品を国際線ターミナル到着コンコースで展示いたします。

動物や自然,そして,決して人間の力がおよばないあらゆる現象をアイヌの人々は「カムイ(=神)」と呼びます。カムイの宿った北海道の大自然を一枚の大きな絵(アニメーション)で描き,異国の地から訪れたお客様への歓迎の意を込め,アイヌがどのような民族なのかを表現しています。

また,コンコースの窓にはアイヌ文様を取り入れた装飾作品を施し,国際線ターミナル到着コンコースを「メディア芸術×アイヌ文化」による日本文化の魅力発信の場といたします。

 ※新千歳空港においては国際線ターミナル到着コンコース内にて公開されるため,ご利用のお客様のみご覧いただけます。予めご了承ください。その他,今後の開催空港等含め最新情報に関しましては,詳細が決まり次第随時発表いたします。

【新千歳空港における実施概要】

■テーマ:アイヌ文化
アイヌ文化は,言葉や衣食住をはじめ,信仰,工芸,芸能などにいたるまで,北海道,樺太,千島列島に先住するアイヌの人たちが独自に発展させてきた文化です。重要民俗文化財(有形/無形)に生活用具や古式舞踊などが指定されているほか,伝統的な文様や口承文芸,さらには日常生活にも浸透しているアイヌ語地名が北海道遺産に選定されています。現在,伝統的な生活様式をそのまま続けている人はいませんが,アイヌの伝統的な文化の中核は今日まで脈々と受け継がれ各地で伝承されています。

■クリエイティブ・プロデューサー:NAKED(ネイキッド)
本事業では,各空港等での実施にあたり,企画をディレクションする「クリエイティブ・プロデューサー」を配置します。新千歳空港はクリエイティブカンパニー「NAKED(ネイキッド)」が担当します。


1997年,村松亮太郎を中心に,映像ディレクター/デザイナー/CGディレクター/ライターなどが集まり設立されたクリエイティブカンパニー。メディアやジャンルを問わず,映画/広告/TV/インスタレーションなど様々なクリエイティブ活動を続ける。また,近年はプロジェクションマッピングを始めとした様々な技術や美術造作,演出を組み合わせ,光を使った空間の総合演出を手がけている。現在,自社が企画・演出・制作を手がけたイベントやショーが通算300万人以上を動員している。 

 

NAKED(ネイキッド)が「アイヌ文化」をテーマに大型映像作品及びコンコース窓の装飾作品をディレクションしました。なお,映像監修は北原モコットゥナシ※1氏(北海道大学アイヌ・先住民研究センター准教授),コンコース窓の装飾デザイン監修は文化庁長官表彰を昨年度受賞した津田命子氏(北海道大学アイヌ・先住民研究センター客員研究員/ツダスタジオ・アイヌ服飾文様研究家)によります。(※1 モコットゥナシのシは小さい字)
 


アイヌ文化をテーマにした全長26メートルにおよぶ大型映像作品 『カムイのいる世界』
■作品『カムイのいる世界(The breath of KAMUY)』

アイヌ文化では,カムイと人が常に相互に関係を持ちながらこの世界で暮らしていると考えられています。アイヌ語の「カムイ」は日本語で「神」を意味する言葉です。動物や植物,水や雷,川や山など,人間の力の及ばないさまざまな自然をアイヌの人たちは「カムイ」と呼んでいます。本作では,さまざまなカムイが宿った北海道の大自然を一枚絵にし,アイヌ語で「コタンコロ※2カムイ」と呼ばれ,村を守る特別なカムイとされているシマフクロウに導かれる物語を描き,異国の地から訪れたお客様への歓迎の意を込め,アイヌの精神文化を表現しました。また,実際にアイヌ民謡を歌われているアーティストのKAPIW&APAPPO(カピウ&アパッポ)と北原モコットゥナシ氏にご協力いただき,アイヌ民謡をベースにアイヌの民族楽器などを使用し,アイヌ民謡独特の節や発声を活かしたリミックスを行い,映像作品ともに流れます。(※2 コタンコロカムイのロは小さい字)

 


アイヌ文様を取り入れたコンコース窓の装飾作品 『100年の軌跡』
■作品『100年の軌跡(100 years of history)』解説

コンコース窓のアイヌ文様を取り入れた全長40メートルにおよぶ全面装飾は,監修いただいた津田命子氏(北海道大学アイヌ・先住民研究センター客員研究員/ツダスタジオ・アイヌ服飾文様研究家)のご自宅に保管されていた,推定100年ほど前の着物の柄がデザインのベースとなっています。この着物は日常的に着用され小さな穴や擦り切れなどの使用痕が認められる樺太アイヌの着物で「チヂリ」と呼ばれます。着物に直に絹糸で刺繍が施されていますが,絹布や絹糸を用いた例は古い資料に多くみられることから,推定100年ほど前のものと思われます。この着物は終戦の直前に樺太から北海道に引き上げた人物の子孫から津田氏が寄贈を受けたものです。

[アイヌ文様とは]
アイヌ文様は,北海道,樺太,千島列島に古くから居住してきたアイヌ民族の衣服に見られる文様です。木や骨に彫刻した男の文様と,布に刺繍した女の文様があり,それぞれ祖父や父親,祖母や母親から伝承されてきた文様構成法によって作り出されました。襟周りや袖口,裾周りに途切れなく縄文様をめぐらし,災害や病魔などを寄せ付けない魔除けの意味が込められています。19世紀以前は周縁部に置かれた布のほぼ真ん中に一本の縄文様を刺繍されていましたが,19世紀以降は曲線が加えられた渦巻き文様などが現われ,現代にみられる美しいアイヌ文様となりました。

【 新千歳空港開催概要[詳細] 】

日時 : 令和元年8月30日(金)~
     ※公開時間は新千歳空港国際線ターミナルビル開館時間に準ずる。
場所 : 新千歳空港国際線ターミナル到着コンコース内
          ※国際線ターミナル到着コンコース内にて公開されるため,ご利用のお客様のみご覧いただけます。
クリエイティブ・プロデューサー: NAKED(ネイキッド)
監修 : 映像、歌/北原 モコットゥナシ(北海道大学 アイヌ・先住民研究センター准教授)
     窓面装飾/津田命子
     (北海道大学 アイヌ・先住民研究センター 客員研究員/ツダスタジオ・アイヌ服飾文様研究家)
     楽曲/KAPIW&APAPPO(カピウ&アパッポ)   
協力:  新千歳空港ターミナルビルディング(株)
主催:  文化庁「令和元年度空港等におけるメディア芸術日本文化発信事業」

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本社所在地
東京都千代田区霞が関3丁目2番2号
電話番号
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代表者名
宮田亮平
上場
未上場
資本金
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設立
-
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