”Sustainable Forest Action(SFA)” デモデイ開催・受賞チーム決定

再造林放棄問題を、林業人材と異分野人材のオープンイノベーションで解決

BEC

一般社団法人ビジネス・エンジニアリング・センター(本社:東京都中央区、以下BEC)および株式会社Spero(本社:東京都目黒区、以下Spero)は、林野庁事業「令和元年度持続可能な森林づくりイノベーション創出事業」において、再造林放棄問題を林業人材と異分野人材のオープンイノベーションで解決する、アクセラレーションプログラム” Sustainable Forest Action(以下、SFA)”を実施しています。SFAでは、12/7(土)にデモデイが開催され、受賞チームが決定しました。

 

デモデイ終了後の集合写真デモデイ終了後の集合写真


■林業人材・異分野人材が集まり、69名・14チームが約2ヶ月間の事業開発を実施
 SFAには、69名(林業人材25名、異分野人材44名)、14チーム(東京会場8チーム、京都会場6チーム)が参加。各チームは、リーンスタートアップ等の新規事業開発のプロセスを参考にしながら、約2ヶ月間に渡って林業体験会への参加、ユーザーインタビュー、プロトタイピング等を行ってきました。

 

林業体験会・ユーザーインタビューの様子(静岡県島田市、岡山県西粟倉村にて実施)林業体験会・ユーザーインタビューの様子(静岡県島田市、岡山県西粟倉村にて実施)

スタートアップ経営者からの講演・アドバイス(左:トリプル・ダブリュー・ジャパン(株)代表取締役 中西敦士氏、(株)HACARUS代表取締役 藤原健真氏)スタートアップ経営者からの講演・アドバイス(左:トリプル・ダブリュー・ジャパン(株)代表取締役 中西敦士氏、(株)HACARUS代表取締役 藤原健真氏)

Techshop Tokyoにて、中間発表およびメンターからのフィードバックを行う様子Techshop Tokyoにて、中間発表およびメンターからのフィードバックを行う様子

京都造形芸術大学にて、中間発表およびメンターからのフィードバックを行う様子。京都造形芸術大学にて、中間発表およびメンターからのフィードバックを行う様子。


■12/7(土)に、約90名が集まりデモデイを実施
 約2ヶ月間の事業開発の成果発表の場として、12/7(土)にデモデイを開催しました。スポンサー企業からの参加者を含めて約90名の関係者が集まり、全14チームからの発表が行われました。発表に対して、投資家および林業関係者を含めた審査委員からの質疑応答が行われ、林業課題の解決や事業化に向けたディスカッション・アドバイス等が行われました。

農林水産省末松事務次官からの開会挨拶の様子農林水産省末松事務次官からの開会挨拶の様子

参加チームによる発表と、それを聴き入る参加者参加チームによる発表と、それを聴き入る参加者

発表後の審査員との質疑応答発表後の審査員との質疑応答

投資家および林業関係者で構成された審査員(左から、株式会社リバネス執行役CKO長谷川和宏氏、株式会社Darma Tech Lab代表取締役 牧野成将氏、株式会社百森共同代表 中井照大朗氏)投資家および林業関係者で構成された審査員(左から、株式会社リバネス執行役CKO長谷川和宏氏、株式会社Darma Tech Lab代表取締役 牧野成将氏、株式会社百森共同代表 中井照大朗氏)



■審査の結果、受賞3チームが決定
 審査委員による審査の結果、受賞3チームが決定しました。受賞チームには、スポンサー(ゴールドスポンサー:国土防災技術株式会社、株式会社パスコ、住友林業株式会社、シルバースポンサー:アジア航測株式会社、株式会社筑水キャニコム、株式会社ADDIX)からの協賛金による副賞として、事業開発費用(最優秀賞:100万円分、優秀賞:50万円分)が贈られました。

 

 

最優秀賞受賞チーム「森がたり」》
【チームメンバー】
上原郁磨氏(リデン株式会社 代表取締役 兼 SBテクノロジー株式会社 公共事業部 副事業部長)
小島淳史氏(自営業・フィールドワーカー)
田中優哉氏(林野庁より有志参加)

【事業概要】
環境教育に興味があるユーザーに対して、バーチャル学習、現場での伐採・造林の体験、伐採した材を加工した家具をユーザーに届けるなどのコンテンツを提供。その現場に自伐林家の森林を活用することで、自伐林家の収入をアップさせ、伐採・再造林を促す。

最優秀賞受賞チーム「森がたり」最優秀賞受賞チーム「森がたり」


《優秀賞受賞チーム「森も視守る”まもり”」》
【チームメンバー】
木下裕介氏(住友商事株式会社木材資源事業部 部長付)
石井一成氏(住友商事株式会社バイオマス原燃料部 部長付)
森下昌彦氏(株式会社NSD市場開拓事業部 事業部付部長)
向井祐貴氏(株式会社NSD市場開拓事業部 デジタルイノベーション営業部 主任)

【事業概要】
アナログでバラバラに存在する森林情報を、森林所有者が見やすく、デジタルで確認できるアプリ。個人の森林所有者が、適切な森林管理や相続・売買について、アプリ上で専門家に相談できるようになることで、再造林の放棄を防ごうとするもの。

優秀賞受賞チーム「森を視守る まもり 」優秀賞受賞チーム「森を視守る まもり 」


《優秀賞受賞チーム「森のコイン」》
【チームメンバー】
井上達哉氏(VUILD株式会社 COO)
谷茂則氏(谷林業株式会社 取締役/一般社団法人大和森林管理協会 理事)

【事業概要】
山林の価値を自動評価し、森林所有者へコミュニティ通貨「森のコイン」を発行するサービス。このサービスを通じて、地元を離れる森林所有者と林業関係者との繋がりを再構築し、誰もが地域や企業の森づくり活動に参加することができるようになる事業。

優秀賞受賞チーム「森のコイン」優秀賞受賞チーム「森のコイン」


《決勝進出チーム「ドローンでモリモリ」》
【チームメンバー】
新治良太氏(大建工業株式会社)
北野浩平氏(大建工業株式会社)
秋山菜々子氏(国土防災技術株式会社)      
尾崎智香氏(国土防災技術株式会社)
松村幹了氏(有限会社大坂林業 代表取締役)
高久正一氏(株式会社環境テクノサーブ 代表取締役)
濱田美亜氏(関東森林管理局より有志参加)

【事業概要】
国産材を有効活用した土壌改良材「DWファイバー」とドローン技術の組み合わせによって、効率的かつ低コストな造林サービスを提供し、造林放棄地のゼロ化、更には林業の黒字化を目指す。

決勝進出チーム「ドローンでモリモリ」決勝進出チーム「ドローンでモリモリ」



■今後の予定
 受賞チームについては、副賞の事業開発費用を活用しながら、1月~3月の間でプロトタイプ開発・実証実験等の事業化に向けた活動を行っていきます。BECおよびSperoは、事業化に向けた活動への支援を行いながら、林業領域におけるオープンイノベーションの要点・課題などを整理し、3月末頃に調査報告書をまとめ、一部公開する予定です。

SFAの流れSFAの流れ


本事業の詳細は下記のリリースをご参照ください。
■実施体制
 本プログラムは、林野庁の委託を受け、BECおよび株式会社SPEROが運営しております。本プログラムは下記のスポンサー・パートナーに協賛・後援いただいております。
  • 【協賛】国土防災技術株式会社、株式会社パスコ、住友林業株式会社、アジア航測株式会社、株式会社筑水キャニコム、株式会社ADDIX、株式会社百森、モノづくり日本会議、日刊工業新聞社
  • 【後援】株式会社日本政策金融公庫

SFAスポンサー一覧SFAスポンサー一覧


<本件に関するお問い合わせ>
一般社団法人ビジネス・エンジニアリング・センター 広報 中間
Mail:k-nakama@bec-japan.or.jp

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会社概要

URL
http://www.bec-japan.or.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
築地1丁目5号3番 築地K&R  TODAビル2階
電話番号
03-6264-3600
代表者名
田中哲史
上場
未上場
資本金
-
設立
2015年07月