ダイヤル・サービス本社にて「第1回『Eye Navi（アイナビ）』体験会」を実施しました

ダイヤル・サービス株式会社

2023年9月5日 10時00分

企業や自治体が運営する相談・通報の窓口代行サービスを行うダイヤル・サービス株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役：今野由梨(こんのゆり）、以下「ダイヤル・サービス」）は、当社と株式会社コンピュータサイエンス研究所（本社：福岡県北九州市、代表取締役社長：林秀美、以下「CSI」）が提供する視覚障がい者向けスマホ歩行支援アプリ「Eye Navi（アイナビ）」の体験会を実施しました。

体験会実施の背景

　ダイヤル・サービスとCSIが「Eye Navi（アイナビ）」利用者の拡大のために出展した全国の福祉機器展示会において、当事者（視覚障がいのある方）から、「アプリがあることは知っているが、使い方に自信がないので使っていない」という意見が多数寄せられたため、体験会の必要性を感じました。

　この度、大規模・定期的な体験会のプレ企画という形で、「第1回『Eye Navi（アイナビ）』体験会」を少人数で実施いたしました。

体験会の内容

　体験会実施後にインタビューが可能な視覚障がい者（弱視・全盲）5名に参加いただき、ダイヤル・サービス本社およびその周辺にて実施いたしました。

　ダイヤル・サービス本社内のセミナー室にお集まりいただき、参加者にスタッフ紹介を行った後は「Eye Navi（アイナビ）」のサービス開発・提供の経緯や今後の拡張予定をご案内しました。その後は参加者各自のiPhoneで「Eye Navi（アイナビ）」を準備いただき、スタッフと共に「Eye Navi（アイナビ）」を起動した状態で周辺（約0.5㎞）を歩きました。最後は再びセミナー室で「Eye Navi（アイナビ）」を使用しての感想をインタビュー形式で、これからの要望を座談会形式でお聞きしました。

参加者のコメント

　自分だけで「Eye Navi（アイナビ）」を試してみた時に気付かなかったアプリの機能を知ることができました。開発者に使用感を直接フィードバックできるので良かったです。「自分が歩いている周辺に、何というお店がどの方向にある」という情報を声で教えてもらえるので、街の中を歩いているんだなという感じがしていいですね。

このまま開発が進められて、私たちが使いやすいように案内の精度もどんどん進化して、長くこのアプリを使い続けることができればと思っています。

これからの体験会開催に向けて

　「Eye Navi（アイナビ）」は視覚に障がいのある方が簡単に操作でき、初めて通る道でも安心して歩くことができるサービスを目指しています。そのため、広く視覚障がいのある方に利用いただきたく、2025年までに10万ダウンロードを目標としています。

　iPhoneには視覚障がいを幅広くサポートする、様々なアクセシビリティ機能が内蔵されていますが、全ての機能を使いこなせている人は少数です。私たちは、そのような方にも「Eye Navi（アイナビ）」を使っていただきたいという思いがあり、実現のためには定期的な体験会・説明会の実施が不可欠だと考えています。

　「Eye Navi（アイナビ）」の体験会は、これからも展示会会場や公民館など、様々な場所で実施を検討しています。日程確定の際には、ダイヤル・サービスHPならびにEye Navi（アイナビ）メールマガジンなどでお知らせします。

Eye Navi（アイナビ）とは

　「Eye Navi（アイナビ）」は、スマートフォンのカメラを通じて得た画像をAIが画像認識し、目的地までの経路案内、障害物の認知、点字ブロックや信号機の色の認知を行い、リアルタイムで電子音声によって伝えるシステムです。併せて、アプリを通じて利用者の歩行経路や状況を録画できる「歩行レコーダー機能」を実装し、事故などがあった時のために活用できるようにしています。

　「Eye Navi（アイナビ）」について詳しくはこちら：https://eyenavi.jp/