中部地区最速|名古屋共立病院が200症例を達成|「ふるえ」の新治療「MRガイド下集束超音波治療(MRgFUS)」
名古屋共立病院では、2017年7月より「ふるえ」に対する集束超音波治療機器を中部地区で初導入し、本態性振戦(原因不明のふるえ)を中心に名古屋大学脳神経外科と連携し治療にあたってきました。2020年9月には薬剤難治性パーキンソン病の振戦・運動症状の緩和を目的とした治療の国内第1例目(保険収載後)を実施するなど、着実に実績を上げています。この度、「ふるえ」に対する「MRガイド下集束超音波治療(MRgFUS)」において、2024年8月1日に中部地区最速で200症例を達成*しました。
*薬事承認後の治療実績として8月1日に達成
■国内トップクラスの治療実績
現在、日本国内で「MRガイド下集束超音波治療(MRgFUS)」を導入している病院は、名古屋共立病院を含めて18施設あります。当院では、2017年の治療機器導入以来、着実に治療を行い、2024年8月1日に中部地区最速で200症例を達成しました。
なお、2016年の薬事承認以降の症例数は2,201症例*で、当院の治療実績(200症例)は国内の約1割を占めています。
*InSightec Japan 株式会社調べ(2024年8月1日時点)
■ふるえの新治療「MRガイド下集束超音波治療(MRgFUS)」について
薬物療法で十分な効果が得られない本態性振戦及びパーキンソン病のふるえ症状に対し、頭部を切開することなくMRI画像を用いて精密に治療位置を決定し、集束した超音波を使って振戦(ふるえ)の原因となる脳内の標的部位を熱凝固させる治療です。平均的な治療時間は3~4時間程度で、入院期間は治療日を含め2泊3日です。
以前は、高周波凝固術(RF)や脳深部刺激療法(DBS)などメスを使用する必要がある治療法のみでしたが、MRgFUSの登場により低侵襲な治療が可能となりました。東海3県では、名古屋共立病院が唯一この治療法を導入し、名古屋大学脳神経外科と連携し治療にあたっています。
■200症例目の治療概要
本態性振戦の症状に悩まされてこられた、70代の男性患者様(右手)に対し、超音波を10回照射し、ふるえ(振戦)症状が緩和されました。
■名古屋共立病院・集束超音波治療センター 津川隆彦副院長 コメント
名古屋共立病院では、「常に最新の先端技術を導入し、高度な専門医療を目指します」という基本理念を掲げており、「ふるえ」に対する集束超音波治療も中部地方でどこよりも先に取り入れてきました。今後も名古屋大学病院や地域の病院との連携を継続し、中部地区のFUS治療をリードしていく所存です。
名古屋共立病院・集束超音波治療センターURL:https://www.kaikou.or.jp/kyoritsu/fus/
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