アマチュア無線で子どもたちが南極・昭和基地と交信を行うイベント「こどもの日特別運用」の取材案内

※アマチュア無線の交信体験制度(体験運用)を活用することで無資格者でも参加できます。取材にいらっしゃた皆様にも体験運用をしていただけます。

報道関係各位
2023年4月19日

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

このたび、一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)では、2023年5月5日(金・祝)の「こどもの日」に、南極・昭和基地に設置されたJARLのアマチュア無線局「8J1RL」から、第64次日本南極地域観測隊員が日本の子どもたちと短波帯の電波で直接交信を行う「こどもの日の特別運用」を実施します。

東京都豊島区のJARL本部に設置した当連盟の中央局「JA1RL」には、約14,000km離れた南極・昭和基地との無線交信に挑戦するために小・中・高校生が集まる予定です。是非ご取材にお越しいただきたくご案内申し上げます。

とくに今回は、さる2023年3月22日に施行された、いわゆる「アマチュア無線の制度改革」に関連した電波法施行規則などの一部を改正する省令や関係告示などに合わせ、アマチュア無線技士の資格を持たない方でも、アマチュア無線有資格者の監督(指揮・立会い)の下で体験者(無資格者)がアマチュア無線の交信体験(体験運用)をすることができるようになりました。

JARLでは毎年同時期に、南極・昭和基地のアマチュア無線局から日本南極地域観測隊による「こどもの日の特別運用」を行い、JARL中央局からの交信チャレンジを実施してきましたが、いままでは参加者をアマチュア無線の従事者資格を持つ小・中・高校生に限定しておりました。今回の制度改革により初めて、資格をお持ちでない小・中・高校生を含めて募集を行い、アマチュア無線を通して南極との交信体験を行っていただく予定で準備を進めております。

また、電波のコンディションや時間的な余裕があれば、取材にいらっしゃたメディア関係者の方々にも交信体験をしていただく時間を設ける予定です。必要があれば当連盟会長の髙尾義則(たかお よしのり)が取材対応をさせていただきます。ご希望などございましたら、是非お聞かせください。

           ▼昨年の「こどもの日の特別運用」:全員が交信に成功しました

                      
                         記

■JARL「こどもの日の特別運用」の概要
※アマチュア無線の交信体験制度(体験運用)を活用
※取材対応は同日13時から可能です。ご希望の時間をお知らせください。

■南極との交信日時:2023年5月5日(金・祝)17:00~18:00(日本時間・予定)
※電波のコンディションの状況によっては延長もございます。

■南極側のアマチュア無線局のコールサイン:8J1RL
(一般社団法人 日本アマチュア無線連盟の社団局、昭和基地内に設置)

■南極側の運用者:第64次日本南極地域観測隊 有志

■交信チャレンジの場所:一般社団法人日本アマチュア無線連盟(JARL)本部
東京都豊島区南大塚3-43-1 大塚HTビル6階

■子供たちが交信を行うJARL中央局のコールサイン:JA1RL

■運用周波数:21MHz帯のアマチュア無線バンド

■電波型式:SSB(音声による直接交信)

■南極・昭和基地が優先して交信を行う局:
・JARLが開設する社団局において運用する小学生、中学生、高校生
・日本国内の小学生、中学生、高校生が運用する社団局(注1)
・日本国内の小学生、中学生、高校生が開設する個人局
・日本国内の空中線電力が10W以下で免許されている個人局(注2)

(注1)社団局については学校などの中に設置されているものでなくてもかまいません(たとえば、地域クラブ局の構成員となっているのであれば、その社団局のコールサインでもかまいません)。
(注2)上記1~3の局からの呼び出しがなくなった場合に優先して交信します。

「こどもの日の特別運用」は、日本国内の小学生、中学生、高校生などが5月5日にアマチュア無線による南極・昭和基地との交信を通じて、無線通信の素晴らしさを体験してもらうと共に、南極の自然科学に興味を持ってもらうことを主な目的としていますので、初めての方を優先とさせていただきます。

小学生、中学生、高校生などとは、学校教育法第一条に規定する学校に入学している方だけを指しているのではなく、次世代を担う青少年という意味で使用しているものです。 したがって、南極とぜひ交信してみたいおおむね18歳以下の人であれば交信していただけます。

当日の電波伝搬などの状況により交信できない場合もありますので、あらかじめご了承を願います。

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●現在、 小・中・高校生を対象に、JARL本部における南極・昭和基地との交信参加者を募集中です。アマチュア無線の無線従事者のほか、アマチュア無線の従事者資格をお持ちでない小・中・高校生を合わせて募集しています。ぜひ告知にご協力ください。

https://www.jarl.org/Japanese/2_Joho/News2023/2023_news-4.htm#0413

●令和5(2023)年3月22日に電波法施行規則等の一部の改正が行われました(今回の制度改正の一部については、令和5年9月に施行予定です)。これにより、ワイヤレス人材育成の裾野を広げるための、アマチュア無線の体験機会や活用機会の拡大、デジタル化の推進、免許手続の迅速化や制度の簡素合理化による申請者の負担軽減や申請処理期間の短縮、行政の効率化等がより一層進むことになります。

https://www.jarl.org/Japanese/2_Joho/News2023/2023_news-3.htm#0322

●一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)について

一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(The Japan Amateur Radio League 略称:JARL、ジャール)は、日本におけるアマチュア無線の健全な発展をはかり、あわせて、内外の無線科学、文化の向上と発展に寄与することを目的に、わが国のアマチュア無線家を主体として組織され「一般社団法人及び一般財団法人法に関する法律」に基づき設置されている法人です。

わが国のアマチュア無線活動は、大正時代に始まりました。大正15(1926)年に当時のアマチュア無線家が集まって、「日本アマチュア無線連盟(JAPAN AMATEUR RADIO LEAGUE = JARL)」を結成しました。これが今日のJARLの始まりです。

その後、太平洋戦争の勃発でアマチュア無線は停止させられましたが、終戦になるとすぐにJARLは再結成され、アマチュア無線の再開の陳情などを続けた結果、昭和27年に戦後初めてのアマチュア局が誕生しました。そしてJARLは、アマチュア無線の発展にとって必要なさまざまな活動を行うようになりました。

現在わが国には、約38万局のアマチュア局があり、世界的にもアマチュア無線が盛んな国ですが、これも戦前から戦後の今日まで多くの熱心なアマチュア無線家がJARLに集まり、協力しながら努力してきた結果です。

そして3年後の令和8(2026)年に創立100周年を迎えます。


<本件に関する報道関係のお問い合わせ先>
一般社団法人 日本アマチュア無線連盟
総務部 広報担当:大橋・宮田
電話:03-3988-8751(平日9:30~17:00)
メールアドレス:pub@jarl.org
FAX:03-3988-8771

※ご出席いただけます場合には、4日27日までにご連絡いただけますよう、お願い申し上げます。

敬具




 

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会社概要

URL
https://www.jarl.org/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都豊島区南大塚3-43-1 大塚HTビル6F
電話番号
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代表者名
森田 耕司
上場
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資本金
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設立
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