関東学院大学の学生達がラジオ局のスタジオデザインプロジェクトを開始!
〜株式会社金沢シーサイドFM設立からスタジオデザインを学生達で〜
株式会社金沢シーサイドFM本社:神奈川県、横浜市、共同代表取締役兼関東学院大学:松原勇稀、共同代表取締役:尾澤仁虎瑠は、6月1日に横浜市金沢区にコミュニティFM放送局を開局、運営をするため株式会社金沢シーサイドFMを設立した。コミュニティFM放送局とは総務省から電波が交付される基幹放送の一種で、全国に300局以上の放送局が立ち上がっている。
共同代表取締役:松原勇稀と同大学の関東学院大学建築・環境学部建築・環境学科酒谷研究室が、スタジオのデザインを手掛ける。スタジオの場所は横浜市金沢区並木にあるビアレ横浜ショッピングモール内にオープンする予定だ。
そんなラジオ局のスタジオデザインを関東学院大学建築・環境学部建築・環境学科・酒谷研究室の学生達がデザインを手掛ける。
共同代表取締役:松原勇稀と同大学の関東学院大学建築・環境学部建築・環境学科酒谷研究室が、スタジオのデザインを手掛ける。スタジオの場所は横浜市金沢区並木にあるビアレ横浜ショッピングモール内にオープンする予定だ。
そんなラジオ局のスタジオデザインを関東学院大学建築・環境学部建築・環境学科・酒谷研究室の学生達がデザインを手掛ける。
- 全く新しいメディアの在り方~コミュニティFM放送局~
現在日本では、人口減少に伴い地方衰退が問題視されている。横浜市金沢区も例外ではない。
地方衰退の大きな要因として「地域情報の過疎化」「地域間のコミュニケーションの不成立」があげられる。
テレビを見れば東京や、大阪、福岡などの中心都市と言われる情報はすぐにでも取得することができる。インターネットの普及により全世界の人と、どこにいても繋がることができるようになった。しかし、肝心の我々が住んでいる地域のおいしいお店や、観光地、特産物や、歴史など、本当に必要な地域情報を取得することが難しくなったのではないだろうか?地域に新しいお店ができても情報が伝わらない、情報が伝わらないから新しいお店を作らない、お店がないから人が出ていく。こうした循環で地域が着々と衰退の道を進んでいく。なぜ地域の情報が伝わらないのか?
それは伝えるメディアがないからだ。弊社ではこういった「地域情報の過疎化」を解決させ、まちのコミュニケーションを成立させるための放送局を開局する。また、学生が中心となり開局、運営に挑戦するのは日本で初めての取り組みだ。
- 関東学院大学建築・環境学部建築・環境学科酒谷研究室の学生たちがスタジオをデザイン
このプロジェクトの専任講師を務める酒谷粋将は1988年大阪生まれ。2011年京都大学工学部建築学科卒業、2013年同大学大学院工学研究科修士課程修了、2015年同博士課程終了。2016年日本学術振興会特別研究員PDを経て2019年より関東学院大学建築・環境学部建築・環境学科専任講師。2020年より藤原酒谷設計事務所共同主催。博士(工学)、一級建築士。建築設計、建築計画、まちづくり等を専門としている。
そんな専任講師の下で活動している酒谷研究室では、「八景市場ANNEX」という空き家改修プロジェクトに取り組んでいる。「八景市場ANNEX」では一軒家に3人の学生が住みながら、一階のキッチンやリビング等を地域の方々の交流の広場として開いている。学生たちが地域の住民や、小学生などに声をかけて一緒に壁に塗装をするなど、「八景市場ANNEXをつくるワークショップ」という自らの手で空間・場所を作る活動を通して地域コミュニティを形成している。またそれと並行して町内会の方々と一緒に未来の有るべき八景市場ANNEXの姿を探究する「八景市場ANNEXを考えるワークショップ」を行っている。地域の住民に昔の街のことを話してもらったり、自分達の街をどんな街にしていきたいのかということを話し合ったり、ゆっくり時間をかけながら対話を重ね、人々の想いを共有し、地域の未来について語り合う場となっている。
スタジオに込めた想いや、願い
スタジオを作るうえで防犯を考慮に入れて出入口を二つ確保しなければならないことや、予算が限られる中で完全な防音室を作れないため、いかにして反響音を分散させるスタジオづくりをしていくかなど数々の制約がある。そんな中でも今までにないFMラジオのスタジオづくりに挑戦すべく、シーサイドFM独自のデザインを検討している。
デザインのコンセプト
1. スタジオは並木ビアレ横浜のショッピングモール内に設ける。スタジオになるところは、一面がガラス張りになっており、外からスタジオを眺められるようなつくりになっている。周囲からよく見える環境にあることを活かしたデザインにすること。
2. 金沢シーサイドFMは金沢区の人々を繋ぐまちづくりのメディアであることから、地域の人がスタジオを見た時にインパクトを与えられるようなスタジオを考案している。目玉になるものは、スタジオとミキサー室を繋ぐ大きな「机」を設置すること。
音声メディアでありながら実際に目で見ても注目を集められるようなスタジオづくりをするつもりだ。
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