The Virtual Art City Gates、いよいよ始動開始 https://gates-art.com/
~コロナ禍を機に日本美術界の課題解決に向かう~
1993年から世界各国での展覧会運営や美術出版、企画画廊の運営などアート普及に関する幅広い事業を展開してきた株式会社麗人社(本社:大阪市北区、代表:野口和男)は、AR(拡張現実)を使ったアートプロジェクトを企画している株式会社アートマネージメント(本社:大阪市中央区、代表・金崎亮太)と共同開発したVR(仮想現実)美術館を中心とするヴァーチャル・アートシティGates(ゲイツ)を7月1日(木)に一般公開しました。
新型コロナウィルスが蔓延し始めた2020年の初め、株式会社麗人社内でCGによるヴァーチャル美術館制作の草案が生まれました。VRやARの専門家を交えてまずヴァーチャル美術館1室の制作を開始。そこに海外視点のアドバイザーとして、スペインやフランスのギャラリスト、画家に加わってもらいGates運営委員会を発足。展示室を1室から5室に増やし、それぞれの知見を活かした仮想空間におけるアートの街を作る事に構想が拡大しました。
Gatesはミュージアム(Gates Museum)を中心とした仮想空間における巨大なVRの複合施設ですが、展覧会は作品の実写真とCGの組み合わせであるため、展示そのものを常にウェブ上で入れ替えられる仕組みになっています。最近よく見かけられる360度カメラを使用した空間撮影の実写映像ではありません。現在既にゴッホやセザンヌの展覧会や日本の若手アーティストの展覧会などを開催中です。もう一つの施設、「アートストア(Gates Art Store)」で作品販売が可能な登録アーティスト数を、2022年末までには5,000名にすることを目標としており、あらゆるタイプのアーティストが作品を発表できる場にする予定です。ミュージアムではアートストアの登録アーティストから、例えば猫を描く画家だけ60人を集めた展覧会など、ユニークで多様な展覧会が開かれることになります。また隠れたアートの才能を発掘する、コンクール形式の一般公募展も予定しています。
広大な敷地には、形状が異なる5つの展示室を持つミュージアムをはじめ、ECサイトの「アートストア」、来年開館する大規模展示に適した「コンベンションセンター(Gates Convention Center)」、そしてアート情報のポータルサイトとなる「メディアセンター(Gates Media Center) 」も既に立ち並んでいます。
■Gates Museum
-3D実写映像の展覧会とは違うCGの魅力-
ここではGates運営委員会が実施する企画展だけではなく、各室の展覧会を頻繁に入れ替えることが可能であるため、展示を希望するアーティストのニーズに応える個展や団体展の開催なども可能です。様々な意匠の展示室が5つあり、全てが仮想空間なので、現実では絵画が風雨にさらされ展示が不可能な屋外の展示室も併設しています。MAPで見たい展示室、展覧会を選んで回遊し、気に入った作品があればアートストアに移動して購入することも可能。いつでもどこででも、PCやスマートフォンで気軽に様々なアートを「観て」「買って」楽しめる場を目指しています。
・ミュージアム以外に3つの施設
Gatesには中央のタワー(Gates Tower)を囲むように、ミュージアムを中心とする4つの施設が共存します。2021年はミュージアムとアートストアの稼働からスタートしていますが、前述の通り2022年中にはメディアセンター、コンベンションセンターも始動する予定です。定期的に展示が変わるミュージアムで複数の展覧会を楽しみ、お気に入りの作品と出会えば、キャプションの買物カゴアイコンから瞬時にアートストアへ移動して値段などを確認し、それをオンラインで購入できます。近い将来、メディアセンターでは美術に関する様々な知識を増やすことができ、コンベンションセンターでは、例えば100人のアーティストが同時に開催している個展フェアを訪れたり、画廊が参加する大規模なアートフェアなどを回遊することが可能になる予定です。
■Gates Art Store
-24時間、世界中からアートショッピング-
アートストアは世界のどの国からでもオーダーできるオンライン決済の機能を持ち、美術館で展示されている販売可能な作品、それ以外に登録されている作品や複製作品、作品の副産物であるアートグッズや作品集、美術書や雑誌などが購入できます(2021年中はアート作品の販売のみ)。来日しなくても日本の美術界全体を世界から総覧でき、日本の美術作品の傾向や価格帯などのリサーチもできる場を目指しています。
■Gates Media Center
-アート情報を読む、観る、聞く-
メディアセンターは、あらゆるアート関連の文字情報や画像、動画コンテンツを紹介するメディアの基地(Base)で、2022年内の開館を予定しています。質問などのやりとりができるインタラクティヴ(双方向)なオンライン文化教室の運営も近い将来の構想にあり、スマートフォンなど高齢者のIT端末使用率が高まる今、世代を問わず、移動せずに人々のアートリテラシー(アート知識の豊富さや理解能力)が高まる場を目指しています。
■Gates Convention Center
-あらゆる展示が叶う場所-
コンベンションセンターはGatesの施設内で最も広い面積を有する建造物で、2022年内の開館を予定しています。数年後には世界に向けたアートフェアなど様々な大規模国際イベントに利用される事を想定しており、イベント主催者のニーズに応じて実際の見本市会場のように細かく区切ることも可能で、グループ展や個展などにも活用できます。
・Gatesの全体像とコンセプト
コロナ禍だからということだけでなく、世界的にCO²削減 や 低・脱炭素社会への動きが高まっている今、現実の展覧会開催には欠かせない作品などの物流に関わる燃料の削減、梱包資材など廃棄物の削減、遠方への外出が困難な身障者への配慮、そしてSDGsへの取り組みにITを活用するという意味においても、展示にVRを利用する意義は大きいとGates運営委員会では考えています。しかしあくまでPCやスマートフォンなどから観る仮想映像なので、現実の美術展には到底敵いません。実物を間近で観るのと、画面を通して観るのとでは大きな差がありますが、わざわざお金を払ってまでは美術館へ行くことのない層や、街の画廊を通り過ぎる層でも気軽に美術館を覗き、そこからアートに興味を持つようになる可能性があります。こうした「アート好き」人口を増やす事こそが、日本の文化力向上に繋がるのではないでしょうか。
また、公立美術館で作品販売ができないことは日本美術界に連綿と続く課題です。50号(117x91cm)から200号(259x194cm)という大きなサイズに規定された、公立美術館での公募展(美術団体展)に多くの画家たちが出展する大きな理由のひとつは、そこで受賞し会員にまで昇格したいという思いです。また材料コストや時間もかけて仕上げた大きな作品を販売したいのも本音でしょう。しかし、ほとんどの美術館では商用利用、つまり販売してはいけないというルールがあります。一方、例えばパリの国立グランパレ美術館で開催される公募展がそうであるようにヨーロッパのほとんどの公募展では販売が可能です。ところが日本では今なお不可能なのです。
Gatesの中にあるアートストアでは、作品を世界に向けて販売する事が可能です。特に富裕層が家に大きな作品を飾る慣習のある国へ配信できれば、日本では売れなくても購入者が生まれる可能性はあります。何万人もいるアーティストのアトリエで増え続ける、大きな作品が眠ったままであるという問題解決のために、このバイリンガル仕様のECサイトが少しでも役立つのではないかということも、Gates運営委員会の目的のひとつです。
Gates運営委員会の母体である株式会社麗人社は、Gatesとリンクする地方の廃校を利用した作品の倉庫業、地域の活性化を目的とした体育館でのVRではないリアルな展覧会運営なども視野に入れています。美術界には課題が山積していますが、これらの実現がその打開策になるよう推進していきます。
Gatesはミュージアム(Gates Museum)を中心とした仮想空間における巨大なVRの複合施設ですが、展覧会は作品の実写真とCGの組み合わせであるため、展示そのものを常にウェブ上で入れ替えられる仕組みになっています。最近よく見かけられる360度カメラを使用した空間撮影の実写映像ではありません。現在既にゴッホやセザンヌの展覧会や日本の若手アーティストの展覧会などを開催中です。もう一つの施設、「アートストア(Gates Art Store)」で作品販売が可能な登録アーティスト数を、2022年末までには5,000名にすることを目標としており、あらゆるタイプのアーティストが作品を発表できる場にする予定です。ミュージアムではアートストアの登録アーティストから、例えば猫を描く画家だけ60人を集めた展覧会など、ユニークで多様な展覧会が開かれることになります。また隠れたアートの才能を発掘する、コンクール形式の一般公募展も予定しています。
広大な敷地には、形状が異なる5つの展示室を持つミュージアムをはじめ、ECサイトの「アートストア」、来年開館する大規模展示に適した「コンベンションセンター(Gates Convention Center)」、そしてアート情報のポータルサイトとなる「メディアセンター(Gates Media Center) 」も既に立ち並んでいます。
■Gates Museum
-3D実写映像の展覧会とは違うCGの魅力-
ここではGates運営委員会が実施する企画展だけではなく、各室の展覧会を頻繁に入れ替えることが可能であるため、展示を希望するアーティストのニーズに応える個展や団体展の開催なども可能です。様々な意匠の展示室が5つあり、全てが仮想空間なので、現実では絵画が風雨にさらされ展示が不可能な屋外の展示室も併設しています。MAPで見たい展示室、展覧会を選んで回遊し、気に入った作品があればアートストアに移動して購入することも可能。いつでもどこででも、PCやスマートフォンで気軽に様々なアートを「観て」「買って」楽しめる場を目指しています。
それぞれの展示室は約1,000平方メートル(参考:六本木・国立新美術館の1室が1,000平方メートル)をイメージしています。現在の通信システムは4Gが中心であるため、現状は読み込み時間の関係上、各室60点までの展示となっていますが、5Gが主流になると言われる2022~2023年には、各室300点の展示が可能となる予定です。
・ミュージアム以外に3つの施設
Gatesには中央のタワー(Gates Tower)を囲むように、ミュージアムを中心とする4つの施設が共存します。2021年はミュージアムとアートストアの稼働からスタートしていますが、前述の通り2022年中にはメディアセンター、コンベンションセンターも始動する予定です。定期的に展示が変わるミュージアムで複数の展覧会を楽しみ、お気に入りの作品と出会えば、キャプションの買物カゴアイコンから瞬時にアートストアへ移動して値段などを確認し、それをオンラインで購入できます。近い将来、メディアセンターでは美術に関する様々な知識を増やすことができ、コンベンションセンターでは、例えば100人のアーティストが同時に開催している個展フェアを訪れたり、画廊が参加する大規模なアートフェアなどを回遊することが可能になる予定です。
■Gates Art Store
-24時間、世界中からアートショッピング-
アートストアは世界のどの国からでもオーダーできるオンライン決済の機能を持ち、美術館で展示されている販売可能な作品、それ以外に登録されている作品や複製作品、作品の副産物であるアートグッズや作品集、美術書や雑誌などが購入できます(2021年中はアート作品の販売のみ)。来日しなくても日本の美術界全体を世界から総覧でき、日本の美術作品の傾向や価格帯などのリサーチもできる場を目指しています。
■Gates Media Center
-アート情報を読む、観る、聞く-
メディアセンターは、あらゆるアート関連の文字情報や画像、動画コンテンツを紹介するメディアの基地(Base)で、2022年内の開館を予定しています。質問などのやりとりができるインタラクティヴ(双方向)なオンライン文化教室の運営も近い将来の構想にあり、スマートフォンなど高齢者のIT端末使用率が高まる今、世代を問わず、移動せずに人々のアートリテラシー(アート知識の豊富さや理解能力)が高まる場を目指しています。
■Gates Convention Center
-あらゆる展示が叶う場所-
コンベンションセンターはGatesの施設内で最も広い面積を有する建造物で、2022年内の開館を予定しています。数年後には世界に向けたアートフェアなど様々な大規模国際イベントに利用される事を想定しており、イベント主催者のニーズに応じて実際の見本市会場のように細かく区切ることも可能で、グループ展や個展などにも活用できます。
・Gatesの全体像とコンセプト
Gates 全体の敷地面積は30,000平方メートル。緑が多く中央にランドマークとして高さ80mのGates Towerがそびえています。実際はまるでワープのようにWeb上で瞬時移動するのですが、それぞれの建物がこの距離感で存在している想定です。
コロナ禍だからということだけでなく、世界的にCO²削減 や 低・脱炭素社会への動きが高まっている今、現実の展覧会開催には欠かせない作品などの物流に関わる燃料の削減、梱包資材など廃棄物の削減、遠方への外出が困難な身障者への配慮、そしてSDGsへの取り組みにITを活用するという意味においても、展示にVRを利用する意義は大きいとGates運営委員会では考えています。しかしあくまでPCやスマートフォンなどから観る仮想映像なので、現実の美術展には到底敵いません。実物を間近で観るのと、画面を通して観るのとでは大きな差がありますが、わざわざお金を払ってまでは美術館へ行くことのない層や、街の画廊を通り過ぎる層でも気軽に美術館を覗き、そこからアートに興味を持つようになる可能性があります。こうした「アート好き」人口を増やす事こそが、日本の文化力向上に繋がるのではないでしょうか。
また、公立美術館で作品販売ができないことは日本美術界に連綿と続く課題です。50号(117x91cm)から200号(259x194cm)という大きなサイズに規定された、公立美術館での公募展(美術団体展)に多くの画家たちが出展する大きな理由のひとつは、そこで受賞し会員にまで昇格したいという思いです。また材料コストや時間もかけて仕上げた大きな作品を販売したいのも本音でしょう。しかし、ほとんどの美術館では商用利用、つまり販売してはいけないというルールがあります。一方、例えばパリの国立グランパレ美術館で開催される公募展がそうであるようにヨーロッパのほとんどの公募展では販売が可能です。ところが日本では今なお不可能なのです。
Gatesの中にあるアートストアでは、作品を世界に向けて販売する事が可能です。特に富裕層が家に大きな作品を飾る慣習のある国へ配信できれば、日本では売れなくても購入者が生まれる可能性はあります。何万人もいるアーティストのアトリエで増え続ける、大きな作品が眠ったままであるという問題解決のために、このバイリンガル仕様のECサイトが少しでも役立つのではないかということも、Gates運営委員会の目的のひとつです。
Gates運営委員会の母体である株式会社麗人社は、Gatesとリンクする地方の廃校を利用した作品の倉庫業、地域の活性化を目的とした体育館でのVRではないリアルな展覧会運営なども視野に入れています。美術界には課題が山積していますが、これらの実現がその打開策になるよう推進していきます。
■Gates URL:https//gates-art.com
■本件に関するお問い合せ先
Gates 運営委員会 担当:政木 info@gates-art.com
〒530-0001 大阪市北区梅田 1-1-3 大阪駅前第 3 ビル 28F 株式会社麗人社内
TEL:06-6345-9950 受付時間:土日祝日を除く10:00〜18:00
■株式会社麗人社について
ヨーロッパやアジアを中心に、日本のアートを紹介する展覧会を世界各国で27年にわたり開催、約15,000点の美術作品を取り扱う。「美術屋・百兵衛」などの美術雑誌や美術書籍を発行する傍ら、東京・日本橋でコマーシャルギャラリーも運営。
代表者:代表取締役 野口和男 創業:1993年12月 URL:https// www.reijinsha.com
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