ブレンボがSENSIFY™を発表

ドライビングに新感覚をもたらす業界初、人工知能(AI)搭載インテリジェントブレーキシステム

2021年10月25日、ステッツァーノ（ベルガモ州、イタリア）―本日ブレンボは、新たなブレーキシステム、SENSIFY™を発表しました。ブレンボが世界に誇るブレーキと、AIを統合した先進的なインテリジェントブレーキシステムです。

SENSIFY™は、ブレーキキャリパー、ブレーキディスク、摩擦材など現行のブレンボ製品にデジタル技術とAIを組み合わせることで、ソフトウェア、予測アルゴリズム、データ管理を含む、柔軟かつ画期的なプラットフォームを構築し、ブレーキシステムをデジタル制御します。

SENSIFY™では、ブレーキシステムはもはやパーツの集合体ではなく、ひとつの生態系として能動的な役割を人工知能とソフトウェアが担います。データを収集することで、ドライビング体験をより快適にし、システムを常に最新の状態に更新します。

 

ブレンボのCEO、ダニエレ・スキラッチ氏は語ります。「SENSIFY™の誕生により、弊社はブレーキシステムの可能領域を広げるとともに、ドライバーの皆さんに、より快適な走りと自分好みのブレーキレスポンスを楽しんでいただけるよう全く新しい機会を提供できると思っています。皆さんが求めている安らぎをSENSIFY™で体感していただけます。弊社のビジョン­Turning Energy into Inspiration­、それをフルに反映するのがSENSIFY™であり、また一つ大きな前進を経て、自動車産業に対し最先端で革新的、インテリジェントで持続可能な新技術を提供し続けてまいります。」

SENSIFY™という名称は、人間が外部信号や刺激を感じ取る能力であるSENSE（感覚）と、製品と車両をシンプルに調和させる意味のSIMPLIFY（単純化）を組み合わせた造語です。

名が表すように、SENSIFY™は常に2つの世界の素晴らしさを与えてくれます。走る楽しさと、安全性。直感的な高レスポンスとなめらかさ。ドライバーが必要としたその時に、高いコントロール性と期待どおりの性能を発揮します。

SENSIFY™はブレンボのこれまでの企業文化と専門知識から生まれました。最高品質のブレーキの設計に、タイヤ毎の制御が可能なデジタルブレインとセンサーを搭載し組み合わせることで、ハンドリングの精度を高めパフォーマンスと信頼性も向上させた、SENSIFY™ならではのドライビング体験を提供します。

 

より持続可能なブレーキ技術であることもSENSIFY™の特長です。タイヤ毎にブレーキ制御を最適化し、ブレーキパッドとブレーキディスク間で発生する引きずりトルクを低減させる事により、排出物の量を最小限に抑えます。

さらに、SENSIFY™はカーメーカーにとって柔軟な設計を可能にしまた、電気自動車・エンジン車両を問わず採用可能である事により、高級スポーツカーからシティーカー、あるいは最新の商用車までも可能性を広げます。
 

 

SENSIFY™の発売は2024年初頭を予定しています。
画像や動画をチェックするにはこちらからどうぞ：www.mediakit.brembo.com

ブレンボについて
ブレンボは、自動車両用ブレーキ技術の開発で世界的な定評を誇るトップメーカーです。世界各国の乗用車、業務用車両、バイクの大手一流メーカーに高性能のブレーキシステムを供給するほか、クラッチをはじめとするサーキット仕様のパーツも手がけています。レース界でも実績は業界トップで、世界タイトルの獲得は500回を超えています。現在、世界3大陸15ヵ国に計26ヵ所の製造拠点・事業所を展開し、総従業員数は1万1千人以上、そのうちの約10%がエンジニア・製品スペシャリストとして研究開発に携わっています。2020年の総売上高は22億860万ユーロです（2020年12月31日）。ブレンボは、ブレンボ（Brembo）、ブレコ（Breco）、AP、バイブレ（Bybre）、マルケジーニ（Marchesini）、SBS（SBS Friction）の各ブランドを所有し、APレーシング（AP Racing）ブランドでの事業も展開しています。


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Monica Michelini – Product Media Relations, Brembo SpA
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