日本語文法の巨人 三上章が生誕120年 不朽の名著を特別仕様で重版
三上章の生誕120年と、代表作『象は鼻が長い ―日本文法入門』の第40刷を記念して、全帯(ダブルカバー)の特別仕様で重版
言語学者の三上章は1903年1月26日生まれで、生誕120年を迎えます。
代表作である『象は鼻が長い ―日本文法入門』(1960年初版刊行)は、日本語における主語の存在を問い直し、日本語の「は」の本質を論じています。現在にいたる日本語研究に大きな影響をもたらし、このたび第40刷となりました。
これらを記念し、生前の三上章の写真と初版の書影を含めてデザインした全帯(ダブルカバー)の特別仕様で、重版を刊行しました。全国の書店や大学生協などで販売します。
- 著者プロフィール
三上 章(みかみ あきら) 1903年 - 1971年
広島県高田郡上甲立村(現安芸高田市)に生まれる。東京大学工学部建築科卒業。大阪府立八尾高等女学校(現山本高等学校)講師、武庫川女子大学講師などを経て、1965年に大谷女子大学教授に就任。1970年、ハーバード大学に招かれて渡米。1960年、「構文の研究」で東洋大学から学位授与。著書に『象は鼻が長い ―日本文法入門』、『文法教育の革新』、『日本語の構文』、『日本語の論理 ―ハとガ』、『文法小論集』、『現代語法序説 ―シンタクスの試み』、『現代語法新説』『続・現代語法序説 ―主語廃止論』、『構文の研究』など。
- 商品概要
『象は鼻が長い ―日本文法入門』
著:三上章
定価:2,420円(本体2,200円+税10%)
初版刊行:1960年10月30日
判型:B6判/272ページ
ISBN:978-4-87424-117-2
発行:株式会社くろしお出版
目次など詳細情報(くろしお出版ウェブサイト)
https://www.9640.jp/book_view/?117
- 『象は⿐が⻑い ―⽇本⽂法⼊⾨』』関連書評など
三上章「象は⿐が⻑い」 「ハ」に潜む他者からの問い|好書好日(朝日新聞社)
https://book.asahi.com/article/14367259
「象は⿐が⻑い」の謎-⽇本語学者が100年戦う⼀⼤ミステリー|ゆる⾔語学ラジオ
https://www.youtube.com/watch?v=yzTqAU_kiKM
- くろしお出版について
言語学・日本語学の専門書や、日本語テキストなどを刊行している出版社。1948年創業。出版ジャンルは、初年次教育、日本語教材、日本語教育、日本語学、言語学・英語学、英語教育・英語学習、言語習得、言語政策など。 主な刊行物に、『象は鼻が長い』、『日本語文型辞典』、『上級へのとびら』、『知へのステップ』、 「謎解きの英文法」シリーズなど。
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