消印の中に「お蚕さま」と「生糸」が登場!長野県岡谷郵便局の風景印が33年ぶりにリニューアル
「地域の魅力発信につなげたい」郵便局職員と岡谷市が協力して作った風景印は、カイコや生糸が描かれている全国的にもめずらしいものとなった。
長野県岡谷市は明治から昭和にかけて輸出生糸生産量で世界一を誇り、欧米から「SILK OKAYA」、国内では「糸都(しと)岡谷」と呼ばれたシルクのまち。製糸業で栄えた歴史と文化を継承し、「新しいシルク文化が生まれるまち」を目指している岡谷で、地域が誇る「お蚕さま」と「生糸」が描かれた新しい風景印が誕生した。
長野県岡谷市の岡谷郵便局が、日本郵政グループ150周年を迎えたことを記念して、11月1日から「風景印(風景入通信日付印)」のデザインを33年ぶりにリニューアルした。風景印(ふうけいいん)とは、その地域の名所や特産物などを描いた消印のことで、全国各地の郵便局がそれぞれ特色ある風景印を開発して使用している。
岡谷郵便局の青木修一局長より風景印と記念台紙を贈られた岡谷市の今井竜五市長は「やられた!全部入っていますね!」と感嘆の声をあげた。限られた消印サイズの中に、天竜川の源泉の諏訪湖釜口水門から望む八ヶ岳、市花のツツジ、そしてカイコと桑の葉、繭、生糸があしらわれたデザインになっている。
岡谷は明治から昭和にかけて輸出生糸生産量で世界一を誇り、欧米から「SILK OKAYA」、国内では「糸都(しと)岡谷」と呼ばれたシルクのまち。今回、風景印にはめずらしい「SILK OKAYA」という文字も組み込まれている。
製糸業で栄えた歴史と文化を継承している岡谷では、カイコを「お蚕さま」と呼んで大切に敬っている。青木局長は新しい風景印にこの「お蚕さま」をぜひ組み込みたいと考え、自ら岡谷蚕糸博物館の髙林千幸館長を訪ね、本物のカイコを観察し、眼状紋(がんじょうもん)、気門(きもん)、尾角(びかく)などカイコの体の構造をできるだけ再現するようにした。
「地域の魅力発信につなげたい」との思いで、郵便局職員と岡谷市が協力し合って作ったデザインで、カイコや生糸が描かれている風景印は全国的にも非常にめずらしいものとなった。
11月1日の日付入り風景印の押印を申し込む「郵頼」が、全国から700通以上あった。風景印は、岡谷郵便局の窓口で申し出があった場合に押印する。郵送での押印依頼にも対応している。
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