大阪の押出機専業メーカーのテクノベル、自社HPにて押出技術の情報発信を開始〈Extrusion Academy〉

弊社ウェブサイトにて、二軸押出機や多軸押出機、単軸押出機を中心とした押出技術に関連する技術情報の発信を新たに開始しました。押出成形技術の基本知識から、技術者向けの専門的な知識まで幅広く紹介致します。

株式会社テクノベル

2024年10月22日 13時37分

テクノベルは、世界中のお客様の技術開発に貢献するために、押出のイノベーションの中心地となることを目指し、最先端のプロセスに対応できる革新技術を開発しています。

事業の一環として、弊社公式HPにて、押出技術に関連する技術情報の発信を開始しました。

押出成形技術の基本知識から、専門的な知識まで幅広く紹介致します。

今後も技術の情報の発信を継続いたしますので、是非ご覧いただけますと幸いです。

掲載されている技術情報　

各項目について、それぞれの技術ページにて詳細に解説しております。

こちらでは技術情報の一部を紹介しています。

興味のある技術情報がありましたら、青字をクリックすると各技術ページをご覧いただけます。

押出成形とは

押出成形は、樹脂を加熱して溶融させ、その溶融樹脂を強制的に押し出して連続的な形状物を成形する製造プロセスです。途切れることなく連続して行われるため、特にチューブ、パイプ、シート、フィルムなど、長さに制限のない製品の成形に適しています。他の樹脂成形法と大きく異なる点は、連続的な製造が可能であること、成形の過程で樹脂を金型内で冷却・固化させないことです。

Webサイト：https://www.technovel.co.jp/2314/

押出機は、主に材料を連続的に押し出すための機械で、プラスチックやゴム、食品、金属など様々な材料の加工に用いられます。押出機は、回転するスクリューを使って高い剪断力を発生させ、ゴムやプラスチックなどの高粘度材料を均一に混練できる装置です。さらに、混練中の温度を精密に制御できるため、材料の溶融や化学反応を正確にコントロールでき、プラスチック成形や食品加工など幅広い用途に対応します。また、ダイを通して特定の形状に成形することも可能で、多様な製品の連続生産に適しています。

Webサイト：https://www.technovel.co.jp/2353/

二軸押出機とは

二軸押出機は、2本のスクリューを持つ押出機で、主に材料の混練・溶融・反応・成形プロセスに使用されます。特に、同方向完全嚙合型の二軸押出機は、スクリューが複雑な動きをしながら材料を前進させ、同時に強力に混練することができるため、高度な材料処理に優れた性能を発揮します。

Webサイト：https://www.technovel.co.jp/2798/

二軸押出機の付帯設備

二軸押出機には付帯設備が欠かせません。それぞれの付帯設備には多様な特徴があります。フィーダーは原材料を安定して供給し、スクリーンチェンジャーは異物を除去、ギアポンプは圧力と流量を安定化さます。冷却装置は成形後の材料を冷却し、ペレタイザーは材料を粒状に切断する特徴があります。

Webサイト：https://www.technovel.co.jp/2454/

二軸押出機における同方向と異方向の違い

同じ二軸押出機といえど、同方向型のと異方向型の二軸押出機があります。回転方向が異なり、スクリュ形状も変わることにより、両装置の特徴も大きく異なります。ともに、単軸押出機と比較しても、材料の推進作用が大きく、材料の混合能力に優れています。

Webサイト：https://www.technovel.co.jp/2490/

二軸押出機での分散混合・分散混合

押出機における混練作用は、ポリマーを可塑化・溶融し、異種ポリマー、フィラー、添加剤を加え、均一な混練物を得る操作です。その混練時に起こる状態は分散混合と分配混合の２つの混合形態に分かれます。フィラーやポリマーゲルを細かく分散させる分散作用と混練物を混ぜて組成の均一化を行う分配作用の二種類の作用があります。この二つの作用がバランスよく適切に行われることにより、異種ポリマーやフィラーを加えた均一な混練物を得ることができます。