“大人になれなかった” すべての大人たちへ——。 絵画の世界から転身した新鋭・板橋知也監督が、自身の原風景で描く初老たちの“子供返り”狂想曲. 映画『ひみつきちのつくりかた』
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2025 コンペティション部門選出、ワールドプレミア上映決定!

この度、絵画コンクールでの多数の受賞歴を持つ異色の新鋭・板橋知也監督の長編デビュー作
『ひみつきちのつくりかた』が、若手映像クリエイターの登竜門として知られる
「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2025」のコンペティション(長編部門)に正式出品され、
ワールドプレミア(世界初上映)としてお披露目されることが決定した。
また、2025年8月1日(金)よりシモキタ-エキマエ-シネマ『K2』にて劇場公開されることも決定している。
本作は、友の突然の死をきっかけに再会した、全く違う人生を歩んできた初老の男4人組が、少年時代に夢見た「ひみつきち」作りに没頭する物語。「大人になりきれなかった私」という監督自身の内面を4人の登場人物に投影し、「何歳になっても、心の奥底に宿る子供の側面」という普遍的なテーマに挑みます。全編、監督が幼少期を過ごした東京都あきる野市で撮影を敢行。記憶の断片を拾い集めるように自身の原風景を切り取り、パーソナルでありながら、観る者のノスタルジーを強く刺激する作品を完成した。
監督の板橋知也は、「WE LOVE トンボ」絵画コンクール金賞などの受賞歴を経て映画界へ。短編『ある母』(2020年)で門真国際映画祭2020最優秀脚本賞を受賞するなど、その物語を紡ぐ力は既に高い評価を得ている。
主演には、インディペンデント映画界で唯一無二の存在感を放つ廣末哲万をはじめ、藤田健彦、佐藤貢三、もりたかおといった実力派俳優が集結。彼らの悲哀とユーモアに満ちたアンサンブルが、本作の大きな見どころとなっている。

《STORY》
大人になってしまった僕たちは、もう子供の頃には戻れないのかもしれない。
都内アパートの一室、50歳を迎えた佐藤がスパゲッティに頭を突っ込み急死を遂げる。
佐藤の小学校時代からの旧友である山上は葬式に参列するため地元へ帰省すると、同じく旧友の
御手洗(みたらい)、工藤、豊永と再会する。同じ町で少年時代を過ごしながらも、全く違う人生を
歩んだ4人の初老たち。
葬式の合間に昔話に花を咲かせていると、工藤が1冊の大学ノートを取り出す。そこに描かれていたのは、佐藤が小学生の頃に書いた『ひみつきち建設計画』。その夏、彼らは忘れていた子供心を取り戻そうと、あの頃に夢見た“ひみつきち”を建て始める。しかし、彼らの目の前には様々な“大人の事情”が立ちはだかり……。

【監督プロフィール】
板橋 知也(Tomoya Itabashi)
1994年生まれ、東京都出身。東放学園映画専門学校映画制作科卒業。
学生時代に「WE LOVE トンボ」絵画コンクール金賞、世界絵画大賞展優秀賞などを受賞後、映画制作の道へ。2016年に短編映画『SAUDADE』でTUJフィルムフェスティバル金賞を獲得。2020年の短編映画『ある母』では門真国際映画祭2020最優秀脚本賞、第6回立川名画座通り映画祭グランプリ、第26回函館港イルミナシオン映画祭2020 第3回ショートムービーコンペティション観客賞の受賞など、国内の映画祭で高い評価を得る。本作『ひみつきちのつくりかた』が初の長編監督作品となる。
《監督コメント》
この度は監督作『ひみつきちのつくりかた』がSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2025のコンペティションに選出されまして大変嬉しく思います。
SKIPシティさんはずっと前から憧れの映画祭の一つでしたので、まさかノミネートいただけるとはと 連絡をいただいた時に飛び起きました。
今作は観た後にホッコリ?または感慨深い?様な後味を残してくれますが、映画というエンターテイメントとしてもしっかり意識し、楽しめる作品になっていると思います。
見所としてはやはり俳優さん達です。脚本の段階では全く違う人物像を描いていましたが、
彼らが素晴らしくて途中当て書きをしたほどです。演技力はもちろん言わずもがな、“演技の上手さ”
だけでは到達できない素晴らしい何かがある方達でした。こんな風にキャラクターが魅力的な作品を
作ってみたかったと思える作品が出来上がっております。
内容に関しては、あまり押し付けがましく作品の“食べ方”を説くことは個人的には好きではないので
多くを語ることは控えますが、唯一願うことは、観ていただく方にはあまり難しいテーマや意義みたいなものを捉えようとせず、ただスクリーンの中で生きる人物達のことをちょっと考えてみたり
(もしくは考えなかったり...)していただき、そして観た後副産物としてちょびっとでも何かが皆様の心に残っていただけることです。それだけでも僕にとっては大成功/大収穫です。
映画祭での上映、もうすでに心臓が口から出そうなぐらい緊張しておりますが、同時にとてもワクワクしております。
8月には下北沢のシモキタ - エキマエ - シネマ『K2』さんで上映もされますので、そちらの方もぜひ足を運んで4人のおじさんたちと素敵な夏休みを送ってください。
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2025
映画『ひみつきちのつくりかた』ワールドプレミア上映情報
上映部門: コンペティション(長編部門)
上映日時: 2025年7月22日(火)17:00~
上映会場: SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ 映像ホール
登壇者(予定): 板橋知也(監督)、木寺 響(花梨役)、恵水流生(プロデューサー)
※登壇者は予告なく変更になる場合がございます。(舞台挨拶又はQAに登壇予定)
※マスコミ取材については、詳細が決まり次第ご案内いたします。取材をご希望の場合はお問い合わせください。

【作品情報】
映画『ひみつきちのつくりかた』
【キャスト】
廣末哲万 藤田健彦 佐藤三貢 もりたかお
木寺 響 惣角美榮子 白畑真逸 萱沼愛佳 高良万春美
いわたまあり 石川翔鈴
【スタッフ】
監督・脚本: 板橋知也
プロデューサー: 恵水流生
撮影・編集: 板橋知也
録音・MA: 鈴木貴之
メイク: 香坂寛子
音楽: 石川泰昭
製作・配給: emir heart Inc.
2025年 / 日本 / 109分 / カラー / 4:3 / ステレオ
コピーライト: © 2025 emir heart Inc.
公開表記: 8月1日(金)よりシモキタ-エキマエ-シネマ『K2』にて公開!
公式X (旧Twitter): @himitsukiti0801 (https://x.com/himitsukiti0801)
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